なかよしブックとは、講談社『なかよし』の附録のB6判総集編のシリーズの名前です。楳図だけではありません。ともあれ、全貌はまだ分からないですが、分かっているぶんだけ年代順に掲げます。発売日は、月号数の一ヵ月前1〜3日ごろ。
中島利行 | 『ほたるの光』 | 1966年3月 | 130頁× |
楳図かずお | 『へびおばさん』 | 1966年8月 | 130頁 |
『キューポラのある街』 | 1966年9月 | × | |
長谷川一 | 『あらしが丘』 | 1966年10月 | 98頁 |
中島利行 | 『なみだは海に流れる』 | 1966年11月 | 130頁 |
楳図かずお | 『きつねつき少女』 | 1966年12月 | 130頁 |
楳図かずお | 『きつねつき少女』完結編 | 1967年 1月 | 130頁 |
楳図かずお | 『赤いちょうの少女』 | 1967年お正月増刊号 | 130頁× |
中島利行 | 『レッツゴー!若大将』 | 1967年2月 | × |
楳図かずお | 『ママがこわい』 | 1967年3月 | 130頁 |
楳図かずお | 『夜がこわい』 | 1967年4月 | 130頁 |
松井由美子 | 『ウィーン合唱少年団 浜千鳥の歌』 | 1967年3月 | × |
楳図かずお | 『まだらの少女』 | 1967年7月 | 194頁 |
楳図かずお | 『こわいまんが特集』 「のろいの面」 「赤い服の少女」 「狐がくれた木の葉っぱ」 | 1967年8月 | 130頁 |
楳図かずお | 『ねこ目の少女』 | 1967年9月 | 130頁 |
楳図かずお | 『まぼろしの火が消える』 | 1967年9月増刊号 | 130頁 |
松尾美保子 | 『椿姫』 | 1967年10月 | × |
楳図かずお | 『生き人形』 | 1967年11月 | 194頁 |
楳図かずお | 『すきすきすき!』 「きらいきらい」 | 1967年12月 | 130頁 |
松本零士 | 『白夜のリンナ』 | 1967年12月 | × |
楳図かずお | 『紅ぐも少女』 | 1968年1月 | 194頁 |
楳図かずお | 『ねむり少女』 | 1968年1月増刊号 | 130頁× |
松井由美子 | 『ウィーン合唱少年団 ふたりのワルツ』 | 1968年2月 | × |
『奥さまは魔女』 | 1968年2月 | × | |
楳図かずお | 『へび少女』 | 1968年3月 | 194頁× |
注: 頁数は、当該書に記されたページノンブルにより記載しました。このページ数は、前表紙・前表紙見返をそれぞれ1頁、2頁と数え、実質の本文は3頁からノンブルが振られています。故に、実頁数は、本表の記載から2頁分を引いた数になります。
このなかよし文庫を元にして、秋田書店サンデーコミックスが作られる。
『キツネ目の少女』(『きつねつき少女』)サンデーコミックス 『人形少女』『百本めの針』と並んで、表紙がワク無しのサンデーコミックスのシリーズ。
(左)「昭和60年12月1日 初版発行/昭和61年12月10日再版発行」
(右)「昭和60年12月1日 初版発行/平成8年2月20日5版発行」
左は『虹』。右はデーコミ(47頁)。
[左] デーコミ97頁右上のコマ。デーコミ時の後補の例。見ただけで、後の絵柄と分るでしょう。
『なかよし』掲載時に、『虹』は全面トレース(描き直し)され、デーコミ出版時に部分的に補筆されている(左中のコマ)。
[右] 『なかよし』の当該コマ。