凡例	楳図かずおの、マンガ作品、イラスト作品などを、年毎に分け、ほぼ年代順に並べた。 作品名のほか、［初出］、［所収］、［備考］の項目を設けた。 ×の印のある作品・所収本は、実見してないものです。既存の目録や間接的な情報によります。 [詳しい凡例をみる]

年代		奈良の実家時代	[1955年] [1960年]
		上京、貸本マンガ時代	[1963年] [1964年]
		大手版元多作時代	[1965年] [1966年/恐怖] [1967年] [1968年/ほくろ]
		小学館一本時代	[1969年 /おろち] [1970年 /イアラ] [1972年 /漂流] [1976年 /まこと] [1982年 /真悟] [1986年 /神の左手] [1990年 /14歳]
		現在は休筆中	[1996年〜]

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1955（昭和30 / 18〜19歳）[top]

• 森の兄妹
  初出: (1)トモブック社(長編漫画4) 6月25日　 [単行本 B6上製96頁] (1955.0625)
  所収:
  (2)『楳図かずお初期作品集』中野書店 1982
  (3)『森の兄妹 底のない町』小学館クリエイティブ 2005
  備考:
  水谷武子と共著。

  「山路一雄」「ウメヅカズヲ」名儀。「ウメヅカズヲ」（背表紙、見返）、「山路一雄（やまじかずお）」（本文中）、「ウメズカズオ」（刊記）と表記は一定しない。

  巻末に貼り刊記（別紙に印刷した刊記を本体に貼付したもの）があり「長編漫画（４）森の兄妹／昭和三十年六月二十日 印刷／昭和三十年六月廿五日　発行　定価一〇〇円／（検印、ニワトリに「楳図」の印）／著者　ウメズカズオ／水谷武子／（以下略）」。

  トモブック社はディズニー漫画などを中心に児童向け漫画を刊行した版元で、貸本屋以外に一般書店にも配本された。

  本書は国会図書館にも納本され、受入印の年記に「30.7.1」とある。そもそもトモブック社は刊行書のほとんどを刊記の年月日からあまり時をおかずに納本しているから、本書の刊行・発売が刊記の年記と大幅に違っているとは考えにくい。

  
  

• 別世界
  初出: (1)トモブック社(傑作面白漫画52) 9月5日　 [単行本 B6上製128頁] (1955.0905)
  所収:
  (2)『楳図かずお初期作品集』中野書店 1982
  (3)『別世界 幽霊を呼ぶ少女』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  単独デビュー作品。

  「ウメヅカズヲ」名儀。「ウメズカズヲ」（背表紙）、「ウメヅカズヲ」（前表紙、前後見返、扉、あとがき）、「ウメズ・カズオ」（貼り刊記）と表記は一定しない。

  貼り刊記に「傑作面白漫画（52）別世界／（検印、ニワトリに「楳図」の印）／昭和三十年九月一日 印刷／昭和三十年九月五日 発行　定価一三〇円／著者　ウメズ・カヅオ／（以下略）」。

  国会図書館納本の受入印の年記に「30.9.15」とある。

  
  

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  1956（昭和31 / 19〜20歳）[top]

• 吉野のあらし
  初出: (1)『大和タイムス』3月17日〜9月5日刊 大和タイムス社　 [連載170回全170頁] (1956.0317)
  所収:
  備考:

  「楳図一雄」名儀。

  「まんが物語」と称した、絵物語のマンガ版というべきもの。優しい語り口の物語に、各回２点ほどのカットが附される。

  内容は、南北朝期の吉野を舞台にし、村上義隆をはじめ護良親王、後醍醐帝、楠木正行などの人物を配し、吉野の自然児「あらし丸」の活躍を描くもので、異界への扉「口ほこら」を通じてかつて日本を支配していた卑弥呼、土蜘蛛などに出会うという幻想的な歴史活劇。

  『大和タイムス』は地方日刊紙で『奈良新聞』の前身。

  
  

• オテンバ日記
  初出: (1)『広報橋本』5号(9月15日)、6号(10月15日)、9号(1957年1月1日) 橋本市役所×　 [連載3回全3頁] (1956.0915)
  所収:
  (2)『広報はしもと』縮刷版 橋本市 1995
  (3)『広報はしもと』421号(1997年6月)
  備考:
  「楳図一雄」名儀。

  ４コマ作品。和歌山県橋本市の広報誌の各号に１作品づつで掲載。

  同誌には「タバコは市内で買いましょう」という一コマの広告イラストも描き、これは断続的に昭和36年まで掲載された。

  
  

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  1957（昭和32 / 20〜21歳）[top]

• なきわらいやんちゃ物語
  初出: (1)『少女ブック』新年増刊号 集英社　 [読切8頁] (1957.0115)
  所収:
  備考:
  「楳図一雄」名儀。投稿作品。投稿後しばらく返事が無かったが、突然二色刷りのゲラが送られてきたという。本人の言によれば『底のない町』より前に描かれた作品である。
  
  

• 底のない町
  初出: (1)三島書房(傑作漫画文庫)× 2月頃　 [単行本 B6上製128頁] (1957.02)
  所収:
  (2)『第三の罠』王冠漫画社×
  (3)『楳図かずお初期作品集』中野書店 1982
  (4)『森の兄妹 底のない町』小学館クリエイティブ 2005
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。「楳図一雄」名儀。(2)はB6判上製256頁、『第三の罠』と改題されており、小倉隆『ピカット探偵とその事件 魔人の呪い』との合本。三島書房は大阪の貸本出版社。社員に長岡博（比呂志。三島書房社長を経て、金竜出版社・金園社『虹』を編集）や松坂邦義（もともとマンガを描いており、わかば書房『花』、三洋社『花詩集』などを編集）がいた。
  
  

• 姿なき招待
  初出: (1)正続2冊 三島書房(傑作漫画文庫) 4月〜6月頃　 [単行本 B6上製各128頁] (1957.04)
  所収:
  (2)『影なき恐れ』王冠漫画社×
  (3)『姿なき招待 続姿なき招待』小学館クリエイティブ 2005
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。正編は「楳図一雄」名儀、後編は「楳図かずお」（表紙、扉内題下）、「楳図一雄」（背表紙、刊記）が併用される。巻末の続編予告や名儀から推察するに、正続同時発売ではなく、続編は後5・6月頃に刊行されたと思われる（想田氏による）。(2)は一冊にまとめられたゾッキ本。
  
  

• 第四の棺桶
  初出: (1)『鍵』1号 三島書房× 7月頃　 [読切25頁] (1957.07)
  所収:
  (2)『少年探偵・岬一郎短編集』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。「楳図かずお」名儀。同誌所載の松本正彦作品「燈台島の怪」の6月中旬執筆とのメモにより（上村喬作成『隣室の男』所収作品リスト）、同誌刊行を57年7月頃と考える（想田氏推定による）。
  
  

• 呪われた蝋人形
  初出: (1)三島書房(傑作漫画文庫) 7月頃　 [単行本 B6上製128頁] (1957.07)
  所収:
  備考:
  山本卓司とのリレー式合作。少年探偵岬一郎シリーズ。「楳図かずお」名儀。

  高木宏氏によるミネルバ書房仕入台帳1957年7月22日仕入れにより、同年7月頃刊と推定する（想田四初期作品再考記による）。

  本作閲覧にあたり山本卓司の甥でいらっしゃる小松太郎さんから過分なご高配に与りました。また、詳しい経歴をご教示いただきました。山本卓司（やまもとたくじ）／昭和13年10月奈良県北葛城郡河合町生まれ。昭和46年ころ上京、杉並区高円寺に居住。昭和57〜63ころ『まんがタイム』に連載を持つ（山本タクジ名儀）。平成1年ご病気により親類のいる大阪府内に転居、平成18年11月ご逝去。現在確認済みの作品に「ぴんぼけ金太」（まんがタイム、まんがタイム増刊、まんがタイムオリジナル S57年01月号〜S59年04月号・41本）、「人情そこつ長屋」（まんがタイム別冊 S58年10月号〜S59年08月号・8本）、「熊さん八っつあん」（まんがタイムファミリー S59年09月号〜S63年12月号・52本）。その他、童音社「おもしろ常識エチケット事典」「おもしろことば＜慣用句＞事典」の挿絵を担当。山本卓司の姉（小松さんのお母さま）は「卓司が高校生の頃、楳図かずおが自宅に遊びに来てマンガを書いていた。卓司は大人向けのマンガを書きたかったようだが楳図かずおみたいに子供向けのマンガを書いていれば成功したかもしれないのに」と回想されておられるそうです。昭和11年生まれの楳図の2学年下なので、まさに本作執筆中のことでしょう。五條の楳図が河合町まで行ったわけです。貸本時代の作品も含め、引き続き注目したいと思います。

  
  

• 毒蛾館
  初出: (1)『鍵』2号 三島書房× 8月頃　 [読切23頁] (1957.08)
  所収:
  (2)『少年探偵・岬一郎短編集』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。「楳図かずお」名儀。同誌所載の松本正彦作品「第9の部屋」の7月初〜中旬執筆とのメモにより（上村喬作成『隣室の男』所収作品リスト）、同誌刊行を57年8月頃と考える（想田氏推定による）。
  
  

• 白菊
  初出: (1)『花』1集 三島書房／わかば書房 8月頃　 [読切21頁] (1957.08)
  所収:
  備考:
  「楳図かずお」名儀。(1)の扉に「ao^ut 1957」とあり（８月）、扉絵に「一九五七・七・二十」の年記がある。(1)は「わかば書房」名儀でも再刊される。わかば書房『花』は2集以下は月刊ペースで刊行されるが、10集過ぎからは隔月刊になったと思われる。

  
  

• 鬼面屋敷
  初出: (1)セントラル出版社／ダイヤ出版社 10月頃　 [単行本 B6上製128頁] (1957.10XX)
  所収:
  備考:
  「楳図一雄」名儀。セントラル出版社の印刷刊記の上にダイヤ出版社の貼り刊記が貼付してある。年記は無し。『街』は8号（57年10月刊）のみダイヤ出版社刊となっているゆえ、ダイヤ出版社刊行物はおよそこの頃の刊行と考えられている。ただし、絵柄的には、『吉野のあらし』と『底のない町』の間くらいの執筆であろうとされる（以上、『まんだらけZENBU』23号P307、56号P69』による）。この時期の諸作品の発表順は分かりにくいが、本人の言には次のようにある。「僕の方向がようやく見えてきたのは『底のない町』あたりだね。『ヤンチャグループ』（『なきわらいやんちゃ物語』のこと）あたりではまだ迷っていた。……ここ（『底のない町』）に来るまでの『鬼面屋敷』とか、『吉野の嵐』とか、『ヤンチャグループ』という作品は、絵柄がすごくくっきりしない感じなんだよね。過程の作品で、どぎつくはないんだけ少しファンタジックなという感じなのかな」（『恐怖への招待』一四三頁）。
  
  

• 幽霊花火
  初出: (1)『窓』1号 公楽出版社 11月頃　 [読切12頁] (1957.11)
  所収:
  (2)『少年探偵・岬一郎短編集』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。「楳図かずお」名儀。併載さいとう・たかを作品には年記「57・8・22」とあり、本作も真夏の暑い日の話であるが、実際の刊行は少し遅れたと考えられる（想田氏推定）。
  
  

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  1958（昭和33 / 21〜22歳）[top]

• 雪おんな
  初出: (1)『少女ブック』新年増刊号 集英社　 [読切31頁] (1958.0110)
  所収:
  備考:
  主人公はアヤ子。以下「北風物語」などにも登場するスターシステムの一人。
  
  

• 黒子（ほくろ）の怪
  初出: (1)『鍵』4号 わかば書房 春頃　 [読切21頁] (1958.03)
  所収:
  (2)『少年探偵・岬一郎短編集』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。「楳図かずお」名儀。『鍵』は4号からわかば書房刊行に変わる。所収作品はみな57年8月〜9月に執筆された作品ばかりだが、三島書房の倒産により刊行が遅れたと考えられる（想田氏推定による）。
  
  

• 幽霊を呼ぶ少女
  初出: (1)三島書房(傑作漫画文庫)× 3月頃　 [単行本 B6上製128頁] (1958.03)
  所収:
  (2)『楳図かずお初期作品集』中野書店 1982
  (3)『別世界 幽霊を呼ぶ少女』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  「楳図かずお」名儀。三島書房刊と刊記を持つが、43頁に「わかばの鍵」の広告があって、実質的には三島書房倒産後の刊行であり、おそらく『鍵』4号と同時期と見る。なお、わかばの創立は1958年春頃と推定されている（成瀬・想田）。
  
  

• 母よぶこえ
  初出: (1)『少女ブック』4月〜12月号　 [連載9回全238頁(12頁,11頁,付録82頁,9頁,10頁,9頁,付録64頁,9頁,付録32頁)] (1958.0401)
  所収:
  備考:
  バレエ漫画。
  
  

• お百度少女
  初出: (1)『少女ブック』5月号別冊附録　 [読切32頁] (1958.0501)
  所収:
  (2)『ユリイカ』2004年7月号 青土社
  備考:
  
  

• 堤ヶ原決闘奇譚
  初出: (1)『妖剣』1号 5月頃 金竜出版社　 [読切20頁] (1958.05)
  所収:
  備考:
  「嵐兵吾シリーズ」と銘打たれている。

  後恵二郎『暗剣秘竜』（国会受入印年記「33.4.3」）に広告あり、「妖剣1巻近日発売」執筆者連記に藤田健二、東田健二、鈴木浩史、岩井しげお、金子晴夫。

  
  

• 北風物語
  初出: (1)『花』2集 7〜8月頃 わかば書房　 [読切25頁] (1958.07)
  所収:
  備考:
  
  

• ゆうれいの花嫁
  初出: (1)『花』4集 10月頃 　 [読切32頁] (1958.10)
  所収:
  備考:
  
  

• 花びらの幻想
  初出: (1)正続2冊 11月頃 金竜出版社(傑作漫画文庫)　 [単行本 B6上製各128頁] (1958.11)
  所収:
  (2)『花びらの幻想・続花びらの幻想』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  バレエ漫画。年代推定は国会図書館納本の受入印年記「33.11.27」による。ただし、後編は絵柄の変化もあり、正編よりも後の執筆刊行だろう。
  
  

• やんちゃ女王
  初出: (1)『花』6集 12月頃　 [読切32頁] (1958.12)
  所収:
  備考:
  「なきわらいやんちゃ物語」のリメイク作品。年次推定は併載の佃竜二の扉絵のクリスマスカード、年賀状（一九五九年元旦とあり）による。
  
  

• べにバラ
  初出: (1)『乙女の祈り』12月 金竜出版社　 [読切17頁] (1958.12??)
  所収:
  備考:
  バレエ漫画。国会図書館納本の受入印年記が「34.1.29」とあるので、1958年1月刊行か。ただし、絵柄は「ロンよなかないで」よりも前のものである。
  
  

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  1959（昭和34 / 22〜23歳）[top]

• ロンよなかないで
  初出: (1)『少女ブック』新年増刊号　 [読切64頁] (1959.0115)
  所収:
  備考:
  舞台は奈良県吉野郡野迫川村、すなわち楳図の母市恵の出身地である。
  
  

• 死相
  初出: (1)『街』24,25号 2,3月 セントラル出版社　 [連載2回全60頁（各30頁）] (1959.0205)
  所収:
  (2)『少年探偵・岬一郎短編集』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。以下『街』の刊行年次は本誌の次号発売日の予告よりの認定（成瀬氏ご教示）。
  
  

• 私ともう一人の私
  初出: (1)『花』10〜15集 4月頃〜翌2月頃　 [連載6回約250頁(39頁,??,28頁,37頁,??,53頁)] (1959.04)
  所収:
  備考:
  鏡にまつわる怪奇と幻想1。年次推定は12集の佃龍二作品の年記などによる。「映像〈かげ〉」の原型。
  
  

• 狂人部落
  初出: (1)鈴木出版 4月15日　 [単行本 A5上製96頁] (1959.0415)
  所収:
  (2)『呪われた村』小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  少年探偵岬一郎シリーズ。刊記有り。(2)は『呪われた村』に改題。
  
  

• まぼろし少女
  初出: (1)『虹』1〜10集 5月〜翌3月 金竜出版社　 [連載10回全246頁(17頁,26頁,20頁,24頁,24頁,26頁,24頁,24頁,25頁,38頁)] (1959.0503)
  所収:
  (2)小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  バレエ漫画。『虹』は毎月2〜4日発売の貸本向け月刊短編誌。金園社に名儀変更直後の時期と末期とを除き、ほぼ刊行ペースは守られたと思しい。また楳図の妹という設定の「悦ちゃんの夜ばなし」という楳図作の物語や「童話名場面」という童話をもとにした戯画1頁のシリーズが不定期に掲載された。

  
  

• 灰色の中の影像
  初出: (1)金竜出版社 11月頃　 [単行本 A5上製160頁] (1959.11)
  所収:
  (2)小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  年次推定は『虹』6号（1959年11月3日発売）に本作の広告がある事による。作品末には作者の年記「昭和34年8月4日」がある。
  
  

• 俺の右手
  初出: (1)『街』34〜36号 12月〜翌2月　 [連載3回全65頁(16頁,16頁,33頁)] (1959.1205)
  所収:
  (2)『俺の右手』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  年次推定は成瀬氏ご教示による（34号12月5日、35号1960年1月5日または7日、36号1960年2月7日との由）。なお36号の併載の吉田正作品の年記に「1959/12/20」とある。
  
  

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  1960（昭和35 / 23〜24歳）[top]

• 人形少女
  初出: (1)『たのしい五年生』1〜3月号、『たのしい六年生』4〜翌3月号 講談社　 [連載15回全216頁(14頁,14頁,14頁,18頁,18頁,17頁,17頁,16頁,15頁,11頁,11頁,11頁,14頁,13頁,13頁)] (1960.0101)
  所収:
  (2)前後2冊 Ａ5判並製 東邦漫画出版社 1961年8月20日
  (3)前後2冊 Ａ5判上製 東邦図書出版社 1962年9月25日
  (4)前後2冊 Ｂ5判平綴 東邦のまんが・ジュニアコミックス 1965年2月1日、3月1日号 東邦図書出版社×
  (5)前後2冊 Ａ5判並製 東京トップ社 1966
  (6)『生き人形』なかよし附録 1967年11月
  (7)『生き人形』秋田サンデー 1985
  (8)完全版『人形少女』限定BOX 小学館クリエイティブ 2011
  (9)講談社漫画文庫なかよしオリジナル５『生き人形』総集編３ 2011
  備考:
  (6)(7)「生き人形」に改題。(1)から(5)までは同版。(6)のなかよし附録に所収される際に新たにトレース原稿が作成された。(6)はB6判で、表紙の絵は新たに描き下ろされたもの（以下、なかよし附録は同じ）。ついで、そのトレース原稿が楳図自身の手により増補されて(7)秋田サンデーが刊行される。初出『たのしい五年生』では、川上村の老人形師の執念の遺作の人形を、そこへ避暑に来ていた若妻（藤田）が、幼い久美子の勧めで始めたお百度参りにより授かった子どもだと確信して東京へ持ち帰ること、その間の台風による川上村の壊滅の様子、などが描かれるが(2)以下には未載。『たのしい六年生』は数年後小学六年生に成長した主人公久美子の物語で、これが(2)以下の話となる。(8)は初出の完全再現版。(9)は(6)の複製版。楳図の初期メジャー作品をおぼえるうた「なきわらい雪母お百度ロン人形」。「人形少女」のみ講談社で、他は集英社『少女ブック』。「母よぶこえ」「お百度少女」以外はみな1月号で、1957〜1960年の4年間とおぼえる。
  
  

• 鏡の中へ消えた少女
  初出: (1)『花』15集 2月頃　 [読切11頁(165〜175頁)] (1960.02)
  所収:
  備考:
  鏡にまつわる怪奇と幻想2。
  
  

• まぼろし少女・後日譚
  初出: (1)『虹』10集 3月　 [読切3頁] (1960.0304)
  所収:
  (2)『まぼろし少女』小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  年次推定は、発売予定日からの推定、および作品末の年記「1960・2・6」による。
  
  

• 丘の上の少女
  初出: (1)『虹』10集 3月　 [読切10頁] (1960.0304)
  所収:
  (2)完全版『人形少女』限定BOX 小学館クリエイティブ 2011
  備考:
  安政元年の南海地震の時、紀伊国広村の村長が気転を利かせて村民を津波から救った物語「稲むらの火」があり、戦前の国定教科書にも載っていた。楳図はこれを、丘の上に住む病気の少女の犠牲的な物語に描き変えた。
  
  

• 蝶々さんの鏡×
  初出: (1)『花』16集 3月頃　 [読切] (1960.03)
  所収:
  備考:
  鏡にまつわる怪奇と幻想3。
  
  

• お母さんの鏡×
  初出: (1)『花』16集　 [読切絵物語] (1960.03)
  所収:
  備考:
  鏡にまつわる怪奇と幻想4。絵物語。
  
  

• 滝
  初出: (1)『虹』11集 4月　 [読切25頁] (1960.0403)
  所収:
  (2)完全版『人形少女』限定BOX 小学館クリエイティブ 2011
  備考:
  
  

• ハナ狐
  初出: (1)『虹』12,13集 5,6月　 [連載2回各24頁] (1960.0503)
  所収:
  (2)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  備考:
  「悦ちゃんの夜ばなし」12号にあり。「最新流行ツノがた」13号にあり。
  
  

• 人を呪わば
  初出: (1)『街』40号 6月　 [読切28頁] (1960.0605)
  所収:
  (2)『俺の右手』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  
  

• 雨の日のバス
  初出: (1)『花』17集 6月頃　 [読切34頁] (1960.0699)
  所収:
  備考:
  鏡にまつわる怪奇と幻想5（最終回）。年次推定は所載の川崎のぼるのカットの年記「1960・5」、「1960.5.9 WAKABA PRESENT. BY N.KAWASAKI.」による。
  
  

• イボのある男
  初出: (1)『Ｚ』4号 6月 わかば書房　 [読切43頁] (1960.0699)
  所収:
  (2)『俺の右手』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  後の「ほくろ」への影響作品。年次推定は同誌目次の「JUNE.1960」ほかによる。(1)は正式には「ダイナミック・アクション・デラックス・マガジンＺ」
  
  

• おみっちゃんが今夜もやってくる
  初出: (1)『虹』14,15集 7,8月　 [連載2回全62頁(40頁,24頁)] (1960.0703)
  所収:
  (2)『夜がこわい』なかよし附録 1967年4月
  (3)秋田サンデー『怪』3巻 1973
  (4)秋田漫画文庫『怪』3巻 1977
  (5)ACセレクト『怪』2巻 1987
  (6)小学館クリエイティブ 2007
  (7)講談社漫画文庫なかよしオリジナル４『夜がこわい』総集編２ 2011
  備考:
  (2)は『夜がこわい』の「第一話　おみっちゃんが今夜もやってくる」に相当。初出原稿が散佚し、(2)はトレース版。(3)以下はおみつの顔など、多くの補筆・増補あり。そもそも、(2)と(3)を同時に所収書に持つ作品のうち初出が『虹』の作品は、(2)でトレース、(3)で増補という経緯をたどる。(6)は初出の完全再現版。(7)は(2)の複製版。

  
  

• 古き大木を愛す
  初出: (1)『花』18集 7月頃　 [読切34頁] (1960.07)
  所収:
  (2)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  備考:
  年次推定は併載の田中美弥子作品「月の光と肖像」の年記「S35.5.25」ほかによる。

  
  

• ふりそでの歌
  初出: (1)『渚』1号 セントラル出版社 7月　 [読切全40頁] (1960.0729)
  所収:
  備考:
  第一部を浦きよみ、第二部を楳図が描いたリレー形式合作。年次は作品年記「1960.6.19」による。
  
  

• 丑の刻（とき）参り
  初出: (1)『虹』16,17集 9,10月　 [連載2回全61頁(31頁,30頁)] (1960.0903)
  所収:
  (2)『夜がこわい』なかよし附録 1967年4月
  (3)秋田サンデー『怪』3巻 1973
  (4)秋田漫画文庫『怪』3巻 1977
  (5)ACセレクト『怪』2巻 1987
  (6)『おみっちゃんが今夜もやってくる』小学館クリエイティブ 2007
  (7)講談社漫画文庫なかよしオリジナル４『夜がこわい』総集編２ 2011
  備考:
  奇妙な手紙シリーズ1。前出「おみっちゃんが今夜もやってくる」に本作をつなげて(2)以下となる。(2)は「第二話　丑の刻（こく）まいり」とある。おみつが笑いながら逃げる恐怖の結末は(3)での増補。(6)は初出の完全再現版。(7)は(2)の複製版。

  
  

• 月見草の少女
  初出: (1)『花』19集 9月頃　 [読切32頁] (1960.09)
  所収:
  (2)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  備考:
  年次推定は併載の田中美弥子作品の年記「1960.8.7」による。わかば『花』の連載順をおぼえるうた「しきゆやん鏡大木月見草」、鏡シリーズは「もう一人消えた蝶々母のバス」とおぼえる。

  
  

• 偶然という名のツミキ
  初出: (1)『虹』18,19,24,25,26集 11月〜翌7月 　 [連載5回全125頁(各25頁)] (1960.1031)
  所収:
  (2)『おみっちゃんが今夜もやってくる』小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  奇妙な手紙シリーズ2。「偶然を呼ぶ手紙」の原型。
  
  

• 赤いハンカチ
  初出: (1)『虹』20集 12月　 [読切24頁] (1960.1220)
  所収:
  (2)完全版『人形少女』限定BOX 小学館クリエイティブ 2011
  備考:
  
  

• 4年目の奇蹟
  初出: (1)『すみれ』11号 12月 金竜出版社　 [読切35頁] (1960.1220)
  所収:
  (2)完全版『人形少女』限定BOX 小学館クリエイティブ 2011
  備考:
  「４年目がこわい」の原型。N市の新潟地震でなくM市のチリ地震津波（1960年5月24日）による壊滅とした以外、ほぼ「4年目がこわい」と同一内容と言って良い。M市は、作中に「松宮女学園」と見えるので、松宮市という架空の都市であろうが、それに合わせて母がお参りに行くのは「奈良県の金剛山の山神様」、運ばれる病院は「五条病院」である。
  
  

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  1961（昭和36 / 24〜25歳）[top]

• 文字のない手紙
  初出: (1)『虹』27,28集 8,9月　 [連載2回全50頁(各25頁)] (1961.0801??)
  所収:
  (2)『おみっちゃんが今夜もやってくる』小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  奇妙な手紙シリーズ3。
  
  

• 口が耳までさける時
  初出: (1)『虹』29集 10月 金竜出版社　 [読切35頁] (1961.1001??)
  所収:
  (2)こわい本5『蛇1』愛蔵版 1981
  (3)こわい本7『ヘビおばさん』サンコミ 1984
  (4)ACセレクト『鬼姫』1986
  (5)こわい本7『ヘビおばさん』ハロウィン少女 1991
  (6)こわい本5『蛇1』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本5『蛇1』新愛蔵版 2003
  (8)こわい本1『蛇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  ヘビ女ものの原型で「恐怖マンガ」と初めて銘打った作品。(2)以下は初出原稿による同版。(1)に楳図作画の「少女あべこべ教室」という読み物3頁あり。
  
  

• あなたの青い火がきえる
  初出: (1)『虹』30,31集 11,12月 金園社　 [連載2回全50頁(各25頁)] (1961.1101??)
  所収:
  備考:
  「青い火が消える」シリーズは幾重もの補筆・リライトがあり複雑である。ひばり書房版「幻の火が消える」も参照。

  (1)に楳図作画の「虹30号祝賀祭」というイラスト3頁あり。

  
  

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  1962（昭和37 / 25〜26歳）[top]

• まぼろしの花
  初出: (1)『花詩集』1〜3号 3月頃〜 三洋社　 [連載3回全109頁(32頁,37頁,40頁)] (1962.03)
  所収:
  備考:
  年次推定は3号併載の山田節子作品の年記「1962.4.14」などによる。
  
  

• 歯
  初出: (1)『別冊ハイスピード』恐怖漫画特集号 4〜5月頃 三洋社　 [読切30頁] (1962.04)
  所収:
  (2)『ウメズム』1 楳図かずおＦＣ編 1998
  (3)『文藝別冊』楳図かずお特集 河出書房新社 2004
  備考:
  初出は4〜5月頃か（成瀬氏）。(2)は抄出。『全国貸本新聞』昭和37年4月12日号（P21）「別冊 ハイスピード 毎月16日発売」と見える。
  
  

• 山の細道―栗子の手紙
  初出: (1)『虹』33集 　 [読切30頁] (1962.04)
  所収:
  (2)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  備考:
  目次には「山の細道（ふしぎな物語）‥‥楳図かずお」、作品扉には「栗子（くりこ）の手紙」「山の細道」。4〜6月頃の刊行と思われるが、62年前半の『虹』の刊行ペースは安定してしていない。

  
  

• 赤い蝶の少女
  初出: (1)金園社（虹文庫24）　 [単行本 A5並製144頁] (1962.03Z)
  所収:
  (2)なかよし附録 1967年お正月増刊号
  (3)『赤い蝶の少女』小学館クリエイティブ 2007
  (4)講談社漫画文庫なかよしオリジナル４『夜がこわい』総集編２ 2011
  備考:
  金竜出版社・金園社の単行本シリーズ「虹文庫」（全65巻）の楳図作品第１弾。虹文庫は並製が基本だが、本作には上製本もあるらしい。『すみれ』での本作予告などから1962年の前半ころ刊行と思われる（虹文庫については、サイト「ばくのお宿」に一覧目録がある）。「山の細道」所収の『虹』33集に、本作の広告が「待望久し!!読者が、待ちに待った楳図かずお先生の最新作長編少女漫画!!赤い蝶の少女!!堂々完成!!近日発刊　ご期待ください!!」とある。虹文庫は15号から金園社になる。『虹』30号「あなたの青い火が消える」に近刊予告あり。(3)は(1)の完全復刻版。(4)は(2)の複製版。

  
  

• 青い大きい鹿の死
  初出: (1)『ゆりかご』1号 5月 東邦図書出版社×　 [読切32頁] (1962.05)
  所収:
  (2)『ねむり少女』東邦図書出版社
  (3)『ねむり少女』東京トップ社 1966年11月
  (4)『ねむり少女』なかよし附録 1968年1月増刊号
  (5)こわい本12『木の肌花よめ』サンコミ 1984
  (6)こわい本12『木の肌花よめ』ハロウィン少女 1991
  (7)講談社漫画文庫なかよしオリジナル５『生き人形』総集編３ 2011
  (8)こわい本9『影』角川ホラー文庫2022
  備考:
  刊行年次は成瀬氏ご教示（『書籍雑誌卸月報』による）。(4)以下は「バスは生きている」に解題。(7)は(4)の複製版。
  
  

• 歌手物語・光の中の少女
  初出: (1)『ゆりかご』2号 6月 東邦図書出版社　 [連載1回（未完）40頁] (1962.06)
  所収:
  備考:
  同誌休刊により未完。刊行年次は成瀬氏ご教示（同前）。
  
  

• 好きな人
  初出: (1)『花詩集』4号 7月 三洋社　 [読切37頁] (1962.07)
  所収:
  (2)佐藤プロ『花』16,17号 2回分載
  (3)『すきすきすき!』なかよし附録 1967年12月
  (4)秋田サンデー『ロマンスの薬』2巻 1973
  (5)講談社漫画文庫なかよしオリジナル５『生き人形』総集編３ 2011
  備考:
  (3)は「きらいきらい」、(4)は「きらいきらいきらい」に改題。(1)は刊記に「1962.7」とある。(2)は初出の再掲載。(5)は(3)の複製版。
  
  

• チイ子さん
  初出: (1)『虹』35集 8月　 [読切25頁] (1962.08)
  所収:
  備考:
  チイ子さんは『幽霊を呼ぶ少女』以来のキャラクターで、モン太くんを伴って既に多数の４コマ作品が『虹』『すみれ』などで展開されていたが、本作は一つの作品として独立したもの。
  
  

• 南海の少女
  初出: (1)『花詩集』5号 9月頃　 [連載1回（未完）29頁] (1962.09)
  所収:
  備考:
  南海の島の娘と漂着した日本人の若者とのロマンチックな作品。島の伝説に、島に椅子があってそれに座ると……、という話にする予定だったが、同誌休刊により未完。
  
  

• 虹USO（うそ）新聞
  初出: (1)『虹』36集 9月　 [読切3頁] (1962.09)
  所収:
  備考:
  マンガ作品でなく、新聞仕立てのギャグ記事。
  
  

• 山びこ姉妹 紹介編
  初出: (1)『虹』37集 10月　 [読切24頁] (1962.10)
  所収:
  (2)秋田サンデー『キツネ目の少女』 1985
  (3)『やまびこ姉妹』小学館クリエイティブ 2008
  備考:
  (2)の冒頭26頁までが本作に相当する。ただし、(2)には一部省略があり、かつトレース版。
  
  

• 狐つき少女
  初出: (1)『虹』38〜41,44,46集 11月〜翌9月頃　 [連載6回全160頁(25頁,30頁,30頁,26頁,24頁,25頁)] (1962.11)
  所収:
  (2)なかよし附録 全2冊 1966年12月,翌1月
  (3)秋田サンデー『キツネ目の少女』 1985
  (4)『やまびこ姉妹』小学館クリエイティブ 2008
  (5)講談社漫画文庫なかよしオリジナル３『山びこ姉妹』総集編１ 2011
  備考:
  山びこ姉妹。(2)は「きつねつき少女」に、(3)は「キツネ目の少女」に改題。(2)はトレース版で、重太郎とつぐみの話柄を増補。(3)はそれに補筆。完結編の46集は翌年9月頃刊と思われる。本作を仕上げて上京したのであろう。(4)は「紹介編」も合わせた完全再現版。ただし、44号以下で姉の「さつき」が「弓子」になってしまっていたのを訂正している。(5)は(2)の複製版。

  (1)39号には「虹サロン」で40号の巻末に「特別読物　あなたのアップリケ特集」という3頁の記事があり、「作・ピーター」の銘、また「KAZUO UMEZU」のサインあり。

  43集は休載中ながら「童謡名場面集２兎のダンス」（1頁）あり。

  (4)には、ショウワノートから発売された学習帳・楳図かずおこわいまんがシリーズ「山びこ姉妹きつねつき少女」（２種ある）に所収の書き下ろし二頁の小品二作品が掲載されている。これを紹介した想田四氏によれば絵柄から六八年頃の作品という。

  『虹』の連載順をおぼえるうた「ま丘滝ハナみつツミキハンツミキ字のない口火山のUSOつき」。そして、「まぼろし少女」が10回連載、「口が耳までさける時」が第29集であることを覚えておく。35集の「チイ子さん」は省略しているが、字余りを気にせず五句目を「山のちょうUSOつき」とすれば『赤い蝶の少女』の入る位置も分る。『ロマンスの薬あげます!!』は金園社の貸本終末期で「狐つき少女」と同時期と覚えておく。

  
  

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  1963（昭和38 / 26〜27歳）[top]

• ロマンスの薬あげます!!
  初出: (1)金園社（虹文庫39）　 [単行本 A5並製（未完）136頁] (1963.05)
  所収:
  備考:
  虹文庫第二弾。奈良実家時代のロマンスものの代表作。全二巻完結で後半を『あなたの胸にロマンスを』というタイトルで描く予定だったが未完に終った。後の月刊『なかよし』連載のものの原型。『虹』『すみれ』での本作予告や広告から、遅く見積もっても同年中の6月以前刊、おそらく3月頃までの刊行であろう。執筆開始の予告は既に前年12月刊『虹』39集に見える。
  
  

• 宿り花
  初出: (1)ひばり書房 5月頃　 [単行本 A5並製136頁] (1963.05)
  所収:
  (2)小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  ひばり書房の楳図かずお幻想ロマン・シリーズ一作目。以下ひばり書房初出作品の刊行年次は成瀬氏ご教示（『書籍雑誌卸月報』による。本作は3月と5月と2度広告が出ているそうである）。(2)は(1)の完全復刻版。
  
  

• 目なし地蔵
  初出: (1)『怪談』59号 7月 つばめ出版　 [読切30頁] (1963.07)
  所収:
  (2)『怪談』90号 1966年7月
  (3)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  備考:
  『怪談』の刊行年次は成瀬氏ご教示による（以下同）。
  
  

• 地蔵の顔が赤くなる時
  初出: (1)『劇画マガジン』3号 8月 佐藤プロ×　 [読切31頁] (1963.0820)
  所収:
  (2)佐藤プロ『花』8号 1965年7月
  (3)B6判花文庫29 1969
  (4)秋田サンデー『百本めの針』1988
  備考:
  (1)(2)は同版、(3)も同版だが薄墨を省略し、津波のシーンに補筆がある。(3)刊行の後、初出原稿は散佚したがトレース版は作成されず、(4)は(3)の複製版。スクリーントーンが多用され、セリフをタイプ印刷から写植に変え、多少の補筆があるため、一見異版に見えるが同版（複製版）と思われる。本作以下『劇画マガジン』『残酷物語』『17才』初出作品の年次および順序の推定は、併載の佐藤まさあき作品と佐藤まさあき著作目録（同氏著『劇画の星をめざして』文藝春秋）との照合による。(1)の刊行年月日は成瀬正祐『護美之山』（『まんだらけZENBU』20号）による。全5号。1〜4号は、1963年6月20日〜9月20日発売、5号は1964年3〜11月のどれか、と言う。(2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1969.5.21」（高木宏『ビランジ』17号）
  
  

• 恐怖人間―残虐の一夜
  初出: (1)『残酷物語』2号 8月 佐藤プロ　 [読切約65頁] (1963.0825)
  所収:
  (2)『恐怖の地震男』サン出版 1981
  (3)こわい本10『怨念』愛蔵版 1982
  (4)こわい本10『おそれ』サンコミ 1980
  (5)こわい本10『おそれ』ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本9『怨念』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本9『怨念』新愛蔵版 2003
  (8)こわい本6『怪物』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (2)は「残虐の一夜」に改題。(3)以下は「恐怖人間」。フランケンシュタインもの。(1)の刊行年月日は成瀬正祐『護美之山』（『まんだらけZENBU』20号）による。
  
  

• くも妄想狂
  初出: (1)『劇画マガジン』4号 9月 佐藤プロ　 [読切30頁] (1963.0920)
  所収:
  (2)『ヤングビート』創刊号 佐藤プロ 1966
  (3)『幻の貸本マンガ大全集』文春文庫 1987
  (4)『俺の右手』小学館クリエイティブ 2006
  備考:
  (1)(2)は同版。(3)は(1)からの複製版。ただし、描き文字を写植にしたり、セリフを変えたり等の違いが少し有る。原稿は(2)刊行の後に散佚し、トレース版も作られなかったと思われる。
  
  

• 猫面
  初出: (1)佐藤プロ 　 [単行本 A5並製133頁] (1963.10ZZ)
  所収:
  (2)『ナック』1,2 佐藤プロ 新書判 1967年7,9月 2回分載
  (3)『ティーンルック』1968年 13〜15号 3回分載
  (4)B6判花文庫 1969
  (5)『楳図かずお傑作集』こだま出版 1984
  (6)『妄想の花園』はじめの編 小学館 2001
  (7)小学館クリエイティブ 2008
  (8)こわい本11『猫』角川ホラー文庫2022
  備考:
  南条範夫などの残酷物の向こうを張った作品。(1)は「楳図かずお恐怖シリーズ１」と銘打たれ、巻末には第２作として『青い火が消える』が予告されるが、これはひばり書房から『幻の火が消える』として刊行される。佐藤プロの楳図作品単行本はこの後『ガモラ』（全３冊）および花文庫シリーズが始まったので、この「恐怖シリーズ」は続かなかった。(4)までは初出原稿による同版で、(2)以下でも薄墨を廃し、文言に変化はほとんど無いがセリフに一部貼り直しがある。また、猫面誕生時のコマ割りが(4)のみ少し違い３頁分を５頁に増やしている。なお(2)(4)には錯簡もある。原稿は佐藤プロに預けたまま返却されず散佚したのだろう、(5)以降は(4)のトレース版で、写植を打ち直す。(6)は(5)に背景や影などを補筆。(7)は(1)の完全復刻版。「佐藤プロ」は、佐藤まさあきのプロダクション。上京後に出した最初の単行本が本作であろう。また、(4)の佐藤プロ花文庫は『ねこ目の少女』を1番として、A5判は19番まで、B6判は20番から30番までは通し番号が附され、その後番号無しで7冊が刊行されている。B6判の幾つかには同版後刷も有る。本作は番号ナシで、ゆたか書房仕入台帳に「1969.9.4」（高木宏『ビランジ』17号）。
  
  

• ロマンス療法
  初出: (1)『17才』1号 11月 佐藤プロ　 [読切49頁] (1963.12)
  所収:
  備考:
  「きいてください私の悩み」の原型。『17才』は十代向けの短編誌。表紙と扉絵を楳図が描いた。11月20日刊行発売（『まんだらけZENBU』20号、成瀬氏稿による）。以下、隔月刊を予定したがかなり不定期刊行であった。
  
  

• 蝶の森
  初出: (1)『怪談別冊』少女スリラー号 つばめ出版　 [読切32頁] (1963.ZZ)
  所収:
  (2)『怪談』94号 1966年12月
  (3)『貸本怪談まんが傑作選』妖の巻 立風書房 1991
  備考:
  楳図かずお幻想ロマン。「まぼろしの蝶」の原型。年代未詳。次項「幻の火が消える」の巻末に見える予告作品「蝶々物語」が本作のことだとすれば、1964年前半の作品とも考えられる。
  
  

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  1964（昭和39 / 27〜28歳）[top]

• 幻の火が消える
  初出: (1)ひばり書房 1月　 [単行本 A5並製136頁] (1964.01)
  所収:
  (2)なかよし附録 1967年9月
  (3)秋田サンデー『怪』1巻 1972
  (4)秋田漫画文庫『怪』1巻 1976
  (5)ACセレクト『怪』1巻 1977
  (6)講談社漫画文庫なかよしオリジナル４『夜がこわい』総集編２ 2011
  備考:
  楳図かずお幻想ロマン。シリーズ第二弾。(2)は「まぼろしの火が消える」、(3)以下は「青い火の怪」に改題。『虹』の「あなたの青い火がきえる」を原型として新たに描き起こした。佐藤プロA5判『猫面』の巻末に本作の近刊予告があるが、ひばり書房から発行された。コマは三段組み。ロマンス的な要素を加味してあり、冒頭部で「しゅん間私はキスしてもかまわないような気持になったのでした」などと大人っぽい。(2)はトレース版で、多少の補筆もあり、(3)以下で大幅な切貼り・増補がある。(6)は(2)の複製版。年次推定は成瀬氏ご教示。
  
  

• ねむり少女
  初出: (1)東邦図書出版社 2月×　 [単行本 A5並製160頁] (1964.02)
  所収:
  (2)東京トップ社 1966
  (3)なかよし附録 1968年1月増刊号
  (4)こわい本10『怨念』愛蔵版 1982
  (5)こわい本11『ふりそで小町捕物控』サンコミ 1985
  (6)こわい本11『ふりそで小町捕物控』ハロウィン少女 1991
  (7)こわい本9『怨念』恐怖文庫 1996
  (8)こわい本9『怨念』新愛蔵版 2003
  (9)講談社漫画文庫７『赤んぼ少女』2011<-3-11
  (10)こわい本9『影』角川ホラー文庫2022
  備考:
  刊行年次は成瀬氏ご教示（『書籍雑誌卸月報』による）。
  
  

• 奇蹟
  初出: (1)『17才』2,4,5号 1964年2月〜1965年2月　 [連載3回全172頁(56頁,57頁,59頁)] (1964.02)
  所収:
  (2)『ロマンス病院B号室』佐藤プロ新書判 1967
  備考:
  本作のタイトルは、初め「奇蹟」であったものが、4号から「７才の季節」と冗談めかして改題。(2)は「太郎さん羽奈子さん 愛の奇蹟」と改題。(2)は(1)と同版。ただし、３話をすべて連続させ扉を省略する。中断期間があって執筆されたためであろう、1回目は「雪の花」と同じ絵柄だが、2回目はすでに『少女フレンド』風である。ゆたか書房仕入台帳に『17才』第5集を「1965.2.20」（高木宏『ビランジ』17号）。

  
  

• 雪の花
  初出: (1)ひばり書房 4月　 [単行本 A5並製136頁] (1964.04)
  所収:
  (2)小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  楳図かずお幻想ロマン。刊行年次は成瀬氏ご教示。(2)は(1)の完全復刻版。
  
  

• へびおばさん
  初出: (1)『花』1〜7集 5月〜翌5月 佐藤プロ　 [連載7回全174頁(33頁,27頁,29頁,29頁,24頁,29頁,32頁)] (1964.05)
  所収:
  (2)『山びこ姉妹』A5判花文庫16
  (3)なかよし附録 1966年8月
  (4)『山びこ姉妹へびおばさん』B6判花文庫 1968年以後刊
  (5)こわい本5『蛇1』愛蔵版 1981
  (6)こわい本7『ヘビおばさん』サンコミ 1985
  (7)ACセレクト『黒い猫面』1985
  (8)こわい本7『ヘビおばさん』ハロウィン少女 1990
  (9)こわい本5『蛇1』恐怖文庫 1996
  (10)こわい本5『蛇1』新愛蔵版 2003
  (11)『山びこ姉妹へびおばさん』小学館クリエイティブ 2009
  (12)講談社漫画文庫なかよしオリジナル３『山びこ姉妹』総集編１ 2011
  �Lこわい本5『執念』角川ホラー文庫2021
  備考:
  山びこ姉妹。(2)は「山びこ姉妹」、(5)以下「ヘビおばさん」に改題。(2)は(1)より全体で30頁分ほど頁単位で省略がある。(3)は(2)と同版だが5頁分ほど省略がある。(4)は扉絵を除き(1)を再現したもの。(5)以下は(2)からの複製版かと思われるが、トレース部分や補筆もある。

  (11)には、ショウワノートから発売された学習帳・楳図かずおこわいまんがシリーズ「山びこ姉妹へび少女」（２種ある）に所収の書き下ろし二頁の小品二作品が掲載されている。これを紹介した想田四氏によれば絵柄から六八年頃の作品という。

  
  

• ロマンス病院B号室
  初出: (1)『17才』3号　 [読切59頁] (1964.ZZ)
  所収:
  (2)佐藤プロ新書判 1967
  備考:
  第2号より随分間が空いたらしいことが編集後記から分かるが、刊行月は全く不明。1964年の後半中の刊行か。(2)は「ロマンス病院B号室」「愛の奇蹟」（太郎さん羽奈子さん〜奇蹟）の２編を収める。1967年頃刊（COMの67年12月号の記事より）。本作の舞台として登場する栄山寺は、五條市小島町に実在する古刹。養老三年、藤原武智麻呂創建による藤原南家の菩提寺で、国宝の六角堂などを擁する。
  
  

• 赤いバラの恐怖
  初出: (1)『チャコちゃんの日記(1)』ジュニアコミックス8月5日号 東邦図書出版社　 [読切絵物語2頁] (1964.0805)
  所収:
  備考:
  絵物語。
  
  

• ロマンスの神様
  初出: (1)ひばり書房 9月　 [単行本 A5並製136頁] (1964.09)
  所収:
  (2)小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  楳図かずお幻想ロマン。年次推定は成瀬氏ご教示、および巻末の第二回漫画家人気投票の記事による。(2)は(1)の完全復刻版。
  
  

• ガモラ
  初出: (1)全3冊 9月頃〜翌4月 佐藤プロ　 [単行本 A5並製（未完）各136頁] (1964.09)
  所収:
  (2)QJマンガ選書9 太田出版 1998
  備考:
  第2巻は64年中、第3巻は65年初頭の刊行であろう。高木宏「貸本屋ゆたか書房仕入れ台帳（上）」（『ビランジ』16号・2005年9月）にはそれぞれ1巻「64.9.24」、2巻「64.12.18」、3巻「65.4.24」とあり、それ以前のおよそ一ヵ月以内の刊行であろう。「口ほこら」は『吉野のあらし』以来のモチーフ。
  
  

• 深山ざくら
  初出: (1)『怪談』72号 11月 　 [読切15頁] (1964.11)
  所収:
  (2)『怪談』100号記念倍増号 1968年2月頃
  (3)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  備考:
  楳図かずお幻想ロマン。年次推定は成瀬氏ご教示による。(2)の年代推定は所収の池川伸治のエッセイの末記「1968.1」による。冒頭の和歌「青がきにこぼれる色の淡けれど深山ざくらの名こそとどめん」は(3)所載のインタビューによれば楳図自作のようである。係り結びの流れと考えれば間違いではないが、「名こそとどめめ」または「名をやとどめん」などのほうが良いか。文法はともかく、すらりとした詠歌で、桜と青がきの対比も美しい。
  
  

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  1965（昭和40 / 28〜29歳）[top]

• マスクボーイ
  初出: (1)ホームランブックス 1月30日号 東邦図書出版社　 [単行本 B5平綴94頁] (1965.0130)
  所収:
  (2)『ガモラ』QJマンガ叢書9 1998 太田出版
  (3)講談社漫画文庫ゴシックホラー２『ねこ目小僧』2013
  備考:
  楳図作品唯一のＳＦヒーローもの。刊記有り。
  
  

• 城跡にひそかに集まれ!!
  初出: (1)ひばり書房 2月　 [単行本 A5並製136頁] (1965.02)
  所収:
  (2)小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  楳図かずお幻想ロマン。「女の子あつまれ!」の原型。年次推定は第三回漫画家人気投票（1月5日締切）の記事、および同年2月1日に各社一斉に220円に値上げしたこと（三宅秀典「「全国貸本新聞」に見る貸本マンガ」『貸本マンガ史研究』6号）による。(2)は(1)の完全復刻版。

  
  

• 赤い服の少女
  初出: (1)『ゆめ』62号 2月 若木書房×　 [読切42頁] (1965.02)
  所収:
  (2)『こわいまんが特集』なかよし附録 1967年8月
  (3)講談社漫画文庫なかよしオリジナル５『生き人形』総集編３ 2011
  備考:
  年次推定は成瀬氏ご教示（『書籍雑誌卸月報』による）、サイト「ばくのお宿」参照。(3)は(2)の複製版。
  
  

• ばけもの
  初出: (1)『怪談』76号 4月　 [読切30頁] (1965.04)
  所収:
  (2)『ＳＦ＆怪談』ひばり書房 1967
  (3)『貸本怪談まんが傑作選』怪の巻 立風書房 1991
  (4)こわい本8『異形2』角川ホラー文庫2021
  備考:
  年次推定は成瀬氏ご教示のほか、巻末のテープレコーダークイズ抽選の記事、大映『兵隊やくざ』出演の記事による。
  
  

• 恐怖の地震男
  初出: (1)東京トップ社 6月頃　 [単行本 A5並製128頁] (1965.06)
  所収:
  (2)サン出版 新書判 1981
  (3)小学館クリエイティブ 2007
  備考:
  刊行年次は未詳。(1)の定価が220円であるので1965年2月（各社一斉に値上げ）以後刊、ゆたか書房仕入台帳記事「66.7.6」から勘案して、6月頃の刊行と推測しておく（ゆたか書房は、新刊書をすぐに購入している）。ゆたか書房仕入台帳記事では、『ガモラ』第3巻が「65.4.24」に仕入れしているので、本作はその後のもの、すなわち最後の貸本単行本ということになる。ただし、『書籍雑誌卸月報』64年4月号に楳図作品で「アトランシスティの謎」（東邦図書出版・Ａ5判上製・定価200円）の広告があるという（成瀬氏）。楳図自身の回想によれば「東邦漫画出版社が貸本漫画から手を引いたりしまして、（中略）「恐怖の地震男」も最初は東邦から出るはずだったんですが、東邦がそんな状態で出版の話が流れて、だいぶ時間がたってから東京トップ社から出たんですよ」（『宿り花』インタビュー、小学館クリエイティブ、2007）。すなわち、執筆は刊行よりずっと前ということになる。(2)は初出原稿による復刻。ただし、誤植を一ヶ所改め小見出し文字の白黒を反転させ、初出の薄墨を適宜省略する。(3)は(1)の完全復刻版。ラストの「ガイコツ岩」は『別世界』以来のモチーフ。
  
  

• ロマンスあげます!! 福白髪
  初出: (1)『17才』6,8,9号 6月頃〜1966年1月　 [連載3回全69頁(29頁,29頁,31頁)] (1965.06)
  所収:
  (2)『すきすきすき!』なかよし附録 1967年12月
  (3)秋田サンデー『ロマンスの薬』2巻 1973
  (4)講談社漫画文庫なかよしオリジナル２『女の子あつまれ！』2011
  備考:
  (2)「すきすきすき！」、(3)「好き好き好き」に改題。初出ではコマは三段割り。(2)はその精確なトレース版でラストに補筆あり。(3)は(2)をもとに四段割りに改変し、前半に補筆・切貼りがある。(4)は(2)の再録。
  
  

• ねこ目の少女
  初出: (1)週刊『少女フレンド』26(6月29日)〜29(7月20日)号、講談社　 [連載4回全48頁(各12頁)] (1965.0629)
  所収:
  (2)A5判花文庫1 1966年1月頃×
  (3)別冊『少女フレンド』1966年10月号
  (4)なかよし附録 1967年9月
  (5)秋田サンデー『ミイラ先生』1968
  (6)ACセレクト『ミイラ先生』1986
  (7)小学館クリエイティブ 2008
  (8)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  (9)こわい本11『猫』角川ホラー文庫2022
  備考:
  メジャーへの再デビュー第一作。(3)は初出原稿に拠り、少しコマ構成を変更。(5)は(3)に同版。(4)はトレース版で、かつ４段割りのコマ構成を３段割りに描き換え頁数を増やしたもの。(2)は未見。(2)の刊行年月日は1966年1月頃か、『花』11号の編集後記に近刊の予告がある。(7)は(2)の完全復刻版。(8)は(1)の複製版。
  
  

• 百本めの針
  初出: (1)週刊『少女フレンド』30(7月27日)号　 [読切16頁] (1965.0727)
  所収:
  (2)『人魚物語』A5判花文庫10 1967
  (3)『呪いの面』B6判花文庫×
  (4)週刊『少女フレンド』増刊4月1日号 1987年
  (5)秋田サンデー 1988
  (6)『人魚物語』小学館クリエイティブ 2007
  (7)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  (8)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  諸版何れも同一原稿だが、初出の４段割りコマ構成を(2)で３段割りへ切貼りで改稿し、(4)でスクリーントーンや陰影を補筆。(5)は(4)に同版。(1)は前週29号で「夜の足音」という題で予告されていた。(6)は(2)の完全復刻版。(7)は(1)の複製版。
  
  

• ママがこわい！
  初出: (1)週刊『少女フレンド』32(8月6日)〜36(9月7日)号　 [連載5回全75頁(各15頁)] (1965.0806)
  所収:
  (2)A5判花文庫2 1966年3月頃
  (3)なかよし附録 1967年3月
  (4)『まだらの少女』コンパクトコミックス 1968 集英社
  (5)秋田サンデー『まだらの恐怖』1973
  (6)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場 へび女』第2巻 1986
  (7)週刊『少女フレンド』増刊4月1日号 1987年
  (8)小学館SVC『恐怖劇場』2巻 1992
  (9)小学館MFB『恐怖劇場[ママがこわい]』1999
  (10)角川ホラー文庫『へび少女』2000
  (11)小学館BCS『へび女』UP!１ 2005
  (12)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  �L小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  �M小学館MFB special『MOTHER 楳図かずお"母"セレクション』2014
  備考:
  (2)以下は「ママがこわい」に改題。また、(4)「まだらの少女」、(5)「まだらの恐怖」に改題。

  (1)は４段割りのコマ構成だが、(2)は切貼りで３段割りに改稿。

  (3)は(2)のトレース版。

  (4)は(2)の原稿に再び切貼りを施しコマ割りを(1)へ戻し、陰影を加筆し、弓子の口元等に補筆する。また「まだらの少女」へと続く話として一本化する。(5)は(4)と同版だが薄墨処理が減っている。(6)ではコマ割りを少し改変。(6)以下は同版。

  (2)は、雑誌掲載の時のものをほぼそのまま再現していると思しく、コマ割り、ネームふくめ、コンパクトコミック以下の新書判単行本とかなり異なる。

  (2)の刊行年月日は、同書に『17才』9号、『花』12号の発売中という広告がある点、ゆたか書房仕入台帳に「66.3.28」とある点などからの推定。『ビランジ』16号の高木宏論文による。

  (12)は(1)の複製版。

  
  

• きちがいやしきの少女
  初出: (1)別冊『少女フレンド』夏休みおたのしみ号(第2号 8月15日) 講談社　 [読切16頁] (1965.0815)
  所収:
  (2)『まだらの少女』続編 A5判花文庫3
  (3)秋田サンデー『百本めの針』1988
  (4)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  備考:
  (3)「呪われた屋敷の少女」、(4)「呪われたやしきの少女」に改題。(1)には読み物記事「これはびっくり世界のゆうれい」（文／佐伯誠一、絵／楳図かずお、全２頁）有り。(4)は(1)の複製版。
  
  

• まだらの少女
  初出: (1)週刊『少女フレンド』37(9月14日)〜45(11月9日)号　 [連載9回全119頁(12頁,12頁,13頁,12頁,13頁,16頁,13頁,13頁,15頁)] (1965.0914)
  所収:
  (2)A5判花文庫3,4 正続2冊
  (3)なかよし附録 1967年7月
  (4)コンパクトコミックス 1968 集英社
  (5)秋田サンデー『まだらの恐怖』1973
  (6)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場 へび女』第2巻 1986
  (7)週刊『少女フレンド』増刊4月1日号 1987年
  (8)小学館SVC『恐怖劇場』2巻 1992
  (9)小学館MFB『恐怖劇場[まだらの少女]』1999
  (10)角川ホラー文庫『へび少女』2000
  (11)小学館BCS『へび女』UP!１ 2005
  (12)小学館MFB special『楳図かずお 恐怖劇場』2005
  �L講談社漫画文庫１ 2010 �R小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  備考:
  (5)「まだらの恐怖」に改題。版の異同は『ママがこわい』を参照。(1)〜(5)は美土路村を吉野郡野迫川とするが、(6)以下は長野となり、また結末部を大幅に増補する。

  �Lは(1)の複製版。

  
  

• ゆうれいがやってくる
  初出: (1)別冊『少女フレンド』新学期おたのしみ号(第3号 9月15日) 　 [読切15頁] (1965.0915)
  所収:
  (2)『ねこ目の少女』A5判花文庫1 1965
  (3)『呪いの面』B6判花文庫×
  (4)秋田サンデー『百本めの針』1988
  (5)『妄想の花園』はじめの編 小学館 2001
  (6)『ねこ目の少女』小学館クリエイティブ 2008
  (7)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  備考:
  (3)(4)「幽霊がやってくる」に改題。(6)は(2)の完全復刻版。

  (1)には読み物記事「東海道ふしぎの旅」（全2頁）があり、無記名だが絵は楳図。

  
  

• 悪魔の手を持つ男
  初出: (1)別冊『少年マガジン』秋の特大号 講談社×　 [読切約24頁] (1965.10Z)
  所収:
  (2)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集２ 1968年10月27日
  (3)こわい本6『異形1』愛蔵版 1982
  (4)こわい本12『木の肌花よめ』サンコミ 1984
  (5)こわい本12『木の肌花よめ』ハロウィン少女 1991
  (6)こわい本11『異形1』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本11『異形1』新愛蔵版 2004
  (8)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  (9)こわい本8『異形2』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (8)は(1)の複製版

  
  

• のろいの面
  初出: (1)別冊『少女フレンド』秋のおたのしみ号(第4号 11月15日) 　 [読切16頁] (1965.1115)
  所収:
  (2)佐藤プロ『花』14号
  (3)『ミイラ先生』続編 A5判花文庫15
  (4)『こわいまんが特集』なかよし附録 1967年8月
  (5)B6判花文庫
  (6)こわい本12『木の肌花よめ』サンコミ 1984
  (7)秋田サンデー『百本めの針』1988
  (8)こわい本12『木の肌花よめ』ハロウィン少女 1991
  (9)『ミイラ先生』続編 小学館クリエイティブ 2007
  (10)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  (11)こわい本9『影』角川ホラー文庫2022
  備考:
  (4)(7)「呪いの面」に改題。

  (2)(3)は初出原稿によるが、原稿が返却されず(4)でトレース版が作成され、(6)(8)はそれによる。(7)は初出からの複製版にスクリーントーンなどの補筆を施したものと思われる。(9)は(3)の完全復刻版。(10)は(1)の複製版。

  (1)には読み物記事「世界のおばけコンクール」（全4頁）があり、無記名だが絵は楳図。同企画は「おばコン」と称して不定期で様々な人が担当した。楳図はその他、1966年1号（クリスマスお正月お楽しみ号）でも「文＝斎藤守弘、絵＝楳図かずお」（全4頁）。

  
  

• あなたの青い火が消える!
  初出: (1)週刊『少女フレンド』46(11月16日)号　 [読切16頁] (1965.1116)
  所収:
  (2)『人魚物語』A5判花文庫10
  (3)『呪いの面』B6判花文庫×
  (4)『人魚物語』小学館クリエイティブ 2007
  (5)講談社漫画文庫１『まだらの少女』2010
  備考:
  『虹』版「あなたの青い火が消える」を『フレンド』風の絵柄でリライトしたもの。

  (1)は四段組。(2)は三段組(全29頁)に切貼りする。(3)も同版。

  (4)は(2)の完全復刻版。(5)は(1)の複製版。

  
  

• 半魚人
  初出: (1)週刊『少年マガジン』48（11月21日）〜53（12月26日）号 講談社　 [連載6回全90頁(各15頁)] (1965.1121)
  所収:
  (2)（前編）別冊『少年マガジン』夏休み特大号 1966年8月、 （後編）別冊『少年マガジン』初秋特大号 66年9月
  (3)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集２ 1968年10月27日
  (4)サンコミ154 1971
  (5)サンワイド『うろこの顔』1986
  (6)ハロウィン少女15 1991
  (7)『復刻版 少年マガジン大全集』2巻 1991
  (8)こわい本13『怪物』恐怖文庫 1996
  (9)P-KC9 講談社 1997
  (10)こわい本13『怪物』新愛蔵版 2004
  (11)講談社漫画文庫２ 2010
  (12)こわい本8『異形2』角川ホラー文庫2021
  備考:
  原稿は初出以下同一だが、(4)で陰影を強くすべく補筆あり。セリフは(5)以下に異同があり、

  「すい眠薬」「あざらし状の人間」の語を残す(4)(5)(7)が話は分かり良い。ソノラマ系諸本のルビ「はんぎょにん」はいただけない。初出は勿論「はんぎょじん」。

  (11)は(1)の複製版。

  
  

• 紅グモ
  初出: (1)週刊『少女フレンド』 　 [連載16回全240頁(各15頁)] (1965.1123)
  • 第１部 47(11月23日)〜 66年3(1月18日)号 連載9回
  • 第２部 4(1月25日)〜10(3月8日)号 連載7回
  
  所収:
  (2)前後2編 A5判花文庫5,6 1966年10月
  (3)『紅ぐも少女』なかよし附録 1968年1月
  (4)サンコミ69 1968
  (5)ソノラマ漫画文庫46 1977
  (6)サンワイド 1986
  (7)こわい本13 ハロウィン少女 1991
  (8)こわい本10『蜘蛛』恐怖文庫 1996
  (9)こわい本10『怨念』新愛蔵版 2004
  (10)前後2編 小学館クリエイティブ 2008
  (11)講談社漫画文庫２『半魚人』2010
  (12)こわい本4『呪縛』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (3)「紅ぐも少女」に改題。

  諸版何れも４段割りコマ構成の同一原稿で、(3)もトレース版ではないが随所に省略があり、頁数を減らしている。

  (3)に、(1)のコマを再び切貼りして(1)のコマ構成に近づけ、中間色のアミのトーンを使ったのが、(4)以下の朝日ソノラマ版。

  (2)は未見。

  全体のストーリーも大きな差異はない。

  (11)は(1)の複製版。

  
  

• 狐がくれた木のはっぱ
  初出: (1)『花』10〜12集 11月頃〜翌4月 佐藤プロ　 [連載3回全56頁(20頁,17頁,19頁)] (1965.1199)
  所収:
  (2)『こわいまんが特集』なかよし附録 1967年8月
  (3)『花』20号 1967年11月以降 佐藤プロ
  (4)『地蔵の顔が赤くなる時』B6判花文庫29 1968年5月以前
  (5)『楳図かずお傑作集』こだま出版 1984
  (6)『少女マンガ大全集』文春文庫 1988
  (7)『妄想の花園』はじめの編 小学館 2001
  (8)『ハナ狐 初期幻想民話短編集』小学館クリエイティブ 2010
  (9)講談社漫画文庫なかよしオリジナル５『生き人形』総集編３ 2011
  備考:
  山びこ姉妹。(2)以下「狐がくれた木の葉っぱ」に改題。(3)(4)は初出原稿によるが、(2)は冒頭部に少し省略がある。原稿は佐藤プロから返却されず、(2)で(1)からの精確なトレース版が作成され、(5)(7)もそれによるが、(7)には補筆有り。(6)は(3)の複製版。
  
  

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  1966（昭和41 / 29〜30歳）[top]

• のろいのふりそで
  初出: (1)『なかよしデラックス』お正月増刊号 講談社×　 [読切約36頁] (1966.01)
  所収:
  (2)『花』18号 佐藤プロ 1967年7月頃
  (3)『呪いの面』B6判花文庫×
  (4)秋田サンデー『百本めの針』1988
  (5)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  備考:
  (2)〜(4)「のろいの振袖」に改題。(5)は(1)の複製版。

  
  

• ひびわれ人間
  初出: (1)週刊『少年マガジン』6（2月13日）〜12（3月27日）号　 [連載7回全105頁(各15頁)] (1966.0213)
  所収:
  (2)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集１ 1968年8月
  (3)サンコミ154『半魚人』1971
  (4)サンワイド『紅グモ』1986
  (5)ハロウィン少女15『半魚人』1991
  (6)こわい本13『怪物』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本13『怪物』新愛蔵版 2004
  (8)講談社漫画文庫３『へび少女』2010
  (9)こわい本8『異形2』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (3)〜(7)「ひびわれ人間―楳図かずおのフランケン」に改題。

  (3)以下では冒頭に3頁分の後筆があるが、これは(2)で四色原稿となった頁。モノクロ印刷用に描き直したと思われる。

  (8)は(1)の複製版。

  
  

• ４年目がこわい
  初出: (1)別冊『少女フレンド』4月号（3月12日）,5月号（5月1日）　 [連載2回全32頁(各16頁)] (1966.0312)
  所収:
  (2)『ミイラ先生』続編 A5判花文庫15
  (3)秋田サンデー『怪』1巻 1972
  (4)秋田漫画文庫『怪』1巻 1976
  (5)ACセレクト『怪』2巻 1987
  (6)『ミイラ先生』続編 小学館クリエイティブ 2007
  (7)講談社漫画文庫３『へび少女』2010
  備考:
  (3)「４年目の怪」に改題。

  すべて同一原画による同版だが、ネームに改変あり、すなわち(2)はタイプ写植での打ち直し、(3)〜(5)は活字で再び打ち直した同一ネーム。ただし文言的には(2)以下ほぼ同じ。むしろ(1)のみが特殊で、(2)以下は元作品「4年目の奇蹟」の文言に近くなっている。

  (6)は(2)の完全復刻版。

  (7)は(1)の複製版。

  
  

• へび少女
  初出: (1)週刊『少女フレンド』11(3月15日)〜25(6月21日)号　 [連載15回全210頁(各14頁)] (1966.0315)
  所収:
  (2)現代フォノマンガ15 現代芸術社 1966
  (3)前後2編 A5判花文庫8,9
  (4)なかよし附録 1968年3月
  (5)秋田サンデー『怪』2巻 1972
  (6)秋田漫画文庫『怪』2巻 1977
  (7)ACセレクト『怪』1巻 1977
  (8)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場 へび女』第2巻 1986
  (9)週刊『少女フレンド』増刊4月1日号 1987年
  (10)小学館SVC『恐怖劇場』2巻 1992
  (11)小学館MFB『恐怖劇場[へび少女]』1999
  (12)角川ホラー文庫『へび少女』2000
  �L小学館BCS『へび女』UP!１ 2005
  �M講談社漫画文庫３ 2010
  �N小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  備考:
  山びこ姉妹。

  (5)〜(7)は「ヘビ少女の怪」に改題。

  (5)で大幅な補筆があり、(7)まで同版。(8)で再びコマを整理し新たに補筆しラストを大きく増補し「ママがこわい」へと繋がる話として構築仕直す。以下同版。(12)は「へび少女」「まだらの少女」「ママがこわい」の順で並べた不可解な編集。

  (2)は唄とドラマのソノシートだがジャケットに、オリジナル原稿と描き下ろしのカラー原稿とで再構成された短縮版「へび少女」がある。

  �Mは(1)の複製版。

  
  

• 肉面
  初出: (1)週刊『少年マガジン』14(4月10日)号　 [読切31頁] (1966.0410)
  所収:
  (2)別冊『少年マガジン』初秋特大号(9月1日) 1968
  (3)こわい本8『神罰』愛蔵版 1982
  (4)こわい本8『復讐鬼人』サンコミ 1985
  (5)こわい本8『復讐鬼人』ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本7『神罰』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本7『神罰』新愛蔵版 2003
  (8)講談社漫画文庫４『黒いねこ面』2010
  (9)こわい本3『狂乱』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• キューピット
  初出: (1)『17才』10〜12号　 [連載3回（未完）全95頁(29頁,26頁,40頁)] (1966.05Z)
  所収:
  備考:
  『17才』休刊により未完。「わたしは鉛筆」というセリフで始まり、男女のロマンスをめぐって鉛筆が内省していく点は『真悟』のよう。初出10、11号は66年中の刊行と思われ絵柄も『少女フレンド』風だが、12号は67年5月頃と思しく（併載松森正作品の年記より）、絵柄はかなり変化して「復讐鬼人」などの『少年マガジン』風。最後の貸本貸本作品は、『恐怖の地震男』でも『ガモラ』第3巻でも「赤い服の少女」でもなく、本作12号である。
  
  

• 赤い服の少女
  初出: (1)別冊『少女フレンド』6月号(6月1日)　 [読切24頁] (1966.0601)
  所収:
  (2)秋田サンデー『黒いねこ面』1967
  (3)『悪夢』B6判花文庫21 1967年以降
  (4)講談社漫画文庫４『黒いねこ面』2010
  備考:
  『ゆめ』版と同ストーリーながら新たに全頁が描き直され、コマ割り、人物造形、今月の出演一覧などにも改変あり。次いで(2)(3)の順に刊行。逆ではない。ネームの打ち直しはあるが、すべて同版。
  
  

• 人魚ものがたり
  初出: (1)週刊『少女フレンド』26(6月28日)〜29(7月19日)号　 [連載4回全56頁(各14頁)] (1966.0628)
  所収:
  (2)『人魚物語』A5判花文庫10 67年5月
  (3)『地蔵の顔が赤くなる時』B6判花文庫29
  (4)『人魚物語』小学館クリエイティブ 2007
  (5)講談社漫画文庫４『黒いねこ面』2010
  備考:
  (2)から(4)は「人魚物語」に改題。(4)は(2)の完全復刻版。(5)は(1)の複製版。
  
  

• 首なし男
  初出: (1)『少年画報』7月号 少年画報社　 [読切全29頁] (1966.0701)
  所収:
  (2)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集２ 1968年10月27日
  (3)サンコミ154『半魚人』 1971
  (4)サンワイド 『うろこの顔』1986
  (5)ハロウィン少女15『半魚人』1991
  (6)こわい本13『怪物』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本13『怪物』新愛蔵版 2004
  (8)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  (9)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  (10)こわい本6『怪物』角川ホラー文庫2021
  備考:
  楳図かずおの恐怖劇場1。(1)は楳図自筆カラー扉に「首なし男」とタイトルがあるからこれを作品名と認定して良かろうが、本誌目次、作品頁のノンブル、作品最終コマ、それぞれで「首なし人間」との作品名表記も見える。(2)では「首なし人間」に改題し「うめずプロダクション（ピーター伴）」名儀、(3)以下「恐怖の首なし人間」に改題。(1)以下すべて同版だが、ラストの脱出シーン「第二の満ち潮」以下が(1)では1頁で収めたのに対して、大幅な増補がある。
  
  

• 800年目のミイラ
  初出: (1)月刊『平凡』7〜9月号、平凡出版×　 [連載3回] (1966.0705)
  所収:
  (2)『なかよしデラックス』夏休み増刊号９月 講談社 1967×
  (3)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (5)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (6)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (7)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  (8)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ1。本シリーズは全部で21話あるが、一部が佐藤プロB6判花文庫に収録され、ついで「悪魔の24時間」以外が秋田書店の諸版に『恐怖』と題して収録された。佐藤プロ版では補筆は無いと思われるが、(3)で大幅な補筆・増補が行なわれた作品が多い。(7)はシリーズ全作品を初出順に配列している。(8)は(2)の再録版。
  
  

• ウルトラマン
  初出: (1)週刊『少年マガジン』連載44回、 別冊『少年マガジン』読切2話 　 [連載7話約680頁] (1966.0710)
  • 「バルタン星人の巻」1966年27（7月10日）〜36（9月11日）号 全10回
  • 「なぞの恐竜基地の巻」37（9月18日）〜45（11月13日）号 全9回
  • 「二次元怪獣ガヴァドンの巻」 1966年 秋のおたのしみ特大号 読切×
  • 「ミイラ怪獣ドドンゴの巻」46（11月20日）〜翌 5（1月29日）号 全11回
  • 「高原龍ヒドラの巻」1967年 お正月おたのしみ特大号 読切
  • 「怪すい星ツイフォンの巻」1967年6（2月5日）〜11（3月12日）号 全6回
  • 「メフィラス星人の巻」 12（3月26日）〜19（5月7日）号 全8回
  
  所収:
  (2)全3巻 サンコミ 1983
  (3)全2巻 サンワイド 1984
  (4)サンスペシャルコミックス 1991
  (5)P-KC18 講談社 1998
  (6)全2巻 ASコミックス 2004
  (7)全2巻 談社漫画文庫・少年マガジンオリジナル版 2011
  備考:
  (5)「怪すい星ツイフォン」のみ所収。円谷プロとのタイアップで、宣伝も兼ねて放映前から連載が始まった、ウルトラマン・コミカライズの嚆矢。
  
  

• スリラー大画報
  初出: (1)週刊『少年マガジン』29（7月24日）号　 [画報11頁] (1966.0724)
  所収:
  (2)講談社漫画文庫２『半魚人』2010
  (3)講談社漫画文庫ゴシックホラー５『蝶の墓』2014
  備考:
  雑誌巻頭の二色刷りイラスト特集記事。構成＝高沢康俊・楳図かずお、絵＝楳図かずお。ゴーゴン、ドラキュラ、半魚人など、下掲のごとく世界の妖怪を描く。以下、＊印のものが(2)で口絵として収録されている。

  ＊森の中のきょうふ・むかでの大襲来、

  ＊ま夜中のきょうふ・ゴーゴンののろい、

  ＊おおかみ男のひみつ、

  ＊人も動物も海へなぞの大移動、

  怪人フランケンシュタインと吸血鬼ドラキュラ、

  人間をのろう動物の悪魔、

  のろわれた人間・犬神つきのきょうふ、

  ＊妖怪城。

  
  

• 黒いねこ面
  初出: (1)週刊『少女フレンド』30(7月26)〜45(11月8日)号　 [連載16回全224頁(各14頁)] (1966.0726)
  所収:
  (2)秋田サンデー 1967
  (3)秋田漫画文庫 1977
  (4)ACセレクト 1985
  (5)角川ホラー文庫『赤んぼう少女』1994
  (6)講談社漫画文庫４ 2010
  (7)こわい本11『猫』角川ホラー文庫2022
  備考:
  
  

• 地球さいごの日
  初出: (1)『少年画報』8月号×　 [読切約29頁] (1966.0801)
  所収:
  (2)こわい本8『神罰』愛蔵版 1982
  (3)こわい本10『おそれ』サンコミ 1985
  (4)こわい本10『おそれ』ハロウィン少女 1990
  (5)こわい本7『神罰』恐怖文庫 1996
  (6)こわい本7『神罰』新愛蔵版 2003
  (7)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  (8)こわい本2『異形』角川ホラー文庫2021
  備考:
  楳図かずおの恐怖劇場2。(2)以下「地球最後の日」に改題。
  
  

• ロマンスの薬あげます！
  初出: (1)月刊『なかよし』8月号〜1967年8月号 講談社　 [連載13回全298頁(24頁,23頁,24頁,29頁,31頁,26頁,23頁,24頁,23頁,23頁,24頁,24頁)] (1966.0801)
  所収:
  (2)全2巻 B6判花文庫23,24 1968
  (3)全2巻 秋田サンデー 1973
  (4)講談社漫画文庫なかよしオリジナル１ 2011
  備考:
  (3)は『ロマンスの薬』に改題。初出(1)では人気絶大と思しく、本作専用の懸賞付き読者のお便り似顔絵ページが設定され、これは続く『女の子あつまれ』にも引き継がれる。最終回には『女の子あつまれ』の予告1頁付き。本作連載中に絵柄は劇画調に変化している。(2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1968.12.3」（高木宏『ビランジ』17号）。(3)には補筆あり。
  
  

• へび娘にみそめられた私
  初出: (1)『美しい十代』8月号 学習研究社　 [読切絵物語4頁] (1966.0801)
  所収:
  備考:
  絵物語。高校三年生時の奥吉野での体験談なのでエッセイとも言えるが、小説的構成を備え、オリジナルの挿絵も4点付されており、作品と見なしてよかろう。また、文章は、書き下ろしか談話記事かは明記されないが、ストーリーテラーとしての妙味や「だしぬけにその影が立ち上がったのです。」などの用語法等々により、楳図自身の手になると考えておく。『美しい十代』は毎月1日発行、前月の9日頃発売。
  
  

• これはゆかい世界の魔女世界のゆうれい
  初出: (1)週刊『少女フレンド』33(8月16日)号　 [読切4頁] (1966.0816)
  所収:
  備考:
  読み物。「文／久米みのる。絵／竹中きよこ・楳図かずお」。竹中が魔女を、楳図が幽霊をそれぞれ各二頁づつ分担。ラインナップは「わざとぼれる魔女」「宿題をやってくれる魔女」「人形にばける魔女」「魔女をじゃまする大男」「わらいの魔女」「写真ずきのゆうれい」「鼻をたかくするゆうれい」「お酒のみのゆうれい」「サッカーずきのゆうれい」「金のかぎをもつゆうれい」。
  
  

• 大怪獣ドラゴン
  初出: (1)『少年画報』9,10月号　 [連載2回全95頁(48頁,47頁)] (1966.0901)
  所収:
  (2)こわい本12『木の肌花よめ』サンコミ 1985
  (3)こわい本12『木の肌花よめ』ハロウィン少女 1991
  (4)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  備考:
  楳図かずおの恐怖劇場3、4。(2)は(1)の複製版。ただし、セリフのルビを削除する。
  
  

• 楳図かずお先生の怪談名場面集
  初出: (1)週刊『少女フレンド』37(9月13日)号　 [読切3頁(2C)] (1966.0913)
  所収:
  (2)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  備考:
  読み物。「雪女」「お岩」「ろくろ首」「ドラキュラ」「黒ねこ」を描く。
  
  

• 悪魔の24時間
  初出: (1)月刊『平凡』10〜12月号×　 [連載3回] (1966.1005)
  所収:
  (2)『妄想の花園』はじめの編 小学館 2001
  (3)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ2。
  
  

• 双頭の巨人
  初出: (1)『少年画報』11月号　 [読切43頁] (1966.1101)
  所収:
  (2)秋田サンデー『怪』3巻 1973
  (3)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  備考:
  楳図かずおの恐怖劇場5。文庫こわい本14巻の安井目録に「協力・佐間一平」とするように、絵柄は佐間一平（左馬一平とも）のもの。この事情に関しては(3)に明記された。すなわち、カラー扉と見返し、コマ割り（登場人物のアタリ）とネーム（セリフ）までは楳図かずおにより、忙しくて編集部が代筆する人を連れてきた、と自身が解説に記している。
  
  

• 楳図かずお先生の怪談
  初出: (1)週刊『少女フレンド』 　 [連載4話・5回全80頁(各16頁)] (1966.1129)
  • 「悪夢」 48(11月29日)号
  • 「鬼ばば」 49(12月 6日)号
  • 「とりつかれた男」50(12月13日)号
  • 「人食い雪」 51,52(12月20日、12月27日) 号、連載2回
  
  所収:
  (2)B6判花文庫21
  (3)秋田サンデー『のろいの館』1969
  (4)秋田漫画文庫『のろいの館』1976
  (5)ACセレクト『ミイラ先生』1986
  (6)角川ホラー文庫『赤んぼう少女』1994
  (7)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  備考:
  (2)は『悪夢』、(3)〜(6)は「怪談」に改題。

  初出以下同版。

  (7)は(1)の複製版。

  
  

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  1967（昭和42 / 30〜31歳）[top]

• 笑い仮面
  初出: (1)『少年画報』1月〜11月号　 [連載11回約320頁(25頁,33頁,27頁,24頁,27頁,??,29頁,27頁,32頁,32頁,??)] (1967.0101)
  所収:
  (2)キングコミックス 1969
  (3)こわい本6,7『異形1・2』愛蔵版 1982
  (4)こわい本5,6〈前・後〉 サンコミ 1984
  (5)こわい本5,6〈前・後〉 ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本11,12『異形1・2』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本11,12『異形1・2』新愛蔵版 2004
  (8)講談社漫画文庫ゴシックホラー１ 2013
  (9)こわい本2『異形』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (1)『少年画報』5月号に特集記事「怪獣アイディア売ります!!まんが怪獣大行進」がある。同誌連載作家による創作怪獣の絵とイラストによる競作。楳図は「音楽怪獣ドファラ」を創作・画。怪獣ブームによる企画だが、ちなみに『少年画報』誌では円谷プロの怪獣よりも『マグマ大使』の怪獣がメインであった。
  
  

• 雪女の恐怖
  初出: (1)月刊『平凡』1,2月号　 [連載2回全20頁(10頁,10頁)] (1967.0105)
  所収:
  (2)『なかよしデラックス』お正月増刊号１月 講談社 1968×
  (3)『人こぶ少女』B6判花文庫27 1969
  (4)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (8)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (9)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  (10)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ3。(2)(3)が初出に同じもの。(4)以下は「雪女」に改題し、補筆のうえで68年作品の時代劇「雪女」を挿入して中編化した。
  
  

• ミイラ先生
  初出: (1)週刊『少女フレンド』2・3（1月10・17日）合併号〜14（4月4日）号　 [連載12回全175頁(14頁,14頁,15頁,15頁,14頁,15頁,16頁,15頁,15頁,14頁,14頁,14頁)] (1967.0110)
  所収:
  (2)正続2編 A5判花文庫14,15 1967
  (3)秋田サンデー 1968
  (4)ACセレクト 1986
  (5)正続2編 小学館クリエイティブ 2007
  (6)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  備考:
  所収書はすべて初出原稿によるが、(3)(4)に多少の増補あり。(5)は(2)の完全復刻版。

  (6)は(1)の複製版。

  「恐怖」（月刊『平凡』）シリーズで活躍するエミ子（絵美子）の別ヴァージョン作品。

  (2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1968.1.8」仕入（高木宏『ビランジ』17号）。

  
  

• 木の肌花よめ
  初出: (1)別冊『少女フレンド』2月号(2月1日)　 [読切32頁] (1967.0201)
  所収:
  (2)『花』19号 佐藤プロ 1967年9月頃
  (3)『ふりそで小町捕物帳』A5判花文庫18
  (4)こわい本10『怨念』愛蔵版 1982
  (5)こわい本12 サンコミ 1984
  (6)こわい本12 ハロウィン少女 1991
  (7)こわい本9『怨念』恐怖文庫 1996
  (8)こわい本9『怨念』新愛蔵版 2003
  (9)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  (10)こわい本3『狂乱』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (9)は(1)の複製版。

  
  

• 楳図かずお先生のおわらいまんが
  初出: (1)週刊『少女フレンド』8(2月21日)号　 [読切2頁] (1967.0221)
  所収:
  (2)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  備考:
  ４コマ作品「チイ子さんとモン太くん」全４作。「フレンドまんが祭り★かくし芸大会」（第５回）として。
  
  

• 吸血面の呪い
  初出: (1)月刊『平凡』3,4月号×　 [連載2回] (1967.0305)
  所収:
  (2)B6判花文庫26『右手の秘密』
  (3)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (5)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (6)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (7)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (8)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ4。(3)以下「吸血面」に改題。
  
  

• 人こぶ少女
  初出: (1)週刊『少女フレンド』15(4月11日)〜17(4月25日)号　 [連載3回全43頁(15,13,15)] (1967.0411)
  所収:
  (2)B6判花文庫27 1969
  (3)秋田サンデー『怪』1巻 1972
  (4)秋田漫画文庫『怪』1巻 1976
  (5)ACセレクト『怪』2巻 1987
  (6)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  備考:
  (3)〜(5)「人こぶの怪」に改題。

  (1)以下すべて初出原稿によるが、一頁一コマの部分（壁の絵、アグリのこぶ）や結末部分は(3)での補筆。(6)は(1)の複製版。ugly とは醜いの意。

  
  

• 大空怪獣 コンドラの謎
  初出: (1)月刊『平凡』5,6月号×　 [連載2回] (1967.0505)
  所収:
  (2)『人こぶ少女』B6判花文庫27 1969年頃
  (3)秋田サンデー『恐怖』3巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』3巻 1976
  (5)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ5。(2)「コンドラの謎」、(3)以下「コンドラの童話」に改題。
  
  

• 復讐鬼人
  初出: (1)週刊『少年マガジン』20（5月14日）〜22（5月28日）号　 [連載3回全57頁(各19頁)] (1967.0514)
  所収:
  (2)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集１ 1968年8月
  (3)カラー版人気まんが傑作選 講談社 1970
  (4)『少年サンデー』夏休み増刊号 1975年7月
  (5)こわい本1『影』愛蔵版 1981
  (6)こわい本8 サンコミ 1985
  (7)ACセレクト『鬼姫』1986
  (8)こわい本8 ハロウィン少女 1990
  (9)こわい本1『影』恐怖文庫 1996
  (10)こわい本1『影』新愛蔵版 2003
  (11)講談社漫画文庫６ 2011
  (12)こわい本3『狂乱』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• 日本の怪奇大特集
  初出: (1)週刊『少女フレンド』21(5月23日)号　 [画報9頁] (1967.0523)
  所収:
  (2)講談社漫画文庫８『影姫』2011
  備考:
  読み物。「構成と絵／水木しげる・楳図かずお」。楳図画の扉1頁と、各々見開きでの水木「石妖」「がまの怪」、楳図「あめだまを買うゆうれい」「川原ばばあ」がある。(2)に楳図の二作のみ所収。
  
  

• 雨女
  初出: (1)別冊『少女フレンド』6月号（6月1日）×　 [読切??] (1967.0601)
  所収:
  (2)『悪夢』B6判花文庫21
  (3)こわい本9『狂乱』愛蔵版 1982
  (4)こわい本3『偶然を呼ぶ手紙』サンコミ 1983
  (5)ACセレクト『怪』2巻 1987
  (6)こわい本3『偶然を呼ぶ手紙』ハロウィン少女 1990
  (7)こわい本8『狂乱』恐怖文庫 1996
  (8)こわい本8『狂乱』新愛蔵版 2003
  (9)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  (10)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• ふりそで小町★捕物帳
  初出: (1)週刊『少女フレンド』25(6月20日)〜27(7月4日)号　 [連載3回全96頁(各32頁)] (1967.0620)
  所収:
  (2)A5判花文庫18 1968
  (3)こわい本9『狂乱』愛蔵版 1982
  (4)こわい本11『ふりそで小町捕物控』サンコミ 1985
  (5)こわい本11『ふりそで小町捕物控』ハロウィン少女 1991
  (6)こわい本8『狂乱』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本8『狂乱』新愛蔵版 2003
  (8)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  (9)こわい本3『狂乱』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (3)〜(7)「ふりそで小町捕物控」に改題。初出以下同一原稿ながら、(2)で第一話の冒頭などにコマ構成の改変あり。(8)は(1)の複製版。(2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1968.4.3」仕入（高木宏『ビランジ』17号）。
  
  

• 人食い不動
  初出: (1)週刊『少年マガジン』27（7月2日）〜30（7月30日）号　 [連載4回全76頁(23頁,23頁,15頁,15頁)] (1967.0702)
  所収:
  (2)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集２ 1968年10月27日
  (3)『復讐鬼人』カラー版人気まんが傑作選 講談社 1970
  (4)こわい本8『神罰』愛蔵版 1982
  (5)こわい本8『復讐鬼人』サンコミ 1985
  (6)こわい本8『復讐鬼人』ハロウィン少女 1990
  (7)こわい本7『神罰』恐怖文庫 1996
  (8)こわい本7『神罰』新愛蔵版 2003
  (9)講談社漫画文庫６『復讐鬼人』2011
  (10)こわい本3『狂乱』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (4)〜(8)「人喰い不動」に改題。初出では「異色時代恐怖まんが」と銘打たれている。
  
  

• 呪いのヨット
  初出: (1)月刊『平凡』7,8月号×　 [連載2回] (1967.0705)
  所収:
  (2)B6判花文庫26『右手の秘密』1968年頃
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (7)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (8)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ6。(4)以下「孤独なヨット」に改題。
  
  

• 赤んぼ少女
  初出: (1)週刊『少女フレンド』30(7月25日)〜39(9月26日)号　 [連載10回全165頁(27,14,14,14,15,15,15,23,14,14)] (1967.0725)
  所収:
  (2)B6判花文庫20 1968
  (3)秋田サンデー『のろいの館』1969
  (4)秋田漫画文庫『のろいの館』1976
  (5)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場』第1巻 1985
  (6)小学館SVC『恐怖劇場』1巻 1992
  (7)角川ホラー文庫『赤んぼう少女』1994
  (8)小学館BCS UP!９ 2008
  (9)講談社漫画文庫７ 2011
  備考:
  (3)(4)「のろいの館」、(5)〜(7)「赤んぼう少女」に改題、(8)で戻る。タマミのセリフ「おまえはわたしがいじめてばかりいたと思っていただろうけど、ほんとうはおまえがわたしをいじめていたのよ」。自身も押えきれない嫉妬の情念、そしてその自覚を憐れみたまえ。
  
  

• 世界の妖怪 スリラー大画報
  初出: (1)週刊『少年マガジン』33(8月13日)号　 [画報15頁] (1967.0813)
  所収:
  (2)講談社漫画文庫５『悪夢』2011
  (3)講談社漫画文庫８『影姫』2011
  (3)講談社漫画文庫ゴシックホラー５『蝶の墓』2014
  備考:
  雑誌巻頭の二色刷りイラスト特集記事。サブタイトルに「水木しげる・楳図かずお両先生の恐怖名画集!」とある。水木が日本の妖怪を、楳図が西洋の妖怪を分担し作画。
  
  

• 女の子あつまれ！
  初出: (1)月刊『なかよし』9月号〜1968年7月号　 [連載11回全261頁(24頁,24頁,25頁,24頁,24頁,24頁,24頁,23頁,23頁,23頁,23頁)] (1967.0901)
  所収:
  (2)全2巻 B6判花文庫 1969
  (3)サンコミ142 1970
  (4)講談社漫画文庫なかよしオリジナル２ 2011
  備考:
  (2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1969.11.17」と「1969.12.10」と二度出現（高木宏『ビランジ』17号）。高木氏はこれをサンコミ版と推定するが、1970年10月初版のサンコミ版とは少し不自然ゆえ佐藤プロ花文庫版と見なす。
  
  

• 恐怖の館
  初出: (1)月刊『平凡』9月号×　 [読切] (1967.0905)
  所収:
  (2)『人こぶ少女』B6判花文庫27
  (3)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (5)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (6)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (7)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (8)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ7。(3)は「きちがいの住む家」と改題された版が有る。(4)は「偏執」に改題。E・A・ポー「陥穽と振子」を元にした作品。
  
  

• 犬神の死霊
  初出: (1)月刊『平凡』10,11月号×　 [連載2回] (1967.1005)
  所収:
  (2)『人こぶ少女』B6判花文庫27 1969年頃
  (3)秋田サンデー『恐怖』3巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』3巻 1976
  (5)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (6)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (7)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (8)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ8。(3)は「イヌ神つき」に、(3)の後版および(4)以下は「イヌ神」に改題。
  
  

• 死者の行進
  初出: (1)週刊『少年マガジン』42（10月15日）〜45（11月5日）号　 [連載4回全62頁(16頁,16頁,15頁,15頁)] (1967.1015)
  所収:
  (2)『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集１ 1968年8月
  (3)『復讐鬼人』カラー版人気まんが傑作選 講談社 1970
  (4)こわい本8『神罰』愛蔵版 1982
  (5)こわい本9『残酷の一夜』サンコミ 1985
  (6)こわい本9『残酷の一夜』ハロウィン少女 1991
  (7)こわい本7『神罰』恐怖文庫 1996
  (8)こわい本7『神罰』新愛蔵版 2003
  (9)講談社漫画文庫７『赤んぼ少女』2011
  (10)『漫画が語る戦争 戦争の挽歌』小学館 2013
  (11)こわい本10『顔』角川ホラー文庫2022
  備考:
  『少年マガジン』の連載順をおぼえるうた「悪魔の手半魚ひびわれ肉面マン復讐不動死者の行進」。また、楳図は『少年マガジン』39号に「人気まんが家びっくり怪獣」と称して「かっぱ怪獣ガタロン」を描いている。(10)は水木しげるや手塚治虫ら二〇作品を収めるアンソロジーで、戦場を描いた『戦争の挽歌』と「銃後」や空襲・原爆を描いた『焦土の鎮魂歌』の二冊から成り、前著が楳図作品を収める。
  
  

• 影姫
  初出: (1)週刊『少女フレンド』43（10月3日）〜1968年2（1月9日）号　 [連載12回全180頁(各15頁)] (1967.1024)
  所収:
  (2)B6判花文庫30 1969
  (3)秋田サンデー『鬼姫』1972
  (4)ACセレクト『鬼姫』1986
  (5)講談社漫画文庫８ 2011
  備考:
  (3)(4)「鬼姫」に改題。(2)ではセリフに改変あり、(3)で補筆あり。(2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1969.6.21」（高木宏『ビランジ』17号）。
  
  

• ねこ目小僧
  初出: (1)『少年画報』少年画報社 　 [連載7話約1000頁] (1967.1201)
  • 「恐怖の再生人間」1967年12〜1968年1月号 全2回 ＊「不死身の男」
  • 「みにくい悪魔」 1968年2〜5月号 全4回
  • 「妖怪水まねき」 1968年17( 4月21日)〜22(5月26日)号 全 6回(全113頁)
  • 「大台の一本足」 23( 6月 2日)〜26(6月23日)号 全 4回(全63頁)
  • 「小人の呪い」 27( 6月30日)〜45(11月3日)号 全19回(全288頁)
  • 「妖怪肉玉」 46(11月10日)〜1969年8(2月16日)号 全11回(全185頁)
  • 「妖怪千手観音」 1969年 9( 2月23日)〜13(3月23日)号 全 5回(全75頁)
  
  所収:
  (2)全3巻 キングコミックス 1969
  (3)全5巻 小学館SSC 1976
  (4)全5巻 サンコミ 1982
  (5)全3巻 サンワイド 1986
  (6)全2巻 小学館SVC 1991
  (7)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (8)『女性セブン』3月30日号 、4月6日号、4月13日号、4月20日号 小学館 2006
  (9)全2巻 小学館BCS UP!６ 2006
  (10)講談社漫画文庫ゴシックホラー２ 2013
  備考:
  (2)以下「恐怖の再生人間」を「不死身の男」に、(4)(5)(9)は「小人の呪い」を「妖怪百人会」に改題。また書名は(10)を除き「猫目小僧」に改題。

  所収は、(2)が「みにくい悪魔」および一九七六年『少年サンデー』初出分を欠き、(5)(9)以外「約束」を欠き、(7)は「不死身の男」のみ、(8)は「妖怪千手観音」のみ。(2)は初出の広告欄を補筆する程度でほぼ同版だが、(3)では「妖怪肉玉」などで切貼りでコマを広く取るなどの処置をする。(3)以下は同版だが、(9)は初出のおもかげを多く残す別編集版で、また「約束」には冒頭と結末と各々二頁づつ二〇〇六年段階での増補がある。(10)は『少年画報』掲載の二作「恐怖の再生人間」「みにくい悪魔」を初出のままで復刻したもの。

  猫目小僧の連載順をおぼえるうた「再生しみにくい悪魔水招き大台小人肉玉観音」。

  
  

• 右手の秘密
  初出: (1)月刊『平凡』12,翌1月号×　 [連載2回] (1967.1205)
  所収:
  (2)B6判花文庫26 1968年頃
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (8)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (9)『女性セブン』11月3日号 小学館 2005
  (10)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ9。(4)以下「白い右手」に改題。
  
  

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  1968（昭和43 / 31〜32歳）[top]

• 手討ち
  初出: (1)別冊『少年ブック』新年増刊号 集英社　 [読切8頁] (1968.0115)
  所収:
  (2)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  備考:
  「原案＝二反長半」とクレジットされるが、タイトルに「小泉八雲『怪談』より」とも明記される。小泉八雲「はかりごと」をほぼ忠実にマンガ化したもの。
  
  

• まぼろしの蝶
  初出: (1)週刊『少女フレンド』3(1月16日)〜4・5(1月23・30日)合併号　 [連載2回全30頁(各15頁)] (1968.0116)
  所収:
  (2)『女の子あつまれ!』B6判花文庫 2巻
  (3)小学館FC『洗礼』5巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)小学館文庫『洗礼』4巻 1995
  (6)講談社漫画文庫７『赤んぼ少女』2011
  備考:
  「蝶の森」のリメイク。
  
  

• 雪女
  初出: (1)『小学三年生』2月号別冊附録 小学館　 [読切47頁] (1968.0201)
  所収:
  (2)『地蔵の顔が赤くなる時』B6判花文庫29
  (3)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (5)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (6)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (7)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (8)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  備考:
  時代劇。(2)や(8)が初出と同版。(3)〜(7)は『平凡』連載「高校生記者シリーズ」の「雪女の恐怖」に挿話として入る。

  (1)は光プロ『ジャイアントロボ』を併録。

  
  

• その目が憎い!
  初出: (1)月刊『平凡』2,3月号×　 [連載2回] (1968.0205)
  所収:
  (2)B6判花文庫26『右手の秘密』
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (8)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (9)『文藝別冊』楳図かずお特集 河出書房新社 2004
  (10)『女性セブン』11月10日、11月17日号 小学館 2005
  (11)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ10。(4)以下「魔性の目」に改題。
  
  

• うろこの顔
  初出: (1)週刊『少女フレンド』9(2月27日)〜23(6月4日)号　 [連載15回全225頁(各15頁)] (1968.0227)
  所収:
  (2)サンコミ 1970
  (3)サンワイド 1986
  (4)こわい本14 ハロウィン少女 1991
  (5)こわい本6『蛇 2』恐怖文庫 1996
  (6)こわい本6『蛇 2』新愛蔵版 2003
  (7)講談社漫画文庫８『影姫』2011
  (8)こわい本1『蛇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  魔子の恐怖ノート第1話。妹の楳図魔子が活躍するという設定。(1)8号（2月20日）に本作予告があり「屋根うらべやにとじこもり、このまんがをおかきくださる楳図先生。」という説明とローソク一本の暗がりで執筆する自筆の挿絵が載る。事実と思っていた読者が多い。『少女フレンド』の連載順をおぼえるうた「ねこ目ママまだらクモヘビ人魚ねこ怪ミイこぶこまタマかげチョうろ」。
  
  

• ふしぎなじけん
  初出: (1)『小学三年生』小学館 　 [連載6回絵物語全52頁(9頁,8頁,10頁,8頁,9頁,8頁)] (1968.0401)
  • 「おにばば」4月号
  • 「人形がわらった…」5月号（文＝竹淳）
  • 「死人からの電話」6月号（文＝竹淳）
  • 「カメラにうつっていたゆうれい」7月号（文＝竹淳）
  • 「テレビが教えたおねえさんの死」8月号（文＝氷川瓏）
  • 「あき別そうの少女」9月号（文＝氷川瓏）
  
  所収:
  備考:
  絵物語。楳図の挿絵は多く、また「楳図かずお劇場」などとも見え、楳図が描く恐怖物語というニュアンスは強い。文章は、第1話だけはクレジットも無く文体もデスマス体で（他はダ体）、楳図の文章と思われる。
  
  

• 切れない枯れ木
  初出: (1)月刊『平凡』4,5月号×　 [連載2回] (1968.0405)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)小学館BCS『恐怖』１ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ11。(2)以下「枯れ木」に改題。
  
  

• かげ〈映像〉
  初出: (1)『ティーンルック』創刊1(5月14日)〜12(7月30日)号 主婦と生活社　 [連載12回全180頁(各15頁)] (1968.0514)
  所収:
  (2)B6判花文庫
  (3)こわい本1『影』愛蔵版 1981
  (4)こわい本1 サンコミ 1983
  (5)こわい本1 ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本1『影』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本1『影』新愛蔵版 2003
  (8)講談社漫画文庫ゴシックホラー３ 2013
  (9)こわい本9『影』角川ホラー文庫2022
  備考:
  タイトルの「映像」は上下逆さでかつ鏡文字。副題に「鏡にまつわる怪奇と幻想」。(2)「かげ」、(3)(6)(7)「鏡」、(4)(5)「映像〈かげ〉」に改題。
  
  

• 奪われた心臓
  初出: (1)月刊『平凡』6,7月号×　 [連載2回] (1968.0605)
  所収:
  (2)B6判花文庫26『右手の秘密』1968年頃
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場』第1巻 1985
  (8)オリジナルビデオ『うばわれた心臓』附録 バンダイ・エモーション 1985
  (9)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (10)小学館SVC『恐怖劇場』1巻 1992
  (11)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (12)小学館MFB『恐怖劇場[ママがこわい]』1999
  �L『女性セブン』10月20日号 小学館 2005
  �M小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ12。(4)以下の(8)以外「うばわれた心臓」に改題。(8)はオリジナルビデオの附録冊子で、「EVIL HEART The girl being robbed of her heart」と題して、段組みを変更しカラー着色した上ですべて英語版にしたもの。
  
  

• 愛の奇蹟
  初出: (1)『美しい十代』7,8月号 学習研究社×　 [読切29頁] (1968.0701)
  所収:
  (2)『ビッグコミック』1978年1月15日増刊号
  (3)小学館文庫『イアラ』2巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫2002
  備考:
  
  

• モン太とチイ子の４コマまんが
  初出: (1)『COM』8月号 虫プロ商事　 [読切4頁] (1968.0801)
  所収:
  (2)『ビッグ15』1969年9月 虫プロ商事
  (3)『妄想の花園』笑いの編 小学館 2001
  備考:
  (2)(3)は「モン太とチイ子」に改題。四コママンガで全七作品。五話目は(1)では松原千恵子だが(3)では山口百恵。(2)は七本中五話のみの収録。
  
  

• 手
  初出: (1)『少年ジャンプ』創刊（8月1日）号 集英社　 [読切31頁] (1968.0801)
  所収:
  (2)『復讐鬼人』カラー版人気まんが傑作選 講談社 1970
  (3)『ベストコミック』1971年9月特大号 虫プロ商事
  (4)こわい本9『狂乱』愛蔵版 1982
  (5)こわい本9『残酷の一夜』サンコミ 1984
  (6)こわい本9『残酷の一夜』ハロウィン少女 1991
  (7)こわい本8『狂乱』恐怖文庫 1996
  (8)こわい本8『狂乱』新愛蔵版 2003
  (9)こわい本4『呪縛』角川ホラー文庫2021
  備考:
  初出誌(1)の巻末に「作者のことば」がある。「世の中で、人に裏切られることほど残酷でみじめなことはない。純情をふみにじられた男の、すさまじい執念と呪いを描いてみた。（かずお）」

  
  

• 顔を見ないで
  初出: (1)月刊『平凡』8,9月号×　 [連載2回] (1968.0805)
  所収:
  (2)『人こぶ少女』B6判花文庫27
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)『小学生の妖界 ふしぎ体験』新星出版社 小学生シリーズ7 1986（楳図かずお・監修・表紙絵）
  (8)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (9)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (10)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ13。
  
  

• 助けてくれ!
  初出: (1)週刊『平凡パンチ』8月19日号　 [イラストと文1頁] (1968.0819)
  所収:
  備考:
  「恐怖倶楽部」と題して「世の中で、いちばんコワイもの」を描く夏向けの特集企画。楳図を筆頭として順に、井上洋介、福島松三郎、横尾忠則、杉村篤、伊坂芳太良、久里洋二、川村郁、水木しげる、鈴木康司の11人が各1づつ競作した。
  
  

• 偶然を呼ぶ手紙
  初出: (1)『ティーンルック』16(8月27日)〜26(11月5日)号　 [連載11回全165頁(各15頁)] (1968.0827)
  所収:
  (2)B6判花文庫 1969
  (3)こわい本3『顔』愛蔵版 1981
  (4)こわい本3 サンコミ 1983
  (5)こわい本3 ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本3『顔』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本3『顔』新愛蔵版 2003
  (8)講談社漫画文庫ゴシックホラー４ 2014
  (9)こわい本10『顔』角川ホラー文庫2022
  備考:
  副題に「手紙にまつわるミステリー」。(2)は、ゆたか書房仕入台帳に「1969.10.3」（高木宏『ビランジ』17号）。
  
  

• ほくろ
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』6号（9月号）小学館　 [読切40頁] (1968.0901)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』 1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  備考:
  
  

• 謎の毒蛾
  初出: (1)月刊『平凡』10,11月号×　 [連載2回] (1968.1005)
  所収:
  (2)『人こぶ少女』B6判花文庫27 1969年頃
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (8)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (9)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ14。(4)以下「毒ガ」に改題。
  
  

• 本
  初出: (1)『プレイコミック』11月10日号 秋田書店　 [読切24頁] (1968.1110)
  所収:
  (2)別冊『プレイコミック』1972年9月号（10号）
  (3)こわい本4『闇』愛蔵版 1981
  (4)こわい本9『残酷の一夜』サンコミ 1985
  (5)こわい本9『残酷の一夜』ハロウィン少女 1991
  (6)こわい本4『闇』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本4『闇』新愛蔵版 2003
  (8)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  『プレイコミック』は、通常版は中綴じで隔週刊、別冊は平綴じで月刊。
  
  

• 蛇娘と白髪魔
  初出: (1)『ティーンルック』27（11月12日）〜29（11月26日）号　 [連載3回全45頁(各15頁)] (1968.1112)
  所収:
  (2)こわい本5『蛇』愛蔵版 1981
  (3)こわい本7『へびおばさん』サンコミ 1984
  (4)ACセレクト『ミイラ先生』1986
  (5)こわい本7『へびおばさん』ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本5『蛇1』恐怖文庫 1996
  (7)別冊『ヤングジャンプ』2001年8月15日増刊 集英社
  (8)こわい本5『蛇』新愛蔵版 2003
  (9)講談社漫画文庫ゴシックホラー４『偶然を呼ぶ手紙』2014
  (10)こわい本1『蛇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  副題に「楳図かずお恐怖劇場」。初出では「原作＝楳図かずお、脚本＝長谷川公之」とクレジットされる。『ママがこわい』などのヘビものと『赤んぼ少女』とをミックスして長谷川公之の脚本で大映が映画を企画し、12月14日の公開を前に同題でコミカライズしたもの。
  
  

• 面
  初出: (1)『少年ジャンプ』9(11月28日)号　 [読切31頁] (1968.1128)
  所収:
  (2)こわい本9『狂乱』愛蔵版 1982
  (3)こわい本8『復讐鬼人』サンコミ 1984
  (4)こわい本8『復讐鬼人』ハロウィン少女 1990
  (5)ACセレクト『鬼姫』1986
  (6)こわい本8『狂乱』恐怖文庫 1996
  (7)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (8)こわい本8『狂乱』新愛蔵版 2003
  (9)こわい本10『顔』角川ホラー文庫2022
  備考:
  創刊当時の『少年ジャンプ』は隔週刊第2第4木曜発行。
  
  

• 指輪
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』9号（12月号）　 [読切9頁] (1968.1201a)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』2巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』2巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずおSF短編集・第一話。
  
  

• ろーそく
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』9号（12月号）　 [読切15頁] (1968.1201b)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』2巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』2巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  (7)小学館BCS『蟲たちの家』UP!３ 2005
  (8)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  楳図かずおSF短編集・第二話。(2)「ろうそく」、(3)以下「ロウソク」に改題。
  
  

• ねむり
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』9号（12月号）　 [読切4頁] (1968.1201c)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』1巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』1巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『イアラ』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  備考:
  楳図かずおSF短編集・第三話。
  
  

• 動く自画像
  初出: (1)月刊『平凡』12,翌1月号×　 [連載2回] (1968.1201)
  所収:
  (2)『人こぶ少女』B6判花文庫27 1969年頃
  (3)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (4)秋田サンデー『恐怖』1巻 1971
  (5)秋田漫画文庫『恐怖』1巻 1976
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (8)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (9)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ15。(4)以下「こわい絵」に改題。
  
  

• 蝶の墓
  初出: (1)『ティーンルック』30号（12月3日）〜1969年15号（4月15日）　 [連載16回全240頁(各15頁)] (1968.1203)
  所収:
  (2)現代コミック2『楳図かずお集』双葉社 1969
  (3)こわい本2『虫』愛蔵版 1981
  (4)こわい本2 サンコミ 1983
  (5)こわい本2 ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本2『虫』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本2『虫』新愛蔵版 2003
  (8)講談社漫画文庫ゴシックホラー５ 2014
  (9)こわい本5『執念』角川ホラー文庫2021
  備考:
  副題に「不思議な蝶の怪奇ミステリー」。
  
  

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  1969（昭和44 / 32〜33歳）[top]

• ブラック・エンゼル
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』10号（1月号）　 [読切4頁] (1969.0101)
  所収:
  (2)『ベストコミック』1971年8月特大号 虫プロ商事
  (3)小学館GC『イアラ』1巻 1974
  (4)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 図明氏のユーモア
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』11号（2月号）　 [読切4頁] (1969.0201)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』2巻 1974
  備考:
  楳図かずお劇場。シュールで破壊的なナンセンスギャグの極致。図明（ずめう）はウメズのアナグラム。旧仮名遣いで書かれていて、ズミョウと訓む。因みにグワシも同様で、楳図氏はガシと発音している。(1)は12月24日発売
  
  

• 割れたつり鐘
  初出: (1)月刊『平凡』2〜4月号×　 [連載3回] (1969.0205)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』3巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』3巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ16。(2)以下「われたつり鐘」に改題。(2)でラストなどに補筆あり。(3)以下は同版。
  
  

• 雪の夜の童話
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』12号（3月号）　 [読切4頁] (1969.0301)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』1巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』1巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『イアラ』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。(1)は1月29日発売。
  
  

• 灰色の待合室
  初出: (1)『ティーンルック』16（4月22日）〜18号（5月8日）　 [連載3回全45頁(各15頁)] (1969.0318)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』3巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』3巻 1976
  (4)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (5)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (6)講談社漫画文庫ゴシックホラー４『偶然を呼ぶ手紙』2014
  備考:
  副題に「楳図かずお恐怖劇場　世にも不気味な物語」第1話。(1)の初回では「2回にわけて」と予告してあるが、全3回となった。
  
  

• 目
  初出: (1)月刊『ビッグコミック』13号（4月号）　 [読切24頁] (1969.0401)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (6)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  (7)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (8)小学館BCS『蟲たちの家』UP!３ 2005
  (9)『女性セブン』12月22日号 小学館 2005
  (10)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  楳図かずお劇場とは明記されない。
  
  

• きずな
  初出: (1)『ビッグコミック』4月25日号 小学館　 [読切20頁] (1969.0425)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』2巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『愛の奇蹟』2002
  (6)小学館BCS『蟲たちの家』UP!３ 2005
  備考:
  楳図かずお劇場。(1)は4月10日発売、隔週刊化第一号。
  
  

• 顔を返して！
  初出: (1)月刊『平凡』5,6月号×　 [連載2回] (1969.0505)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』3巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』3巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)『女性セブン』10月27日号 小学館 2005
  (8)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ17。(2)以下「みにくい人」に改題。
  
  

• くさり
  初出: (1)『ビッグコミック』5月10日号、5月25日号　 [連載2回全40頁(各20頁)] (1969.0510)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』2巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』2巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。(2)以下、最終コマを増補。
  
  

• ダリの男
  初出: (1)『プレイコミック』5月10日号　 [読切24頁] (1969.0510)
  所収:
  (2)別冊『プレイコミック』1971年11月号（5号）
  (3)こわい本4『闇』愛蔵版 1981
  (4)こわい本9『残酷の一夜』サンコミ 1984
  (5)こわい本9『残酷の一夜』ハロウィン少女 1991
  (6)こわい本4『闇』恐怖文庫 1996
  (7)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (8)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (9)こわい本4『闇』新愛蔵版 2003
  (10)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  (11)こわい本4『呪縛』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• 残酷の一夜
  初出: (1)『少年キング』20(5月11日)号　 [読切32頁] (1969.0511)
  所収:
  (2)別冊『少年キング』1970年8号
  (3)こわい本9 サンコミ 1984
  (4)こわい本9 ハロウィン少女 1991
  (5)こわい本7『神罰』恐怖文庫 1996
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (7)こわい本7『神罰』新愛蔵版 2003
  (8)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  (9)こわい本4『呪縛』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• おそれ
  初出: (1)『ティーンルック』19（5月13・20日合併号）〜23号（6月17日）　 [連載5回全75頁(各15頁)] (1969.0513)
  所収:
  (2)現代コミック2『楳図かずお集』双葉社 1969
  (3)こわい本3『顔』愛蔵版 1981
  (4)こわい本10 サンコミ 1983
  (5)こわい本10 ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本3『顔』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本3『顔』新愛蔵版 2003
  (8)講談社漫画文庫ゴシックホラー３『かげ〈映像〉』2013
  (9)こわい本10『顔』角川ホラー文庫2022
  備考:
  副題に「楳図かずお劇場　世にも不気味な物語」第2話。
  
  

• 洞
  初出: (1)『ビッグコミック』6月10日号　 [読切20頁] (1969.0610)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『愛の奇蹟』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• おろち
  初出: (1)『少年サンデー』小学館 　 [連載62回全1066頁] (1969.0615)
  • 「姉妹」 1969年25（6月15日）〜29（7月13日）号 全5回
  • 「骨」 30（7月20日）〜38（9月14日）号 全9回
  • 「秀才」 39（9月21日）〜45（11月2日）号 全7回
  • 「ふるさと」 46（11月9日）〜52（12月21日）号 全7回
  • 「鍵」 1970年1（1月1日）〜7（2月8日）号 全6回
  • 「ステージ」 8（2月15日）〜13（3月22日）号 全6回
  • 「戦闘」 14（3月29日）〜21（5月17日）号 全8回
  • 「眼」 22（5月24日）〜27（6月28日）号 全6回
  • 「血」 28（7月5日）〜35（8月23日）号 全8回
  
  所収:
  (2)別冊『少年サンデー』1970年3月号
  (3)デラックス『少年サンデー』1970年8月号
  (4)全6巻 秋田サンデー 1969〜1971
  (5)全6巻 小学館文庫 1978
  (6)全3巻 ACセレクト 1984
  (7)全3巻 小学館叢書 1991
  (8)全4巻 秋田文庫 1995
  (9)『女性セブン』11月24日、12月1日、12月8日、12月15日号 小学館 2005
  (10)全4巻 小学館BCS UP!４ 2006
  (11)小学館MFB special『MOTHER 楳図かずお"母"セレクション』2014
  備考:
  (2)は「姉妹」「秀才」のみ所収。(3)は「鍵」を「うそつき」、(4)以下は「カギ」に改題して所収。(9)は「姉妹」のみ所収。(11)は「秀才」の所収。初出に対して、(2)(3)はコマ番号を消す程度で初出にほぼ同じ。(4)で増補あり。(4)以下はみな同版ながら、例えば「姉妹」で「ロシアの娘は十八歳ごろまでは」が「ある国の娘は……」になる等、セリフに若干の訂正がある。
  
  

• 傷
  初出: (1)『ビッグコミック』 6月25日号、7月10日号、7月25日号　 [連載3回全60頁(各20頁)] (1969.0625)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 憑かれた主役
  初出: (1)月刊『平凡』7,8月号×　 [連載2回] (1969.0705)
  所収:
  (2)『長編コミック傑作集』芳文社 1970年12月号
  (3)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (4)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (5)『少女マンガミステリー競作大全集』1979年4月 東京三世社
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  (8)秋田文庫『恐怖』1巻 1995
  (9)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (10)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ18。(2)(5)以外「とりつかれた主役」に改題。
  
  

• いろ
  初出: (1)『ビッグコミック』8月10日号　 [読切20頁] (1969.0810)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 衣
  初出: (1)『ビッグコミック』8月25日号　 [読切20頁] (1969.0825)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 謎の墓場
  初出: (1)月刊『平凡』9〜11月号×　 [連載3回] (1969.0905)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ19。(2)以下「夜あるく者」に改題。
  
  

• 現代妖怪群饗宴之図
  初出: (1)『ビッグコミック』9月10日号　 [イラストカラー2頁] (1969.0910a)
  所収:
  備考:
  細密な絵柄で現代を風刺する。描かれた妖怪は、フォークゲリラ、ゲイノウカイ、スモッグ、インフレ、スピロヘータ、ベトナムとアンポ、ジンコウチャクショクザイ、ジドウシャ、バンパク、佐藤栄作。
  
  

• 夏の終わり
  初出: (1)『ビッグコミック』9月10日号、9月25日号　 [連載2回全43頁(20頁,23頁)] (1969.0910b)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  (6)小学館BCS『蟲たちの家』UP!３ 2005
  (7)『女性セブン』1月26日号、2月2日号 小学館 2006
  (8)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 首
  初出: (1)『プレイコミック』9月25日号　 [読切21頁] (1969.0925)
  所収:
  (2)別冊『プレイコミック』1971年9月号（4号）
  (3)こわい本6『異形1』愛蔵版 1982
  (4)こわい本6『笑い仮面〈後〉』サンコミ 1984
  (5)こわい本6『笑い仮面〈後〉』ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本11『異形1』恐怖文庫 1996
  (7)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (8)こわい本11『異形1』新愛蔵版 2004
  (9)小学館BCS『蟲たちの家』UP!３ 2005
  (10)『女性セブン』1月1日 小学館 2006
  (11)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  (12)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• 耳
  初出: (1)『ビッグコミック』10月10日号　 [読切20頁] (1969.1010)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  (6)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 図明氏の生活
  初出: (1)『ビッグコミック』10月25日号　 [読切16頁] (1969.1025)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』3巻 1974
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 宿
  初出: (1)『ビッグコミック』11月10日号　 [読切18頁] (1969.1110)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 雪の人
  初出: (1)『ビッグコミック』11月25日号　 [読切20頁] (1969.1125)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『愛の奇蹟』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 笛が呼ぶ謎
  初出: (1)月刊『平凡』12,翌1月号×　 [連載2回] (1969.1205)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』3巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』3巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (8)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ20。(2)以下「サンタクロースがやってくる」に改題。
  
  

• 指
  初出: (1)『ビッグコミック』12月10日号　 [読切16頁] (1969.1210)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』1巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』1巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『イアラ』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  (7)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 図明氏のギャング
  初出: (1)『ビッグコミック』12月25日号　 [読切8頁] (1969.1225)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

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  1970（昭和45 / 33〜34歳）[top]

• イアラ
  初出: (1)『ビッグコミック』 　 [連載14回全284頁] (1970.0110)
  • 「さなめ」 1月10日号
  • 「しるし」 1月25日、2月10日、2月25日号
  • 「わび」 3月10日、3月25日、6月10日、6月25日号
  • 「かげろう」 7月10日、7月25日、8月10日号
  • 「うつろい」 8月25日号
  • 「望郷」 9月10日号
  • 「終焉」 9月25日号
  
  所収:
  (2)全6巻 小学館GC 1974
  (3)全5巻 小学館文庫 1980
  (4)小学館愛蔵版 1984
  (5)小学館文庫 2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第1冊 小学館 2002
  (7)『漫画家たちが描いた日本の歴史 古代・王朝絵巻』金の星社 2014
  備考:
  本作の英語名は(1)のみ「ERA」とあるが、(5)以降「IARA」。(7)は第一話「さなめ」のみ所収。
  
  

• 吹雪に消えた二人
  初出: (1)月刊『平凡』2,3月号×　 [連載2回] (1970.0205)
  所収:
  (2)秋田サンデー『恐怖』2巻 1971
  (3)秋田漫画文庫『恐怖』2巻 1976
  (4)ACセレクト『恐怖』2巻 1985
  (5)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  (6)秋田文庫『恐怖』2巻 1995
  (7)小学館BCS『恐怖』２ UP!５ 2006
  備考:
  「恐怖」高校生記者シリーズ21。(2)以下「雪山のまねき」。
  
  

• 独眼鬼
  初出: (1)『デラックス少年サンデー』4月号　 [読切24頁] (1970.0401)
  所収:
  (2)こわい本6『異形1』愛蔵版 1982
  (3)こわい本6『笑い仮面〈後〉』サンコミ 1984
  (4)こわい本6『笑い仮面〈後〉』ハロウィン少女 1990
  (5)こわい本11『異形1』恐怖文庫 1996
  (6)こわい本11『異形1』新愛蔵版 2004
  (7)こわい本4『呪縛』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• アゲイン
  初出: (1)『少年サンデー』43（10月18日）〜1972年5（1月23日）号　 [連載65回約1200頁] (1970.1018)
  所収:
  (2)全6巻 秋田サンデー 1972
  (3)全6巻 秋田漫画文庫 1976
  (4)全3巻 小学館SVC 1995
  備考:
  (2)(3)では補筆で各話を繋げ一部増補もあるが、(4)は各話を独立させて扉も含めほぼ初出のまま再現する。ただし差別用語などのセリフ改変はある。
  
  

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  1971（昭和46 / 34〜35歳）[top]

• 一つの石
  初出: (1)『ビッグコミック』1月25日号　 [読切21頁] (1971.0125)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 競馬ブーム
  初出: (1)『Pocketパンチ Oh!』4月号 平凡出版　 [イラストカラー1頁] (1971.04??)
  所収:
  備考:
  絵柄は図明氏風。
  
  

• ある視点
  初出: (1)『ビッグコミック』4月10日号　 [イラストカラー1頁] (1971.0410)
  所収:
  備考:
  「BIG ODD ILLUST. SERIES[4]」として。
  
  

• 南へ
  初出: (1)『ビッグコミック』5月10日号　 [読切20頁] (1971.0510)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 黒ネコクロベエのゆいごん
  初出: (1)『5年の科学』8月号 学習研究社 �Aこわい本11『猫』角川ホラー文庫2022　 [読切5頁] (1971.0801)
  所収:
  備考:
  絵物語。指導＝科学評論家・青木慶一。絵＝楳図かずお。猫の不思議な能力を物語風に解説する科学読み物で、明記されないが、文体の「ございます」調やクロベエが猫又として死ぬ結末などから察するに、文章も楳図と見る。
  
  

• まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』増刊号 8月10日×　 [読切??] (1971.0810)
  所収:
  (2)秋田サンデー『アゲイン』第6巻 1972
  (3)小学館SVC『アゲイン』3巻 1996
  備考:
  元太郎外伝。まだ『アゲイン』連載中で、まことが主人公だが、元太郎は若いまま。
  
  

• 怪獣ギョー
  初出: (1)『少年サンデー』36（8月26日）〜37（9月5日）号　 [連載2回全74頁(32頁,42頁)] (1971.0826)
  所収:
  (2)こわい本6『異形1』愛蔵版 1982
  (3)こわい本6『笑い仮面〈後〉』サンコミ 1984
  (4)こわい本6『笑い仮面〈後〉』ハロウィン少女 1990
  (5)こわい本11『異形1』恐怖文庫 1996
  (6)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (7)こわい本11『異形1』新愛蔵版 2004
  (8)『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』講談社KCDX 2013
  (9)こわい本8『異形2』角川ホラー文庫2021
  備考:
  覆面作家として発表し作者は誰か読者に当てさせるという懸賞企画の作品。(2)以下で、靖夫がかんごく岩に行くコマと辺利夫妻の表札のコマと、二ヶ所に不自然な空白があるが、(1)で懸賞告知のコマが有った。特賞は腕時計。
  
  

• 砂
  初出: (1)『ビッグコミック』10月10日号　 [読切25頁] (1971.1010)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』5巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• こがらし
  初出: (1)『ビッグコミック』11月10日号　 [読切24頁] (1971.1110)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』3巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

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  1972（昭和47 / 35〜36歳）[top]

• 森の唄
  初出: (1)『ビッグコミック』1月10日号　 [読切23頁] (1972.0110)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』5巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  (6)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  備考:
  楳図かずお劇場。

  
  

• ドアのむこう
  初出: (1)『ビッグコミック』3月10日号×　 [読切??] (1972.0310)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』4巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫2002
  (6)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• さいはての訪問者
  初出: (1)『ビッグコミック』4月25日号　 [読切23頁] (1972.0410)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』6巻 1974
  (3)『ビッグコミックセレクション名作短編集』2009 小学館
  備考:
  楳図かずお劇場。楳図版「藪の中」。
  
  

• お菊ろの
  初出: (1)『ビッグコミック』増刊 5月1日号　 [読切4頁] (1972.0501)
  所収:
  (2)『妄想の花園』笑いの編 小学館 2001
  (3)小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集 2013
  備考:
  初出は「四大劇画家競作ナンセンス！！ノック・オン・ザ・ドア！」と題して、さいとう・たかを、川崎のぼる、楳図かずお、ちばてつやの順で、とびらをたたく音から始まる各四頁の作品を載せる。
  
  

• 谷間のユリ
  初出: (1)『女性セブン』増刊 5月7日号 小学館×　 [読切??] (1972.0507)
  所収:
  (2)こわい本10『怨念』愛蔵版 1982
  (3)ACセレクト『怪』2巻 1987
  (4)こわい本1『映像』サンコミ 1983
  (5)こわい本1『映像〈かげ〉』ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本9『怨念』恐怖文庫 1996
  (7)こわい本9『怨念』新愛蔵版 2003
  (8)こわい本10『顔』角川ホラー文庫2022
  備考:
  
  

• 漂流教室
  初出: (1)『少年サンデー』23（5月28日）〜1974年27（6月30日）号　 [連載105回2148頁] (1972.0528)
  所収:
  (2)全11巻 小学館SSC 1974〜1975
  (3)全5巻 小学館SVC 1993〜1994
  (4)全6巻 小学館文庫 1998
  (5)全4巻 小学館MFW 2002
  (6)全3巻 小学館BCS UP!８ 2007
  備考:
  初出の扉絵や前後の重複コマを削除し一話に繋げ、新たに章題を附して(2)が刊行される。(2)〜(5)はセリフに差別語や人名で小異があるが同版。(6)は扉絵等も含めて初出を再現したもの。
  
  

• 蟲たちの家
  初出: (1)『ビッグコミック』6月25日号　 [読切55頁] (1972.0625)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場』第1巻 1985
  (6)小学館SVC『恐怖劇場』1巻 1992
  (7)小学館MFB『恐怖劇場[まだらの少女]』1999
  (8)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (9)小学館文庫『内なる仮面』2002
  (10)小学館BCSUP!３ 2005
  (11)小学館MFB special『楳図かずお 恐怖劇場』2005
  (12)『女性セブン』3月2日、3月9日、3月16日、3月23日号 小学館 2006
  �L小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  備考:
  楳図かずお劇場。(1)には「パロディー特集 FACE by CASE」という2色特集記事があり、7人のマンガ家が、職業別にその道具を写真コラージュする（身体などは手描き）という企画がある。それぞれ、さいとう・たかを「プロデューサー」、石森章太郎「いけ花師範」、手塚治虫「コック」、望月三起也「タイピスト」、楳図かずお「女医」、西沢周平「役人」、はらたいら「カメラマン」。
  
  

• 内なる仮面
  初出: (1)『ビッグコミック』増刊 7月1日号　 [読切28頁] (1972.0701)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』4巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)『怪奇幻想ホラー／マンガ傑作選』文春文庫 1989
  (6)小学館文庫2002
  (7)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• アハハのハ
  初出: (1)『少年サンデー』夏休み増刊号 8月1日　 [読切??] (1972.0801)
  所収:
  (2)秋田サンデー『アゲイン』第6巻 1972
  備考:
  
  

• 烈願鬼
  初出: (1)月刊『ビッグコミックオリジナル号』小学館 　 [連載4回全148頁] (1972.0920)
  • 「遠望の月」 9月20日号
  • 「けものの指」 10月20日号
  • 「白露」 11月20日号
  • 「鉄輪」 12月20日号
  
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』6巻 1975
  (3)小学館文庫『イアラ』5巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『愛の奇蹟』2002
  備考:
  初出は月刊時代の『ビッグコミック・オリジナル号』で、増刊号的なもの。
  
  

• アニマ
  初出: (1)『まんがＮｏ１』1（11月）〜6号（73年4月）フジオプロ　 [挿絵6回（未完）??] (1972.11)
  所収:
  備考:
  平井和正のＳＦ小説に毎回4〜5点の扉絵や挿絵を描いた。同誌休刊により未完。原画は散佚。
  
  

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  1973（昭和48 / 36〜37歳）[top]

• 唇役（くちやく）にございます
  初出: (1)『ビッグコミック』1月25日号　 [読切40頁] (1973.0125)
  所収:
  備考:
  原作＝小池一雄（のち一夫）。イアラ風の時代劇。丹波国篠山藩の唇役（藩主の食事の毒見方）の家に生れた一人娘の壮絶な物語。原作付きだが、独自のコマ運びで展開されるドラマは、まさに楳図的な女性の破壊的な愛の悲劇と言える。
  
  

• まだ剥がれるうちはいい
  初出: (1)『グラフィケーション』4月号 富士ゼロックス　 [読切四コマ1頁] (1973.0401)
  所収:
  (2)一九七八年度花園大学入学試験（小論文）
  (3)『少年サンデー』1978年14号「サンデーファン」
  備考:
  『グラフィケーション』誌の「教育と評価」特集号。「まんがジャーナル」のコーナーの作品。入試問題で使われ、新聞にも出て話題となった。
  
  

• きいてください私（わたくし）の悩み
  初出: (1)『少年サンデー』16（4月8日）号　 [読切50頁] (1973.0408)
  所収:
  (2)『少年サンデー』夏休み増刊号１ 8月10日 1977
  (3)『妄想の花園』笑いの編 小学館 2001
  備考:
  (2)(3)では「私」のルビ削除。「ロマンス療法」のリライト作品だが、「追っかければギャグ、追っかけられれば恐怖」という楳図理論を認識の多面性の問題として高校生男女のラブコメに結晶させた。
  
  

• 波打ち際の女
  初出: (1)『ビッグコミック』5月25日号　 [読切25頁] (1973.0525)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』5巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』5巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『内なる仮面』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 螺旋階段
  初出: (1)『ビッグコミック』7月10日号　 [読切25頁] (1973.0710)
  所収:
  (2)小学館GC『イアラ』6巻 1974
  (3)小学館文庫『イアラ』5巻 1980
  (4)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (5)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  (6)小学館BCS『蟲たちの家』UP!３ 2005
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

• 愛の方程式
  初出: (1)『高二時代』9〜12月号 旺文社　 [連載4回全64頁(各16頁)] (1973.0901)
  所収:
  (2)『少年サンデー』夏休み増刊号２ 8月30日 1977
  (3)ハロウィンコミックス『楳図かずおの呪い』1986
  (4)ハロウィン少女『楳図かずおの呪い』1989
  (5)こわい本14『呪縛』恐怖文庫 1996
  (6)こわい本14『呪縛』新愛蔵版 2004
  (7)こわい本3『狂乱』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (3)以下「悪夢の数式」に改題。

  冒頭で登校時にクラスメイトが読むマンガは横山光輝風の忍者物時代劇。(2)以下で『まことちゃん』「満員電車の巻」になる。

  
  

• かくれんぼ
  初出: (1)『少年サンデー』39（9月16日）号　 [読切41頁] (1973.0916)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC『まことちゃん』第3巻 1977
  (4)小学館SSCセレクト 第3巻 1995
  (5)小学館文庫 第2巻 1999
  備考:
  まことちゃん。改題(2)〜(5)「かくれんぼの巻」。
  
  

• 凍原〈ツンドラ〉
  初出: (1)『ビッグコミック』12月10日号　 [読切23頁] (1973.1210)
  所収:
  (2)こわい本9『狂乱』愛蔵版 1982
  (3)こわい本9『残酷の一夜』サンコミ 1985
  (4)こわい本9『残酷の一夜』ハロウィン少女 1991
  (5)こわい本8『狂乱』恐怖文庫 1996
  (6)こわい本8『狂乱』新愛蔵版 2003
  (8)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (1)のみ冒頭一コマ目に次のナレーションあり。「装うということは、自分が変ることではなく、まわりが変ることである。」
  
  

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  1974（昭和49 / 37〜38歳）[top]

• 雪だるま
  初出: (1)『少年サンデー』6・7（2月3・10日）合併号　 [読切30頁] (1974.0203)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC『まことちゃん』第4巻 1977
  (4)小学館SSCセレクト 第4巻 1995
  (5)小学館文庫 第2巻 1999
  備考:
  まことちゃん。改題(2)〜(5)「雪だるまの巻」。
  
  

• ツタンカーメン王ののろい
  初出: (1)『考古学入門 大昔をさぐる』小学館入門百科30 2月20日　 [読切16頁] (1974.0220)
  所収:
  備考:
  ツタンカーメン王墓の発見と発掘隊関係者の謎の死を事実に即して描いた。呪いの顕現か、執筆後、楳図自身の鼻が腫れたという逸話がある。全頁カラー。
  
  

• 闇のアルバム
  初出: (1)『ビッグコミックオリジナル』小学館 　 [連載24回各8頁] (1974.0502)
  • 「洞窟の女」 1974年 5月20日号
  • 「電話」 6月 5日号
  • 「バー"ラララ"」 6月20日号
  • 「しあわせの日々」 7月 5日号
  • 「縄」 7月20日号
  • 「空より」 8月 5日号
  • 「井戸」 8月20日号
  • 「来客」 9月 5日号
  • 「小さな出来事」 9月20日号
  • 「避難」 10月 5日号
  • 「蛾」 10月20日号
  • 「背後の影」 11月 5日号
  • 「見知らぬ女」 11月20日号
  • 「首飾り」 12月 5日号
  • 「海」 12月20日号
  • 「墜落」 1975年 1月 5日号
  • 「見知らぬ男」 1月20日号
  • 「再会」 2月 5日号
  • 「蛇」 2月20日号
  • 「隣の人」 3月 5日号
  • 「発作」 3月20日号
  • 「鞄」 4月 5日号
  • 「予告」 4月20日号
  • 「終末」 5月 5日号
  
  所収:
  (2)こわい本4『闇』愛蔵版 1981
  (3)こわい本4 サンコミ 1983
  (4)愛蔵版『イアラ』小学館 1984
  (5)こわい本4 ハロウィン少女 1990
  (6)こわい本4『闇』恐怖文庫 1996
  (7)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (8)こわい本4『闇』新愛蔵版 2003
  (9)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  「避難」は(2)以下改題「火事」。
  
  

• エクソシスト
  初出: (1)『少年サンデー』28（7月7日）号　 [読切8頁] (1974.0707)
  所収:
  (2)秋田豪華版『恐怖』1巻 1990
  備考:
  (2)「プロローグ」に改題。7月13日公開の映画『エクソシスト』の正確なダイジェスト版。スチール写真と楳図の絵とでマンガに構成した。(2)は楳図の絵のコマのみ生かし、スチール写真のコマを『恐怖』の絵に置き換え、また2頁分を削除。
  
  

• まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』37（9月8日）号　 [読切27頁] (1974.0908)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC『まことちゃん』4巻
  (4)小学館SSCセレクト 4巻
  (5)小学館文庫 2巻
  備考:
  (2)以下、「水泳大会の巻」に改題。
  
  

• 洗礼
  初出: (1)週刊『少女コミック』小学館 　 [連載56回約1080頁] (1974.1208)
  • 第１部　74年50号〜75年32号 連載33回
  • 第２部　75年43号〜76年16号 連載23回
  
  所収:
  (2)全6巻 小学館FC 1976
  (3)全3巻 ACセレクト 1985
  (4)全4巻 小学館文庫 1995
  (5)全2巻 小学館MFW 2002
  (6)全3巻 小学館BCS UP!10 2008、2009
  備考:
  
  

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  1975（昭和50 / 38〜39歳）[top]

• 兄さんがやってきた!!
  初出: (1)『少年サンデー』11（3月16日）号　 [読切30頁] (1975.0316)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC『まことちゃん』第3巻 1977
  (4)小学館SSCセレクト 第3巻 1995
  (5)小学館文庫 第2巻 1999
  備考:
  まことちゃん。(2)以下、「兄さんがやってきたの巻」に改題。執筆中に第20回小学館漫画賞授賞の報が入り、本作が授賞一作目となった。
  
  

• ねがい
  初出: (1)『少年サンデー』16（4月20日）号　 [読切31頁] (1975.0420)
  所収:
  (2)小学館SSC『漂流教室』第11巻
  (3)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場』第1巻 1985
  (4)小学館SVC『恐怖劇場』1巻 1992
  (5)小学館MFB『恐怖劇場[ママがこわい]』1999
  (6)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (7)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (8)小学館BCS UP!２ 2005
  (9)小学館MFB special『楳図かずお 恐怖劇場』2005
  (10)小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  備考:
  初出には見開きの扉あり。「小学館漫画賞受賞者シリーズ第１弾／読み切りカラー31ページ！」と銘打って登場。アオリ文句に「少年の夢と恐怖を鋭く描破する、ＳＦロマン」とある。
  
  

• 時間
  初出: (1)『グラフィケーション』8月号 富士ゼロックス　 [イラストカラー1頁] (1975.0801XX)
  所収:
  備考:
  
  

• まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』夏休み増刊号 8月5日　 [読切36頁] (1975.0805)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC『まことちゃん』5巻
  (4)小学館SSCセレクト 5巻
  (5)小学館文庫 3巻
  備考:
  改題(2)以下、「おつかいの巻」。(1)はデビュー20周年を祝う「楳図かずお一〇〇ページ企画」号。
  
  

• 歌
  初出: (1)『ビッグコミックオリジナル』8月5日号　 [読切16頁] (1975.0805)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  
  

• 蛇
  初出: (1)『少年サンデー』34（8月24日）号　 [読切48頁] (1975.0824)
  所収:
  (2)小学館FC『洗礼』4巻 1976
  (3)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場』第1巻 1985
  (4)小学館SVC『恐怖劇場』1巻 1992
  (5)小学館文庫『洗礼』4巻 1995
  (6)ACセレクト『恐怖』1巻 1985
  (7)小学館MFB『恐怖劇場[ママがこわい]』1999
  (8)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (9)小学館BCS『ねがい』UP!２ 2005
  (10)小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  備考:
  最終コマ（1頁分の女の顔）は初出には無く、(2)(5)(6)と(3)(4)(7)(8)とで描き直しの異版。久々の蛇女。
  
  

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  1976（昭和51 / 39〜40歳）[top]

• まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』1（1月4日）号　 [読切32頁] (1976.01)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC『まことちゃん』3巻
  (4)小学館SSCセレクト 3巻
  (5)小学館文庫 2巻
  備考:
  改題(2)以下、「ハワイのおばあちゃんの巻」。「まことちゃん」読切り時代の最後の作品。
  
  

• エネルギッシュギャグ まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』16号〜81年30号　 [連載249回4034頁] (1976.0418)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)『少年サンデー』GW増刊号 5月23日 1977
  (4)『少年サンデー』夏休み増刊号２ 8月30日 1977×
  (5)全24巻 小学館SSC 1977〜1981
  (6)『小学六年生』10月号附録「ギャグまんが大行進」1980
  (7)全24巻 小学館SSCセレクト 1995〜1996
  (8)全12巻 小学館文庫 1999
  (9)全7冊 小学館MFB 2001〜2002
  備考:
  (1)では副題に「エネルギッシュギャグ」。(2)(3)(4)(6)(9)は抄録。(5)(7)(8)は全収録だが、79年31号「出た！口裂け女」、79年38号「ジャングル大決戦」は(4)のみ所収。81年10号「猫・虎ぐみ」、同年11号「園内見物」は単行本未収録。楳図がこれまで忌避してきたキャラクター主義と定型的なギャグを徹底して追求し、爆発的な人気を博した。派手なドタバタ劇から絶妙なくすぐり笑いまで盛沢山で、社会ニュースや流行、芸能人まで捲き込んで社会現象となった。

  赤塚不二夫から「あれはギャクマンガではない」とさんざん批判されたというほど、全く新しいスタイルのギャグ作品だった。

  
  

• わかさま
  初出: (1)『ビッグコミック』増刊 5月1日号　 [読切20頁] (1976.0501)
  所収:
  (2)『少年サンデー』新春増刊号 1月14日 1977
  (3)小学館SSC 『まことちゃん』第6巻
  (4)小学館SSCセレクト第6巻
  (5)小学館文庫 第3巻
  備考:
  まことちゃん。(2)以下「番外編 わかさま」に改題。
  
  

• 猫目小僧
  初出: (1)『少年サンデー』 　 [連載4回全115頁(30頁,29頁,34頁,32頁)] (1976.0516)
  • 「階段」 20（5月16日）号
  • 「ともだち」 25（6月20日）号
  • 「手」 35（8月29日）号
  • 「約束」 40（10月3日）号
  
  所収:
  (2)1967年『ねこ目小僧』参照。
  (3)小学館MFB special『MOTHER 楳図かずお"母"セレクション』2014
  備考:
  (3)は「手」のみ所収。
  
  

• 楳図かずおの幻想世界
  初出: (1)『マンガ少年』10月号 朝日ソノラマ　 [読切4頁] (1976.1001)
  所収:
  (2)小学館FC『洗礼』第6巻 1976
  (3)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  備考:
  (2)(3)「よくない部屋」に改題。
  
  

• 女は待つ
  初出: (1)『ビッグコミック』増刊 11月1日号　 [読切4頁] (1976.1101)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  (1)は特集「男と女のサスペンス・ロマン」号で、「楳図・里中両氏が描く短編凶作「男と女」」とあって楳図が女編、里中満智子が男編。それぞれ二色4頁。(1)には「コミック作家の愛蔵品」と題したグラビア企画があり、一人一頁で紹介されている。つのだじろうの人形、楳図のファッション（Tシャツ等のコレクションだが赤白ボーダー以外のものが多い）、矢口高雄の釣具、篠原とおるの時計。
  
  

• 楳図かずおの幻想世界２
  初出: (1)『マンガ少年』12月号　 [読切4頁] (1976.1201)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  (2)「くらやみ」に改題。セリフの「まだだれもきづかないぼくのくらやみ」も後補。
  
  

• 劇画詩集 青空とちぎれ雲
  初出: (1)月刊『ポエム』12月号 すばる書房　 [読切13頁] (1976.1201)
  所収:
  (2)こわい本9『狂乱』愛蔵版 1982
  (3)こわい本10『おそれ』サンコミ 1985
  (4)こわい本10『おそれ』ハロウィン少女 1990
  (5)こわい本8『狂乱』恐怖文庫 1996
  (6)こわい本8『狂乱』新愛蔵版 2003
  (7)こわい本7『闇』角川ホラー文庫2021
  備考:
  マンガと詩のコラボレーション企画で、この号では楳図と吉増剛造が担当した。「校庭」「鉄棒」「砂場」「二学期」「黒板」「校門」「ちぎれ雲」というテーマでそれぞれイラストと詩を書き、それを合せたもの。(2)以下「スクール」と改題し、詩を省く。
  
  

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  1977（昭和52 / 40〜41歳）[top]

• ついに宇宙人あらわれる
  初出: (1)『少年キング』7(2月7日)号　 [イラストカラー1頁] (1977.0207)
  所収:
  備考:
  競作「21世紀を予言する！！」。他に矢口高雄、手塚治虫、つのだじろう、ジョージ秋山、永島慎二。
  
  

• まことちゃん
  初出: (1)『幼稚園』 小学館 　 [連載5回全16頁(2頁,3頁,3頁,3頁,2頁,3頁)] (1977.0401)
  • 「おうたのけいこの巻」4月号
  • 「アニマルごっこの巻」5月号
  • 「近道の巻」 6月号
  • 「ピクニックの巻」 7月号
  • 「あさがおさいたの巻」8月号
  
  所収:
  (2)小学館SSC『まことちゃん』第24巻 1981
  (3)小学館SSCセレクト『まことちゃん』第24巻 1996
  (4)小学館文庫 第12巻
  備考:
  (2)以下「まこと笑劇場」に改題し、巻題を附す。(1)は巻題無し、総て2色。
  
  

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  1978（昭和53 / 41〜42歳）[top]

• ねじれた空間
  初出: (1)『ビッグコミック』2月10日号　 [読切22頁] (1978.0210)
  所収:
  (2)小学館文庫『イアラ』1巻 1980
  (3)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (4)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  備考:
  楳図かずお劇場。
  
  

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  1979（昭和54 / 42〜43歳）[top]

• Smile
  初出: (1)『ビッグゴールド』4月20日（2号）　 [読切20頁] (1978.0210)
  所収:
  (2)小学館文庫『イアラ』1巻 1980
  (3)小学館愛蔵版『イアラ』1984
  (4)小学館文庫『ドアのむこう』2002
  備考:
  
  

• もと犬（人間になった犬のお話）×
  初出: (1)『世界の名作童話』コンパニオン出版　 [絵物語カラー2頁] (1979.03)
  所収:
  備考:
  落語「もと犬」をもとにしたもの。原本未確認。『まんだらけZENBU』19号(120頁)による。
  
  

• 異界の扉口
  初出: (1)『漫画アクション』増刊 4月14日号 双葉社　 [イラストカラー1葉] (1979.0414)
  所収:
  備考:
  折り込み頁のイラスト。ナレーションの「いいえ!!さっきまで彼女は若かったはずなのに!!」は死んだら本性が見えるという発想に一連のもの。
  
  

• 海にとびだせ　まことちゃん×
  初出: (1)『目で見る日本の海運・造船』(財)日本海事広報協会　 [単行本 A5横判カラー16頁] (1979.99)
  所収:
  備考:
  原本未確認。『まんだらけZENBU』19号(120頁)による。
  
  

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  1980（昭和55 / 43〜44歳）[top]

• まんが劇画ゼミ６ギャグ編
  初出: (1)集英社 1月25日　 [活字著書224頁] (1980.0125)
  所収:
  備考:
  柳沢きみお、江口寿史との共著。おもに『まことちゃん』についての解説が中心で『まことちゃん』論としても必読。
  
  

• いとしのエルビス
  初出: (1)『サウンドレコパル』7月号 小学館　 [読切30頁] (1980.0701)
  所収:
  (2)小学館SSC『まことちゃん』第23巻 1981
  (3)小学館SSCセレクト『まことちゃん』23巻 1996
  (4)小学館文庫 第12巻 1999
  備考:
  (2)以下は「まことちゃんのプレスリーの巻」に改題。初出と(2)とは同版ながら、ネームを打ち直し、初出の広告部分だった部分を描き足し、黒ベタの処理を多く施す。(2)以下は同じ。

  協力＝南聖二、資料＝下村誠。

  
  

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  1981（昭和56 / 44〜45歳）[top]

• ザ・ジャイアント
  初出: (1)季刊『宇宙船』5号 朝日ソノラマ　 [イラスト1葉] (1981.0220)
  所収:
  備考:
  ウルトラマンやセブンの未発表シナリオをまんが化する企画として。楳図は、上原正三の脚本ウルトラマン「ザ・ジャイアント」を担当。他に、井上英沖、一峰大二、桑田次郎。
  
  

• マリコさん、事件ですよ！
  初出: (1)『ビッグコミック』 　 [連載2回全30頁(各15頁)] (1981.0325)
  • 「まっきいろ事件の巻」3月25日（6号）
  • 「お地蔵様の呪い」6月10日（11号）
  
  所収:
  (2)『妄想の花園』笑いの編 小学館 2001
  備考:
  改題(2)以下「マリコさん事件ですよ！」。
  
  

• 先生をからかう本
  初出: (1)角川文庫（黄215）8月10日　 [活字編著256頁] (1981.0810)
  所収:
  備考:
  先生をからかうためのイタズラねたの本。「楳図かずお編」と明記され、諸大学のサークルに依頼してネタを考えさせてまとめたという。『まことちゃん』の絵が諸所に配置されるが、多くがコミックス版からの転用、ただし描き下ろしも少しある。
  
  

• 男神〈OZIN〉
  初出: (1)月刊『マンガデュオ』創刊9月号 朝日ソノラマ　 [読切24頁] (1981.0901)
  所収:
  (2)『妄想の花園』笑いの編 小学館 2001
  備考:
  (2)は「OZIN」というルビが無い。

  
  

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  1982（昭和57 / 45〜46歳）[top]

• ヒゲばあさん
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』1月15日（1号）小学館　 [読切4頁] (1982.0115)
  所収:
  (2)『妄想の花園』笑いの編 小学館 2001
  備考:
  
  

• わたしは真悟
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』小学館 　 [連載114回全2234頁] (1982.0430)
  • 第１部（〜Pro.4）1982年 4月30日（ 8号）〜1984年11月15日（21号）
  • 第２部 (Pro.5〜）1984年12月30日（24号）〜1986年 9月 1日（27号）
  
  所収:
  (2)全10巻 小学館BC 1983〜86
  (3)全6巻 小学館SVC 1996
  (4)全7巻 小学館文庫 2000
  (5)全4巻 小学館MFW 2003
  (6)全6巻 小学館BCS UP!11 2009 2010
  備考:
  
  

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  1983（昭和58 / 46〜47歳）[top]

• 絶食
  初出: (1)別冊『少女コミック』8月号 小学館　 [読切6頁] (1983.0801)
  所収:
  (2)小学館BCシリーズ『楳図かずお恐怖劇場』第1巻 1985
  (3)小学館SVC『恐怖劇場』1巻 1992
  (4)小学館MFB『恐怖劇場[ママがこわい]』1999
  (5)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 2002
  (6)『文藝別冊』楳図かずお特集 河出書房新社 2004
  (7)小学館BCS『ねがい』UP!２ 2005
  (8)小学館MFB special『楳図かずお 恐怖劇場』2005
  備考:
  初出は「短編まんがフェスティバル」のうち。石森章太郎、赤塚不二夫ほか全10人が各々6頁作品を描いた。
  
  

• よいこはコワイぞ!!まことちゃん
  初出: (1)『ＳＦマンガ競作大全集』21号 東京三世社　 [読切4頁] (1983.0901)
  所収:
  備考:
  「宇宙人の巻」と巻題が附く。
  
  

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  1984（昭和59 / 47〜48歳）[top]

• 蠅
  初出: (1)別冊『小説現代』新秋号（9月） 講談社　 [小説10頁] (1984.0915)
  所収:
  (2)『妖異百物語』第二夜 出版芸術社 1997
  (3)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  備考:
  (1)には楳図画の挿絵一葉があるが、(2)以下では省略。
  
  

• アクアリウムの夜
  初出: (1)月刊『小説王』13（10月）号〜15号 角川書店　 [挿絵3回(未完)12頁] (1984.0928)
  所収:
  備考:
  稲生平太郎『アクアリウムの夜』（初出、未完6節まで）にイラストを描いた。各回で見開き全図のイラストを2葉づつ描いた。初出誌は文庫サイズで、荒俣宏『帝都物語』などを掲載した。
  
  

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  1985（昭和60 / 48〜49歳）[top]

• Ro^jin
  初出: (1)『ビッグゴールド』7月18日号（12号）　 [読切28頁] (1985.0718)
  所収:
  (2)『恐怖への招待』河出コミックパス 1988
  (3)『恐怖への招待』河出文庫 1996
  (4)『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 2000
  (5)『楳図かずお[イアラ]』第2冊 小学館 2002
  (6)小学館BCS『ねがい』UP!２ 2005
  (7)『女性セブン』2月16日、2月23日 小学館 2006
  (8)小学館MFW『楳図かずお恐怖劇場へび少女』2012
  備考:
  
  

• DEATH MAKE〈デスメイク〉
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』増刊 8月26日号　 [読切28頁] (1985.0826)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  (3)小学館BCS『ねがい』UP!２ 2005
  (4)小学館MFB special『楳図かずお 恐怖劇場』2005
  備考:
  
  

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  1986（昭和61 / 49〜50歳）[top]

• ビデオカメラに何が写ったのか?
  初出: (1)『ハロウィン』創刊1,2月号 朝日ソノラマ　 [連載2回全70頁(32頁,29頁)] (1986.0101)
  所収:
  (2)ハロウィンコミックス『楳図かずおの呪い』1986
  (3)ハロウィン少女『楳図かずおの呪い』1989
  (4)こわい本14『呪縛』恐怖文庫 1996
  (5)こわい本14『呪縛』新愛蔵版 2004
  (6)こわい本6『怪物』角川ホラー文庫2021
  備考:

  (1)の2月号には巻頭カラーで、楳図がウメキュラ伯爵としてドラキュラに扮したグラビア5頁あり、少女役は五十嵐恵（オスカー）。

  
  

• 4の恐怖
  初出: (1)『ハロウィン』2,3月号　 [連載2回全46頁(13頁,32頁)] (1986.0201)
  所収:
  (2)ハロウィンコミックス『楳図かずおの呪い』1986
  (3)ハロウィン少女『楳図かずおの呪い』1989
  (4)こわい本14『呪縛』恐怖文庫 1996
  (5)こわい本14『呪縛』新愛蔵版 2004
  (6)こわい本6『怪物』角川ホラー文庫2021
  備考:
  
  

• 幽霊屋敷
  初出: (1)『ハロウィン』4〜6月号　 [連載3回全39頁(16頁,15頁,8頁)] (1986.0401)
  所収:
  (2)ハロウィンコミックス『楳図かずおの呪い』1986
  (3)ハロウィン少女『楳図かずおの呪い』1989
  (4)こわい本14『呪縛』恐怖文庫 1996
  (5)こわい本14『呪縛』新愛蔵版 2004
  (6)こわい本6『怪物』角川ホラー文庫2021
  備考:
  (1)の6月号には作品にひきつづき「楳図かずおのイタリア怪物公園を訪ねて」と題して、イタリアのボマルツォ公園への訪問を二色写真入りで伝える文章（全3頁）がある。文にクレジットは無いが「私は……」とあって楳図が語る形式に見える。
  
  

• 神の左手悪魔の右手
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』 　 [連載77回約1260頁] (1986.0929)
  • 「錆びたハサミ」 9月29日（31号）〜1987年2月2日（8号）全17回
  • 「消えた消しゴム」2月23日（11号）〜 4月13日（18号）全8回
  • 「女王蜘蛛の舌」 5月4日（21号）〜 7月27日（33号）全13回
  • 「黒い絵本」 8月31日（38号）〜 11月23日（50号）全13回
  • 「影亡者」 1988年1月29日（7号）〜 7月18日（32号）全26回
  
  所収:
  (2)全6巻 小学館BC 1987〜1989
  (3)全4巻 小学館文庫 1997
  (4)全3巻 小学館MFW 2002
  (5)全2巻 小学館BCS UP!12 2011
  (6)全2巻 小学館MFW 2014
  備考:
  当時流行したスプラッタ映画の向こうを張ったウメズ・ホラーの超進化型。「ヌーメラウーメラ」は「ウメズ」の語感を利用した作者の造語。
  
  

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  1987（昭和62 / 50〜51歳）[top]

• 楳図かずおの悪夢　こわい本
  初出: (1)『サスペリア』創刊 No.1号 秋田書店　 [読切11頁] (1987.0201)
  所収:
  (2)秋田豪華版『恐怖』2巻 1990
  備考:

  (1)は全11頁作品で前8頁分が四色カラー、9〜11頁は二色カラーの作品だが、(2)は2、3頁目の見開き一画（街なかで人々が殺戮しあう場面）を省略し、6〜9頁目の見開き二画を4頁目に上下2段に組み直し、全6頁に縮めたもの。ただし、(1)で二色カラーだった9〜10頁は、(2)では四色で読める。

  
  

• ホラー・コレクション―恐怖世界の怪物たち
  初出: (1)富士見ドラゴンブック（富士見文庫）　 [活字監修書336頁] (1987.0630)
  所収:
  備考:
  監修書。本文レイアウト＝藤森尚隆。表紙・口絵イラスト＝藤原勝。映画やコミックのホラーキャラクター事典で、おろち・猫目小僧・へび女・未来人類なども立項される。
  
  

• 黒い瞳
  初出: (1)『少年サンデー』34( 8月 5日)号　 [読切26頁] (1987.0805)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  KAZZシリーズ1。
  
  

• わたしは誰？
  初出: (1)『少年サンデー』35( 8月12日)号　 [読切24頁] (1987.0812)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  KAZZシリーズ2。雪女と吸血鬼を絡ませる作品で、これを作劇法で世界の綯交ぜという。
  
  

• 背猛霊
  初出: (1)『少年サンデー』48(11月11日)号　 [読切24頁] (1987.1111)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  KAZZシリーズ3。「影亡者」のプロトタイプ。
  
  

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  1988（昭和63 / 51〜52歳）[top]

• サンデー19show（トークショウ）
  初出: (1)『少年サンデー』11(2月24日)号　 [読切6頁] (1988.0224)
  所収:
  (2)全4巻 小学館SSC（新シリーズ）1989
  (3)『超！まことちゃん』第1巻 小学館BCS UP!７ 2006
  備考:
  平成版まことちゃん。(2)「まことちゃんのデンワだよの巻」。
  
  

• 800回目のお彼岸
  初出: (1)『少年サンデー』16(3月30日)号　 [読切24頁] (1988.0330)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  (3)小学館MFB special『MOTHER 楳図かずお"母"セレクション』2014
  備考:
  KAZZシリーズ4。
  
  

• まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』21(5月4日)号　 [読切2本立全29頁(14頁,15頁)] (1988.0504)
  所収:
  (2)全4巻 小学館SSC（新シリーズ）1989
  (3)『超！まことちゃん』第1巻 小学館BCS UP!７ 2006
  備考:
  平成版まことちゃん。「ビチグソビデオの巻」「キョーフの温泉旅館の巻」の2本立て。
  
  

• まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』27(6月15日)号　 [読切16頁] (1988.0615)
  所収:
  (2)全4巻 小学館SSC（新シリーズ）1989
  (3)『超！まことちゃん』第1巻 小学館BCS UP!７ 2006
  備考:
  平成版まことちゃん。「恐怖のキョンシーあっちむけピョンの巻」。
  
  

• 恐怖への招待
  初出: (1)『恐怖への招待』 6月 河出書房新社　 [活字著書182頁] (1988.0621)
  所収:
  (2)『恐怖への招待』1996 河出文庫
  備考:
  楳図は理詰めで作品を作っていく作家だということがよく分かる名著。(2)では図版等が大幅に省略される。
  
  

• 永遠のスーパーチャイルド まことちゃん
  初出: (1)『少年サンデー』37(8月24日)号〜 1989年32(7月26日)号　 [連載44回674頁] (1988.0824)
  所収:
  (2)全4巻 小学館SSC（新シリーズ）1989
  (3)『超！まことちゃん』全3巻 小学館BCS UP!７ 2006
  備考:
  いわゆる平成版まことちゃん。「大笑いビーチ」が新連載第１弾。(2)のうち、4巻目「スースー星人の復讐」「恐怖のゴキブリシューズ」は小学館SSCセレクトや小学館文庫にも所収。後半のマーゴット・シリーズは『14歳』と並んで楳図神学の極北である。
  
  

• 神の左手悪魔の右手・番外
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』増刊 11月9日号　 [読切約4頁] (1988.1109)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  (2)は「おふだ」に改題。
  
  

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  1989（平成1 / 52〜53歳）[top]

• 鎌
  初出: (1)『少年サンデー』36号（8月23日）　 [読切40頁] (1989.0823)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  (3)小学館BCS『ねがい』UP!２ 2005
  備考:
  KAZZシリーズ5。
  
  

• 霧の中へ
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』10月9日号　 [読切24頁] (1989.1009)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  
  

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  1990（平成2 / 53〜54歳）[top]

• 14歳《FOURTEEN》
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』1月12・15日（4・5合併号）〜1995年9月4日（37号）　 [連載260回約4200頁] (1990.0112)
  所収:
  (2)全20巻 小学館BC 1990〜95
  (3)全13巻 小学館文庫 2001〜02
  (4)全4巻 小学館BCS UP!13 2012
  備考:
  95年9月に完結。それ以後、マンガ作品は休筆中。(4)の刊行に伴って、2012年、ラストの部分に16頁を新たに増補して完全版とした。
  
  

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  1992（平成4 / 55〜56歳）[top]

• プレゼント
  初出: (1)『ビッグコミックスピリッツ』増刊 1月9日号　 [読切24頁] (1992.0109)
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  (3)小学館BCS『ねがい』UP!２ 2005
  (4)小学館MFB special『楳図かずお 恐怖劇場』2005
  備考:
  
  

• もしも
  初出: (1)『ビッグゴールド』新創刊号 小学館 　 [連載2回全54頁(24頁,30頁)] (1992.1217)
  • 第1話「万華鏡」 92年1号（12月17日）
  • 第2話「妄想の花園」93年3号（ 2月17日）
  
  所収:
  (2)『妄想の花園』ホラー編 小学館 2001
  備考:
  
  

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  1995（平成7 / 58〜59歳）[top]

• 自伝かずおちゃん
  初出: (1)『ウメカニズム』 5月 小学館　 [読切9頁] (1995.0520)
  所収:
  備考:
  
  

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  1996（平成8 / 59〜60歳）[top]

• やさしい『唯脳論』
  初出: (1)メディアファクトリー 　 [活字共著書160頁] (1996.1030)
  所収:
  備考:
  養老孟司との対談共著。

  楳図描き下ろしの挿絵がある。

  
  

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  1998（平成10 / 61〜62歳）[top]

• ガモラ《エピローグ》
  初出: (1)『ガモラ』QJマンガ選書9 太田出版　 [読切14頁] (1998.0120)
  所収:
  備考:
  未完だった「ガモラ」の完結編をここで初めて描いた。
  
  

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  1999（平成11 / 62〜63歳）[top]

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  2000（平成12 / 63〜64歳）[top]

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  2001（平成13 / 64〜65歳）[top]

• そして、その返事
  初出: (1)『広告批評』2月号 マドラ出版　 [コラージュ1頁] (2001.0201)
  所収:
  備考:
  21世紀最初の日に何をしたか、100年後にそれを伝えるという企画「100年後に贈る　100人の21世紀最初の1日」に寄せたコラージュ作品。
  
  

• 記憶の中の夏の風景
  初出: (1)『プリンツ21』11月刊 冬号　 [絵葉書カラー1葉] (2001.1101)
  所収:
  備考:
  楳図特集号の附録。カラー作品。奥吉野の風景を描く。
  
  

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  2002（平成14 / 65〜66歳）[top]

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  2003（平成15 / 66〜67歳）[top]

• 笑うその人
  初出: (1)ＮＨＫ教育『新日曜美術館』2月23日放送　 [絵画1枚] (2003.0223)
  所収:
  (2)『今からでも描ける！４コマ漫画入門』ＮＨＫ出版 2009
  備考:
  ヒエロニスム・ボス作の祭壇画の中で未発見の中央部分の絵を楳図が描いた。スケッチブックにサインペン、水彩。
  
  

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  2004（平成16 / 67〜68歳）[top]

• ぼくのはあと
  初出: (1)第9回 ＮＨＫハート展覧会　 [絵画1枚] (2004.0303)
  所収:
  (2)ＮＨＫ教育「福祉ネットワーク」3月3日放送
  備考:
  戸田卓志（14才）の詩「ぼくのはあと」に対して絵を描いた。ボードに水彩。
  
  

• ウメズの秘密
  初出: (1)『文藝別冊』楳図かずお特集 河出書房新社 6月　 [コラージュマンガ3頁] (2004.0620)
  所収:
  備考:
  『恐怖』シリーズのコマと楳図が写る写真とを合成したマンガ作品。「作・出演　楳図かずお」とクレジットされる。
  
  

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  2005（平成17 / 68〜69歳）-[top]

• おんだ祭り
  初出: (1)ＴＢＳ『オオカミ少年』5月26日放送　 [絵画7葉] (2005.0526)
  所収:
  備考:
  スケッチブックにサインペン、水彩
  
  

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  2006（平成18 / 69〜70歳）-[top]

• 知らなんだ〜
  初出: (1)ＴＶＣＭ『オロナミンＣ』大塚製薬　 [イラスト2葉] (2006.0601)
  所収:
  備考:
  初出は上戸彩主演で著名人が共演するシリーズのＴＶＣＭ。6月が楳図が共演者で、ＣＭ中で、楳図が描いた自画像・上戸彩像が使われる。タイトルは無いので、自画像のセリフから仮に採用した。
  
  

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  2007（平成19 / 70〜71歳）-[top]

• まいろろ〜もが、あはらひふなっらのら〜グワヒッ！
  初出: (1)『マイド！ドーモ！』首都圏版、1月11日〜17日号、アルバイトタイムス　 [イラスト1葉] (2007.0111)
  所収:
  備考:
  初出は無料配布の求人誌。新装に伴い表紙にまことちゃんのイラストを描いた。タイトルは無いので、まことのセリフから仮に採用した。
  
  

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  2008（平成20 / 71〜72歳）[top]

• 復活
  初出: (1)ＮＴＶ『行列ができる法律相談所』5月11日放送　 [絵画1葉] (2008.0511)
  所収:
  備考:
  まことちゃんを中心に描いた彩色絵画。カンボジアに学校を建てるためのチャリティーオークションに出品したもの。115万円で落札された。学校・子どもというテーマゆえ、まことを描いたものであろう。他の出品者に、藤子不二雄Ａ、川崎のぼる、ちばてつや、上戸彩、アグネス・チャン、美空ひばり、中尾彬、石坂浩二、地井武男、高田延彦、磯野貴理子、MISONOなど（順不同）。
  
  

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  2009（平成21 / 72〜73歳）[top]

• まこと虫の吉祥寺日記
  初出: (1)『今からでも描ける！４コマ漫画入門』ＮＨＫ出版 2009　 [読切1頁] (2009.1101)
  所収:
  備考:
  ４コマ作品。
  
  

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  2015（平成27 / 78〜79歳）[top]

• マザー 絵コンテ
  初出: (1)松竹メディア事業部 2015　 [読切86頁] (2015.0225)
  所収:
  備考:
  DVD『マザー』（松竹）の初回特別限定版の附録。自筆の絵コンテを複製したもの。キャプション＝永田よしのり。
  
  

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  2016（平成28 / 79〜80歳）[top]

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  2017（平成29 / 80〜81歳）[top]

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  2018（平成30 / 81〜82歳）[top]

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  2019（令和01 / 82〜83歳）[top]

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  2020（令和02 / 83〜84歳）[top]

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  2021（令和03 / 84〜85歳）[top]

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  2022（令和04 / 85〜86歳）[top]

• ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館
  初出: (1)「楳図かずお大美術展」東京・東京シティビュー 2022年1月28日〜3月25日　 [連作絵画101回103枚] (2022.0128)
  所収:
  (2)「楳図かずお大美術展」公式カタログ（図録） 楳図かずお大美術展制作委員会 8月1日
  (3)「楳図かずお大美術展」大阪・あべのハルカス美術館 2022年9月17日〜11月20日
  備考:
  「27年ぶりの新作」は101回103枚からなる絵画作品だった！画用紙に鉛筆で素描され、さらにそれを完全精密コピーしたものにアクリル絵の具で着色された101回の各々は、1番から101番までの番号と小タイトル、および語りの短文とを持ち、これを壁面に数珠つなぎに掛けて、それら全体で物語を紡ぐこの形式を楳図は「連作絵画」と名付けている。それはマンガとはもちろん、壁画や絵巻、紙芝居とも異なる新たな物語絵画の表現を切り拓くものである。楳図本人の意向が大きく反映され、椹木野依が監修を、窪田研二がキュレーションを担当した展覧会は、東京シティビュー（1月〜3月）、そして大阪・あべのハルカス美術館（9月〜11月）でも開催され、今後は全国巡回が準備されている。現代美術作家のエキソニモ、鴻池朋子、冨安由真がコラボレーションとして作品を展示した。(2)の公式図録には、着色・素描の両方を全作収録し、また椹木野依、高橋明彦、浅野秀剛が論考を寄せた。
  
  

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  2023（令和05 / 86〜87歳）[top]

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  [更新履歴][top]

  • 2023年01月28日 山本卓司との合作『呪われた蝋人形』（三島書房 1957年）を初めて読みました！これについては山本卓司の甥御に当たられる小松太郎さん（大阪府在住）に多大なるご高配にあずかりました。ありがとうございます。
  • 2023年01月03日 連作絵画『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を追加しました。角川ホラー文庫「こわい本」シリーズ（全11巻完結、6巻〜11巻を更新）。
  • 2022年06月22日 いつもお世話になっている夏樹晋さんから、佐藤プロ版『赤んぼ少女』、および『海にとびだせ！！まことちゃん』に関する多大なるご教示ご高配に与りました。記して感謝もうしあげます。
  • 2021年11月15日 角川ホラー文庫「こわい本」シリーズ（全10巻予定）刊行に伴い更新（4巻、5巻）。
  • 2021年09月28日 『妖剣』1集所収「堤ヶ原決闘奇譚」を更新。ようやく入手し実見しました。
  • 2021年08月07日 角川ホラー文庫「こわい本」シリーズ（全10巻予定）刊行に伴い更新（1〜3巻）。ずいぶん遅れました。今回のシリーズでは中野晴行氏による新たな楳図氏のインタビューが載っている。
  • 2019年12月10日 『花』4集所収「ゆうれいの花嫁」を更新。ようやく入手し実見しました。
  • 2017年01月22日 想田四「楳図かずお初期作品発表年再考記」（『まんだらけZENBU』74、2016年3月刊行）に発表された初期作品『鬼面屋敷』『底のない町』『姿なき招待』『呪われた蝋人形』「第四の棺桶」「毒蛾館」「幽霊花火」「黒子の怪」『幽霊を呼ぶ少女』の刊行年代推定を採用し、本目録へ反映しました。想田氏は私が贈呈した拙著『楳図かずお論』を読んでくれて、およそ不明だったこれらの出版年月を改めて考察・推定し、その結果を私にメールしてくれました。想田氏の研究に敬意を表し深く感謝します。また、所収誌への掲載を快くお認めくださった辻中氏にも感謝します。
  • 2015年03月21日 小学館MFB special『MOTHER 楳図かずお"母"セレクション』の発売（2014年10月01日）に伴い更新。ずいぶん遅れました。2月25日には『マザー』のDVDも発売され、初回特別限定版には楳図自筆「絵コンテ」の複製が附録でつきました。
  • 2014年09月27日 『神の左手悪魔の右手』MFW版（全2巻）の発売に伴い更新。MFW版は2002年にいちど全3巻本として刊行され、また全2巻本で刊行されましたが、どちらも奥附には「初版第1刷発行」と明記されています。
  • 2014年08月01日 金の星社『漫画家たちが描いた日本の歴史 古代・王朝絵巻』2014年刊、小学館MFW『へび少女』2012年刊、富士見文庫『ホラー・コレクション―恐怖世界の怪物たち』1987年刊の情報を追加しました。
  • 2014年03月02日 講談社漫画文庫・ゴシックホラー珠玉作品集3『かげ〈映像〉』、4『偶然を呼ぶ手紙』、5『蝶の墓』の情報を更新しました。
  • 2013年12月10日 講談社漫画文庫・なかよしオリジナル版3『山びこ姉妹』、4『夜がこわい』、5『生き人形』、同・ゴシックホラー珠玉作品集1『笑い仮面』、2『ねこ目小僧』、講談社 KCDZ『怪獣ギョー／楳図かずおの恐怖劇場』、小学館『漫画が語る戦争』、以上たまっていた本の情報を更新しました。それにしても、講談社漫画文庫のシリーズは、編集方針が素晴らしいですね。
  • 2013年12月08日 『底のない町』のゾッキ本『第三の罠』を追加。『まんだらけZENBU』No.61 P118の情報による。
  • 2013年06月21日 小学館BCS『楳図かずお』ビッグ作家 究極の短編集の刊行にともなって、所収作品を更新した。
  • 2012年11月23日 『14歳』にUP版が出ました。全4冊で、ラストに書き足しがある！らしいです。10月末に2冊、11月末に2冊が刊行されます。楽しみです。
  • 2012年12月23日 サイトを見てくれた先の同じ人から様々な指摘があって、直しました。気づかなかったミスを６箇所直せました。ありがとうございます。
  • 2012年11月22日 サイトを見てくれた人からの次のような指摘があって、直しました。「まぼろし少女・後日譚も所収小学館クリエイティブにしてはどうでしょうか。「ゆうれいがやってくる」は小学館クリエイティブ「ねこ目の少女」にはいってます。」ありがとうございます。
  • 2011年10月21日 講談社漫画文庫・楳図かずお画業55th記念（全8冊）のうち第8『影姫』、同・少年マガジンオリジナル版『ウルトラマン』（上下2冊）、同・なかよしオリジナル版作品集1『ロマンスの薬あげます！』、2『女の子あつまれ！』を更新。
  • 2011年05月23日 講談社漫画文庫・楳図かずお画業55th記念（全8冊）のうち、第4『黒い猫面』、第6『復讐鬼人』、第7『赤んぼ少女』を更新。
  • 2011年04月21日 小学館のUMEZZ PERFECTION!１２『神の左手悪魔の右手』（全２冊）を追加。しかし、このくるむタイプのカバー、ほんとに扱いにくいですね。
  • 2011年04月19日 完全版『人形少女』限定版BOX出来により、「人形少女」「赤いハンカチ」「滝」「丘の上の少女」「４年目の奇蹟」を更新。限定BOX、素晴らしい編集です。
  • 2011年03月21日 講談社漫画文庫・楳図かずお画業55th記念（全8冊）が刊行されています。これは、これまでのバージョンと異なり初出雑誌のまま集成するという画期的なシリーズです。昨年9月から刊行が始まっていました。今日はまずは、第1巻『まだらの少女』、第2巻『半魚人』、第3巻『へび少女』、第5巻『悪夢』。
  • 2010年09月03日 「古き大木を愛す」（わかば書房『花』18号所載）の情報を少し更新した。今日は楳図先生のお誕生日です。どうぞ、いつまでもお元気でいらして下さい。
  • 2010年08月24日 小学館クリエイティブの『城跡にひそかに集まれ！！』『猫面』『山びこ姉妹へびおばさん』の情報を追加した。買いそびれていました。
  • 2010年04月12日 小学館のUMEZZ PERFECTION!１１『わたしは真悟』（全６冊）を追加。いつでも買えるだろうと安心していたら、３巻目に錯簡があるとの情報が、公式HPの掲示板などで話題になっていた。後々は錯簡本のほうがレアになるでしょうから、慌てて購入した次第。しかし、錯簡本も結構売れ残ってはいる感じである。文庫が2000年に出ていますからね。2刷が出ないと、訂正版のほうがレアになるかもしれませんね。まあどっちでもいいか（笑）。なお、今回の装丁は本体表紙がプラスチックなので開いて折ると元に戻らないが難！。６巻目に荒俣宏氏が解説を書いているが、冒頭で「小学校に上がる前くらいに、『別世界』を読んで、楳図ってなんて読むのだろうと不思議に思った」（大意）と書いてある。小学校低学年では「梅」の字でさえ難読だと思うので、氏の早熟振りには脱帽である。ただし、『森の兄姉』『別世界』でのクレジットは「ウメズカズオ」「山路カズオ」等であり、「楳図」のクレジットは存在しないのですよ。勘違いか、作り話か。
  • 2010年03月10日 小学館クリエイティブ『ハナ狐 初期幻想民話短編集』の情報を追加した。
  • 2009年05月21日 新刊『ビッグコミックセレクション名作短編集』所収の「さいはいての訪問者」を更新。
  • 2009年03月28日 小学館のUMEZZ PERFECTION!９『赤んぼ少女』、１０『洗礼』を追加。
  • 2008年09月30日 北大での学会出張を利用して、道立図書館蔵の『森の兄妹』『別世界』を初めて実見しました。小学館クリエイティブの復刻本も立派な本であるが、オリジナルの色彩と鮮明度は正直それ以上でありました。
  • 2008年08月20日 小学館のUMEZZ PERFECTION!８『漂流教室』を追加（随分更新が遅れてしまいました）。
  • 2008年08月03日 赤いハンカチの発表年次を訂正。所収の『虹』20号は1961年1月3日ではなく、1960年12月20日のようです。<ナイキ>
  • 2008年07月31日 小学館クリエイティブの『紅グモ』『ねこ目の少女』『山びこ姉妹』（狐つき少女）の情報を追加した。
    『ねこ目の少女』『怪談』の所収情報に、秋田書店ACセレクト『ミイラ先生』を追加した。初歩的なミスで、今の今まで記入し忘れていた。小学館クリエイティブ版『ねこ目の少女』の斎藤宣彦の解説で気づいた。
  • 2008年07月07日 「残酷の一夜」（残酷物語２）を更新。
  • 2008年05月13日 『虹』やわかば『花』、初期メジャー作品の連載順をおぼえるうたなどを無理やり考えて追加した。正確に暗記しておく必要が出てきたため（詳細はいずれ）。
  • 2008年05月11日 5月11日放送・NTV『行列ができる法律相談所』でのチャリティーオークションに出品された絵画作品「復活」を追加。
  • 2007年11月25日 現代マンガ図書館（内記コレクション）により、「赤いハンカチ」、「山の細道」、「４年目の奇蹟」、「楳図かずおの悪夢　こわい本」「楳図かずおの呪い」を更新しました。
  • 2007年09月22日 小学館クリエイティブ『おみっちゃんが今夜もやってくる』『人魚物語』を更新。ずいぶん更新が滞っていました２。
  • 2007年07月25日 佐藤プロＡ５判『猫面』購求。
  • 2007年07月20日 小学館クリエイティブ『まぼろし少女』『ロマンスの神様』を更新。ずいぶん更新が滞っていました。
  • 2007年03月17日 小学館クリエイティブ『城跡にひそかに集まれ!!』発売（刊行日は2007年3月20日）に伴い更新。
    「マリ子さん事件ですよ／まっきいろ事件の巻」の初出の号数が間違っていたのを訂正（5号でなく6号）。日付は合っていました。<もっきりや>
  • 2007年02月11日 小学館クリエイティブ『赤い蝶の少女』『恐怖の地震男』発売（刊行日は2007年2月20日）に伴い更新。
  • 2007年01月18日 『マイド！ドーモ！』のために描き下ろされたイラスト作品を「まいろろ〜もが、あはらひふなっらのら〜グワヒッ！」という仮題で採用した。ついては、昨年6月にオロナミンＣのＴＶＣＭで使われたイラスト作品も、採用した。
  • 2006年12月18日 小学館クリエイティブ『宿り花』『雪の花』発売（刊行日は2007年1月10日）に伴い更新。
  • 2006年12月08日 「雨の日のバス」を更新。
  • 2006年10月08日 小学館クリエイティブ『別世界 幽霊を呼ぶ少女』刊行（発売は8月）に伴い更新。
    UMEZZ パーフェンクション7『超!まことちゃん』刊行により更新。
  • 2006年08月03日 小学館クリエイティブ『俺の右手』『灰色の中の影像』刊行（発売は7月20日）に伴い更新。
  • 2006年07月30日 夏樹晋さんから「母よぶこえ」を見せていただきました。感謝！これで、同作は読破しました。
  • 2006年07月28日 少女ブック「雪おんな」、同「母よぶこえ」、なかよし「ロマンスの薬あげます！」、同「女の子あつまれ」、平凡パンチ「助けてくれ！」、月刊小説王「アクアリウムの夜」をそれぞれ実見したので更新。
  • 2006年06月26日 『フィギュア王』101号所収「楳図かずおクロニクル」（作成＝想田四）刊行に伴い、私は未調査ながら、忘れないようにということで、新情報「助けてくれ!」、「愛の奇蹟」の初出情報、「アクアリウムの夜」（小説＝稲生平太郎）の挿絵、以上三情報をとりあえず追加。「楳図かずおクロニクル」では、本サイトや『ユリイカ』2004年7月号も御参照いただいているようで、クレジットに感謝。
    現在、オロナミンCのCMを、作品として取り上げようかどうか、ずっと思案中。〈公開された絵画作品〉という意味では十分に作品なのだが、タイトルを付けにくいのでね。やはり「知らなんだ〜」かな。
  • 2006年06月20日 UMEZZ パーフェンクション6『猫目小僧』刊行により更新。この版は、初出を再現したり、描き下ろしが追加されたりと大変貴重。
  • 2006年06月09日 「手討ち」「青空とちぎれ雲」「オテンバ日記」を更新。
  • 2006年06月03日 高木弘さんの「ゆたか書房仕入台帳」のデータ（竹内オサム編『ビランジ』16・17号）を加味しました。
  • 2006年05月29日 夏樹晋さんに、以下の資料、および詳細情報を頂きました。ありがとうございます。 「オテンバ日記」「母よぶこえ」「まぼろし少女」「ザ・ジャイアント」「奪われた心臓（EVIL HEART）」「恐怖の館」「イヌ神つき」。
  • 2006年05月15日 小学館クリエイティブ『花びらの幻想・続花びらの幻想』刊行に伴い更新。
  • 2006年04月15日 小学館BCS『恐怖』(UMEZZ PERFECTION!５) 刊行に伴い更新。
  • 2006年04月09日 「ロマンス病院B号室」（『17才』3号）の初出情報を更新。
  • 2006年04月09日 『週刊少女フレンド』『少年キング』、平成版『まことちゃん』をほぼ実見。
  • 2006年03月28日 「へび娘にみそめられた私」（『美しい十代』1966年8月号）を追加。
    「ふしぎなじけん」（1968年『小学三年生』）をすべて実見。『ティーンルック』をほぼ実見。『週刊少女フレンド』を1967年中までほぼ実見。
  • 2006年03月27日 「肉面」所収の『別冊少年マガジン』初秋特大号(1968年9月)を更新。
  • 2006年03月17日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の『ねこ目小僧』「妖怪千手観音」を更新。
  • 2006年03月13日 「キツネつき少女」の『虹』44号初出情報を追加。
  • 2006年03月10日 夏樹晋さんに、「ロンよなかないで」と「雪女」（『小学三年生』1968年2月号附録）の発行日を教えていただきました。
  • 2006年03月08日 その他、いろいろ年代を訂正して、とりあえずアップしました。発表順に並べる、という無謀な計画のメドもちょっとだけ付いたので、(1955.0625)の如く、初出年代の詳細も示し始めました。
  • 2006年02月24日 今までしませんでしたが、図書館通いを始めました。言い訳じみますが、完成が目的ではなく、コレクションしながらチマチマやるのが目的だったので。でまあ、そうも言ってられず。しかしまあ兎も角、今までよくもというほど間違っていましたよ。
    「べにバラ」を更新。 「人形少女」の初出情報を大幅に更新。「愛の方程式」の連載回数の誤りを訂正。 「黒ネコクロベエのゆいごん」、「いとしのエルビス」、平成版まことちゃんの非連載作品、KAZZシリーズ、「きちがいやしきの少女」「ゆうれいがやってくる」「のろいの面」「４年目がこわい」等の初出を確認。『花びらの幻想』の年代を訂正、ほか数え切れません。以上、国際子ども図書館、都立多摩図書館。
  • 2006年02月17日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「蟲たちの家」を更新。
  • 2006年02月09日 小学館クリエイティブ『少年探偵・岬一郎短編集』刊行により、主に「第四の棺桶」「死相」を訂正。ほかに「毒蛾館」「幽霊花火」「黒子の怪」を所収。必読書です！
  • 2006年02月03日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「Ro^jin」を更新。
  • 2006年01月15日 夏樹晋さんに、「ハナ狐」、「ふりそでの歌」、「ロンよなかないで」をカラーコピーで送っていただきました。
  • 2006年01月07日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「夏の終わり」を更新。
  • 2005年12月18日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「首」を更新。
  • 2005年12月10日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「目」を更新。
  • 2005年12月04日 小学館クリエイティブ『姿なき招待　続姿なき招待』出来に伴い更新。
  • 2005年12月03日 BigComicSpacial UMEZZ パーフェクション4『おろち』出来に伴い更新。
  • 2005年11月11日 1979年「もと犬」、同年「海にとびだせ　まことちゃん」を追加。原本未見。夏樹晋氏の御指摘により、『まんだらけZENBU』19号から。
  • 2005年11月11日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「姉妹」（『おろち』）を更新。
  • 2005年11月05日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「その目が憎い!」（魔性の目）を更新。
  • 2005年10月26日 『森の兄妹 底のない町（完全復刻版）』（小学館クリエイティブ）刊行に伴い、当該２作品を更新。
  • 2005年10月26日 小学館MFB spcial（My First BIG SPECIAL）『楳図かずお 恐怖劇場［ギョエーーッ］』の刊行に伴い、所収の「蟲たちの家」、「絶食」、「まだらの少女」、「ねがい」、「プレゼント」、「DEATH MAKE」を更新。
  • 2005年10月21日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「白い右手」を更新。
  • 2005年10月14日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「みにくい人」を更新。
  • 2005年10月07日 『女性セブン』の発売に伴い、所収の「うばわれた心臓」を更新。
  • 2005年08月28日 『楳図パーフェクション！』（全３冊）の発売に伴い、所収作品の項目を更新。
  • 2005年08月27日 ＣＤ『闇のアルバム』発売（2005年6月29日）に伴い同項を更新。
  • 2005年07月27日 1965年「ねこ目の少女」を少しだけ更新。
  • 2005年07月25日 1957年「なきわらいやんちゃ物語」を更新。
  • 2005年06月28日 1967年に「楳図かずお先生のおわらいまんが」（チイ子さんともん太くん）を追加した。
  • 2005年06月14日 トップページのタイトル画像を『ガモラ』に変えてみた。
  • 2005年04月11日 1985年ラジオドラマ『漂流教室』を、林隆嗣さんからお送りいただきました。大変感謝申し上げます。脚本は佐々木守で、エピソードの省略はあるものの、原作を損なわず、よい作品に仕上がっています。また、ダメな教員役で声優出演している楳図先生も、非常にいいお声で、上手いです。
  • 2005年03月28日 1962年『虹』35集の所収「チイ子さん」をすこし更新。
  • 2005年03月10日 下記の通りの改訂版をサイトに載せることにした。内容的には想田四氏による目録『KAWADE夢ムック』版が出て、そこからの情報も付加したので、かなり正確なものになりました。が、データ全体の構造化を重視してあり、読み物的にはあまり面白くはありません。
  • 2004年07月30日 『ユリイカ』7月号出来により、全面的に改定した。この間に、マキイチロー、成瀬正祐、辻中雄二郎、夏樹晋の各氏より多大なご教示を賜わった。
  • 2004年04月30日 夏樹晋さんから資料を提供していただきました。それにより、「ふりそでの歌」「やまびこ姉妹　紹介編」「長編コミック傑作集／憑かれた主役」「ソノシート・へび少女」「ソノシート・猫目小僧」などに訂正を加えることができました。
  • 2004年04月26日 『まことちゃんの今月いちばん歌謡曲』を追加した。想田四氏のご教示による（『漫録』vol.50)。
  • 2004年03月21日 朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』11「異形1」を更新。
  • 2004年03月11日 NHKハート展で、戸田卓志君(14才)の詩「ぼくのはあと」に楳図が絵を付けた。
  • 2004年03月05日 朝日ソノラマASコミックス『ウルトラマン』（下巻）刊行に伴い更新。発売予定日は2月24日だったが、20日にはコンビニ店頭に並んでいたようである。
  • 2004年02月11日 刊行よりすこし遅れたが、朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』9「怨念」、同10「蜘蛛」を更新。
  • 2004年01月14日 『ママがこわい』の講談社『なかよし』附録（1967年3月）を更新。
  • 2003年12月24日 朝日ソノラマASコミックス『ウルトラマン』（上巻）刊行に伴い更新。
    1968年『小学三年生』所収の「ふしぎなじけん」第三話「死人からの電話」を追加更新。
  • 2003年12月10日 朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』8「狂乱」の刊行に伴い更新。
  • 2003年10月29日 「半魚人」について、初出『少年マガジン』1965年49号、および1966年別冊『少年マガジン』夏休みおたのしみ号、「人喰い不動」について初出『少年マガジン』1967年27号の情報を追加。
  • 2003年10月26日 朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』7「神罰」の刊行に伴い更新。なんか今月から１冊づつ刊行ですね。
  • 2003年09月22日 朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』5「蛇1」、6「蛇2」の刊行に伴い更新。
    『別世界』について、『少年サンデー』1971年23号の特集記事「私のデビュー作」により情報を追加。
    『おろち』『漂流教室』『わたしは真悟』のそれぞれについて、初出書誌へのリンクを張った（リンク先は既存のページですが、めだたなかったので）。
  • 2003年09月16日 樫原かずみ氏に、『少年マガジン』増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集2 1968年10月27日についてご教示を賜わる。所収は、「半魚人」「人食い不動」（人喰い不動）、「悪魔の手を持つ男」、「首なし人間」（恐怖の首なし人間／うめずプロ／ピーター伴名儀）でした。
  • 2003年08月22日 朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』3「顔」、4「闇」に刊行に伴い更新。
  • 2003年07月25日 朝日ソノラマの(新版)愛蔵版『こわい本』1「影」、2「虫」に刊行に伴い更新。
  • 2003年07月22日 「ツタンカーメン王ののろい」(『考古学入門　大昔をさぐる』所収）の刊行年を1969年から1974年に正す。
  • 2003年07月18日 『すみれ』を数冊入手したので、★メモ 金園社についてと言うコーナーを作り、すこしまとめた。
  • 2003年06月10日 「蟲たちの家」をすこし更新。
  • 2003年06月03日 「おろち」連載時の『少年サンデー』1969年25号〜1970年35号を全部まとめました。 [おろち初出書誌]
  • 2003年06月02日 『虹』5号により、『まぼろし少女』をすこし更新。
  • 2003年05月31日 『ビッグ・コミック』1969年10月10日号「耳」の書誌情報を追加。
  • 2003年02月24日 NHK教育「新日曜美術館」で発表された、「笑うその人」を追加した。久々の新作。傑作。
  • 2003年02月13日 佐藤プロ『17才』第4集の情報を追加した。
  • 2003年02月05日 佐藤プロ『17才』『花』はコンプには未だ程遠いが、自分でもいろいろと分かんなくなってきたので、整理の意味も含めてある分だけでも書影を載っけた。刊年推定はおおよそ正しいと思うが、詳しい書誌などは未考状態。 [17才] [花]
  • 2003年02月01日 MFW版『わたしは真悟』(第3、4巻)を追加した。
  • 2003年01月15日 『花』（佐藤プロ・1966）14号所収の「のろいの面」を更新した。
  • 2003年01月10日 しばらく怠っていたが、新愛蔵版『イアラ』、MFW版『わたしは真悟』(第1、2巻)を追加した。
  • 2002年12月10日 イアラ刊行記念のリトグラフを載せた。
  • 2002年11月11日 MyFirstWIDE版『神の左手悪魔の右手』を更新。
  • 2002年10月29日 LP『闇のアルバム』を更新した。
  • 2002年10月28日 『花』（佐藤プロ・1964）2号を更新した。
  • 2002年10月10日 『花』（わかば書房・1960）19号所収の「月見草の少女」を更新した。
  • 2002年08月08日 『闇のアルバム』の「発作」を更新。
  • 2002年07月12日 小学館文庫・イアラ短編シリーズ（全3冊）『愛の奇蹟』、『ドアのむこう』、『内なる仮面』の刊行に伴って、関係箇所を更新。
  • 2002年06月17日 『怪』90号にもとづき、『目なし地蔵』を更新した。
  • 2002年06月06日 『お百度少女』を更新した。岬さんのご協力がありました。感謝します。また、これに付随して、『母よぶこえ』を諸目録通り1958年作に戻してみた（が、まだイマイチ確信がない）。
  • 2002年05月30日 MyFirstWIDE版『洗礼』を更新。
  • 2002年05月27日 1987年公開の大林映画『漂流教室』に関連して、楳図の書き下ろしカットを見つけたので、いままで立項しなかった同映画を、立項することにした。
  • 2002年05月20日 『ベストコミック・ビッグ15』（1971年9月号・虫プロ）所載の「手」を追加した。
  • 2002年04月09日 「くも妄想狂」の、初出『劇画マガジン』版（文春文庫で復刻）と、再掲『ヤングビート』版(復刻無し）とでは、ネームがすこし違います。文言が違ってたり、描き文字が写植になってたり、と。それは、本を見比べると分かります。では、絵は同じか？つまり、同じ原稿で、たんにネームに手を入れただけか。で、そうであることを確認しました。
  • 2002年04月04日 『吉野のあらし』を連載した『大和タイムス』を、奈良県立奈良図書館で閲覧してきた。なかなかの傑作でしたよ。毎日連載で170回、これもスゴイ。発表年次も、既存目録に言われた1955年ではなく、1956年でした。[1956年]
  • 2002年03月22日 『幻の火が消える』が入手で来たので、『青い火』シリーズを整理した。
    年代別のリンクを作った。
  • 2002年03月21日 『ロングラブレター』、および関電工のテレビCMを立項しました。
  • 2002年03月15日 （新）小学館文庫『イアラ』（全１巻）の発売・刊行にともなって、当該部分を更新。『イアラ』短編集の所収話対照表も、それらを入れ込んだ。
  • 2002年02月15日 「キューピット」（『17才』11号）をすこし更新。
  • 2002年01月29日 東邦ホームランコミック17『マスクボーイ』を更新した。当選は無理かな、と思ってたら、あたりました。ラッキー。
  • 2002年01月26日 『闇のアルバム』の「再会」を更新。
  • 2002年01月19日 佐藤プロA5判『ふりそで小町捕物帳』、『復讐鬼人』の初出情報を、それぞれ更新した。『チイ子とモン太の４コママンガ』の所収に虫プロ『ビッグ15』を追加した。
  • 2002年01月08日 凡例を、すこし書き換え、また後ろに持ってきた。
    『Ｚ』4号所収「イボのある男」を更新。岬さんの御尽力に与りました。ありがとうございます。
  • 2002年01月07日 「くも妄想狂」所載の佐藤プロ『ヤングビート』創刊号の情報、「顔を返して!」所載の『平凡』69年6月号の情報を、それぞれ更新。
  • 2002年01月01日 My First BIG『まことちゃん』の「あけまして2002年なのらー!!」、MyFirstWIDE『漂流教室』を追加。
  • 2001年12月31日 『少女フレンド』楳図かずお特集号(1987年4月1日号）の情報を更新。弟からもらいました。
  • 2001年12月08日 佐藤プロ版『続ミイラ先生』の更新に伴い、併載の「4年目がこわい」「呪いの面」を更新。
  • 2001年11月19日 『闇のアルバム』の「墜落」を更新。
  • 2001年11月12日 『Pocketパンチ Oh!』に「競馬ブーム」というカラーイラストを描いてた。71年4月号。表紙は辺見えみりの母。ヤフーオークションを見てて見つけた。ほしいなー（笑い）。
  • 2001年11月08日 『愛の奇蹟』を更新。
  • 2001年11月06日 つばめ出版『怪談』の刊行年次についてすこし考え、「ばけもの」が既存目録の記すような1964年発表作品ではなく1965年1月発表と考え変更した。それにともない、「蝶の森」など『怪談』初出作品もくり下げた。「地蔵の顔が赤くなる時」の『花』8号所載情報を更新した。
  • 2001年10月31日 『虹』の刊行年次についてすこし考え、「虹USO新聞」「狐つき少女（キツネ目の少女）」などの発表を、既存目録等の1961年から1962年に変更した。ともかく、私にはまだよく分からん。
  • 2001年10月29日 「深山ざくら」を更新した。所見はつばめ出版『怪談』100号による。『うろこの顔』の初出情報をすこし追加。
  • 2001年10月27日 My First BIG『まことちゃん』の「スポーツの秋にグワシ!!」を追加。
  • 2001年10月26日 1969年『ビッグコミック』9月10日号（「夏の終り」所収）に、「現代妖怪群饗宴之図」という見開き2頁の4色イラストがあったのを、ヤフーを見てて気づいた。それまで気づかなかった。ヤフーオークションは色んな意味でケシカランと思うので、自分ではやりませんが、情報源としては役に立ってます、ははは。
  • 2001年10月24日 なかよし附録『ママがこわい』の情報を追加。吉田正明さんに教えてもらいました。
  • 2001年10月12日 「森の兄妹」中野書店『楳図かずお初期作品集』のポスターの画像を追加した。
  • 2001年10月03日 なかよし附録『こわいまんが特集』の情報を更新。
  • 2001年10月01日 佐藤プロ花文庫『ミイラ先生』(前編)の情報を更新。
  • 2001年09月26日 『プリンツ21』が発売されたので、買う。これ、「そして、その返事」（2001年『広告批評）』までも作品リストに掲げてくれて（しかも図つき）、大変いい本です（笑）。
  • 2001年09月24日 佐藤プロ花文庫B6版『女の子あつまれ!』（No.1）の情報を追加。
  • 2001年09月21日 My First BIG『まことちゃん』の「祭でマッチョメ!!」を追加。
  • 2001年09月08日 「肉面」の初出を確認した（『少年マガジン』1968年14号）。
  • 2001年09月01日 竹宮恵子「漫画狂の詩　楳図かずお伝」についての情報を追加。『猫面』諸版の対照表を作り始めた。
  • 2001年09月01日 My First BIG『まことちゃん』の「必ちびる!怖〜い話!!」と「天災は大変なのら!!」を追加。
  • 2001年08月31日 『17才』12号により、「キューピット」を更新。『ナック』1,2 により「猫面」を更新。
  • 2001年08月30日 はまちん氏から『花詩集』1、2、4号のコピーを送って頂きました。それに伴い、「まぼろしの花」「好きな人（きらいきらいきらい）」を整理した。
  • 2001年08月17日 『単行本未収録作品集・妄想の花園』（小学館・2001年9月1日刊記／解説・中野晴行、資料協力・想田四）刊行につき、所収作品を更新。
  • 2001年07月22日 1958年作品「ほくろの怪」を更新。『かげ』『へびおばさん』の佐藤プロB6版も更新。
  • 2001年07月18日 小学館文庫『14歳』（全13巻の予定）刊行開始に伴い、当該部分を更新。SB版『14歳』は三友社・樋口さん、大場さんのお世話になりました。同じく、My First BIG『まことちゃん／2001年・まことの夏なのら』刊行に伴い更新。
  • 2001年07月12日 別冊『ヤングジャンプ』発売(2001年7月10日)に伴い、所収の『蛇娘と白髪魔』を更新。
  • 2001年06月28日 冒頭の目録に『COM』1967年12月号 草森紳一「まんが家論10楳図かずおの巻--恐怖の創造とテクニック」を追加した。
  • 2001年06月05日 白井勝也（小学館常務取締役）氏が、つい先日、専務取締役に就任したそうなので、そのあたりの情報を更新。ほか、ちょっといろいろ。
  • 2001年05月26日 佐藤プロB6版(黒版)を中心に、『猫面』諸版についての情報を更新した。また、花文庫B6黒カバー版シリーズの書影ページを作った。
  • 2001年05月10日 『ヒゲばあさん』を更新した。どどひこさんに見せて頂きました。
  • 2001年05月02日 『アゲイン』やっぱり、全65回でした。
  • 2001年05月01日 スタジオK（木乃実光）編 『人気まんが家なんでも百科』（1970年2月16日講談社刊）に楳図情報あり。1970年のところに追加しました。
  • 2001年04月23日 『アゲイン』と『漂流教室』の連載回数を間違えてた。いままで数えてもみなかったよ。『漂流教室』は113回ではなく105回。『アゲイン』は65回でなく66回（たぶん）。今日は、大変な人にお会いしました（楳図先生ではありません）。
  • 2001年04月10日 『烈願鬼』を更新。
  • 2001年04月07日 花文庫B6判の『悪夢』『人こぶ少女』『地蔵の顔が赤くなる時』『影姫』を更新した。
  • 2001年03月29日 繭さんから、『少女フレンド』増刊・楳図かずお特集号の情報と、スキャンした画像を送ってもらいました。ありがとさん。
  • 2001年03月23日 佐藤プロ花文庫B6判『女の子あつまれ!』（第２巻）とそれに所収の「まぼろしの蝶」の情報を更新した。
  • 2001年03月09日 『なかよし』附録（なかよしブック）の『へびおばさん』を追加した。
  • 2001年02月20日 『ガモラ』、『ママがこわい』に画像を、『まことちゃん』の77年サンデー増刊GW版の新情報を、「くさり」の初出頁情報などを追加した。
  • 2001年02月10日 『広告批評』2001年2月号所載の「そして、その返事」を追加。
    吉祥寺特集の載った『産経新聞』（2001年2月6日・夕刊）を豊田千明さんから送って頂きました。ありがとうございます。
  • 2001年02月02日 篠原さんから御教示をいただきました。1979年『漫画アクション』増刊号(4/14)に「異界への扉口」と題した４色見開きのイラスト作品が有りました。
  • 2001年01月30日 『烈願鬼』の初出を『ビッグコミック』だと思い込んでいたが、既存諸目録通り、『ビッグコミック・オリジナル』だったことが判明。篠原さんからご教示賜りました。
  • 2001年01月15日 「恐怖・都新聞エミ子シリーズ」の「割れたつり鐘」の初出情報を訂正。1969年の3、4月2回連載ではなく、2〜4月3回連載。
  • 2001年01月06日 繭さんから「マリコさん事件ですよ!」（まっきいろ事件）のコピーを送っていただきました。ありがとうございました。
  • 2001年01月04日 『まことちゃん』（平成版）を1項目に整理して、『まことちゃん』章題一覧にも組込んだ。
  • 2000年12月30日 『闇のアルバム』（見知らぬ男）、『猫目小僧』、『半魚人』、『まことちゃん』（平成版）を更新。
  • 2000年12月25日 「まだ剥がれるうちはいい」を所収する『グラフィケーション』1973年4月号を、編集業務担当の(有)LE MARSの田中和男氏より、倉庫を探していただいて、頂戴しました。私にとって、クリスマス・プレゼントの第2弾でありました！
  • 2000年12月23日 仙台のなおみさんから、『ティーンルック』誌の資料を送っていただきました。「映像」の5回目と「蝶の墓」の1回目。ありがとうございます。2000年の私へのクリスマス・プレゼントの第1弾でありました！
  • 2000年12月18日 岡島昭浩先生から、大林宜彦監督作品『漂流教室』のビデオを頂きました。ありがとうございます。ほかに、校勘用にと、秋田デーコミや小学館旧文庫版の『おろち』『アゲイン』なども頂戴しました。
  • 2000年12月11日 繭さんから、「よいこはこわいぞ!!まことちゃん　宇宙人の巻」（1983年作品）を送っていただきました！ありがとさん。
    『別冊少年マガジン』臨時増刊号・楳図かずお大恐怖まんが傑作集1の情報を追加。
    『洗礼』のところに、『少女コミック』での一問一答を追加。
  • 2000年12月10日 そんなわけで、『猫目小僧』の書影を追加してみた。
    角川ホラー文庫『へび少女 --楳図かずお恐怖劇場』を追加。
  • 2000年12月09日 楳図ページのトップの画像を、金美院生の久永拓(Hisanaga Taku)に描いてもらった猫目小僧の絵に変えた。アクリル・パーティクルボード、42.0×31.5cm。因みに彼は、僕のマンガの話し相手。専攻の勉強の話もしてます、ハイ。
  • 2000年12月04日 下の花園大学の作品（「まだ剥がれるうちはいい」『グラフィケーション』誌所収）を、本来の初出年時の位置に移動。 富士ゼロックス広報部、編集業務担当の(有)LE MARSの方々の御協力を得ました。感謝の意を表してリンクします。
  • 2000年11月29日 1975年『グラフィケーション』誌に掲載された１コマ（イラスト）作品「時間」を追加。
  • 2000年11月26日 1978年度花園大学の入試（小論文）に４コマ作品が出題された情報（少年サンデー1978年14号)を追加。
  • 2000年11月09日 『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫を追加。
  • 2000年10月25日 なかよし附録の『すきすきすき!』（福白髪、好きな人を所収）を更新。『雪の花』を更新。
  • 2000年10月24日 仙台のなおみさんから、『ティーンルック』誌所収の「蝶の墓」（連載5回目）、「偶然を呼ぶ手紙」（連載9回目）のコピーを送っていただきました。ほんとうに、ありがとうございます。
  • 2000年10月03日 赤塚不二夫研究家の鈴木圭一先生から『まんがNo.1』のコピーを送って頂きませり。
  • 2000年09月29日 次の本を買ったのだが、電車でねむり少女してしまってて、置き忘れてしまった!（涙）電車で忘れ物したのは、生まれて初めてです。
    1. サンコミ『うろこの顔』初版カバー色ズレ
    2. 東京トップ社『ねむり少女』
    3. 『少年サンデー』夏休み増刊号１ 「聞いて下さい私のなやみ」所収
    4. 『プレイコミック』1972年9月号(No.10)「本」所収
    買ってすぐ、喫茶店で一通りみたので、情報だけは本目録に反映した。
    『闇のアルバム』の初出情報を追加した。『ねじれた空間』の初出情報を追加した。
  • 2000年09月19日 1963年の作品の順序を入れ替えた。この年は、佐藤プロとひばり（つばめ）書房の仕事が主だが、ひばりの仕事は上京（8/24日〜8/31日までの間）以前にも行っていたので、ひばりの作品を前に持ってきた。佐藤プロとの関係は上京後だろうと思う。
  • 2000年09月18日 はまちゃん氏から、虹文庫版『ロマンスの薬あげます!!』の情報をいただきました。
  • 2000年09月10日 「モン太くんとチイ子さん」（『COM』所収）の間違いを訂正。SOH氏の指摘による。
    「まことちゃん（かくれんぼ）」の項に、1977年『少年サンデー』GW増刊号の「まことちゃんと巨匠傑作選」の情報を付加、ただし詳細は不明です。
    「内なる仮面」「憑かれた主役」を更新。
  • 2000年08月29日 『ロマンスの神様』、『まんが劇画ゼミ』、『狐がくれた木の葉っぱ』の情報を更新。
  • 2000年08月28日 1977年『少年サンデー』新春増刊号の「まことちゃんと巨匠傑作選」の情報を追加。
  • 2000年08月21日 「唇役にございます」「螺旋階段」「指」を更新。
  • 2000年08月11日 『ねこ目小僧』に、肝臓障害による休載の情報を追加。
  • 2000年08月04日 「お菊ろの」追加。愛蔵版「こわい本」巻8,9 の情報を更新。
  • 2000年07月20日 NHKみんなのうた2000年の新曲「むかしトイレがこわかった!」を追加。
  • 2000年07月19日 「蠅」を更新。繭さんに教えてもらいました。
  • 2000年07月06日 大映映画『蛇娘と白髪魔』、VAP『洗礼』を、ようやく見ました。
  • 2000年07月02日 お名前を伏せますが、「鎌」のコピーを送っていただきました。ありがとしゃん、ありがとしゃん。
  • 2000年07月01日 近田春夫と私の石川誠壱さんから、明石家さんま編『スターのお部屋拝見』（角川書店びっくり文庫 黄218・1981年6月30日刊）を送って頂きました。
  • 2000年06月27日 「凍原〈ツンドラ〉」の初出情報を訂正。「悪魔の24時間」「傷」「南へ」「図明氏のギャング」を整理。イラスト「ある視点」を追加。
  • 2000年06月25日 繭さんから「マリコさん事件ですよ!」（お地蔵さんの呪い）のコピーを送っていただきました。これは傑作です。ありがとうございました。
  • 2000年06月16日 樫原さんから『丘の上の少女』（『虹』10号）、『あなたの青い火が消える』（『少女フレンド』1965年46号）のコピーを送って頂きました。ありがとうございます。
  • 2000年06月15日 『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』を整理した。
  • 2000年05月29日 『イアラ』を整理した。
  • 2000年05月22日 『城跡にひそかに集まれ!!』を整理。『蛇娘と白髪魔』を更新。『わたしは真悟』の連載回数の間違いを訂正した（119回→114回）、なさけない。
  • 2000年05月20日 「歌」を更新。ほか、LP「闇のアルバム」なども新情報あります。
  • 2000年05月01日 『まだらの少女』などを整理した（２）。『へび少女』も。
  • 2000年04月21日 『まだらの少女』などを整理した。
  • 2000年04月11日 「青い火の怪」を整理した。ずいぶん間違ってました。ほか、『ロマンス療法』『エクソシスト』『猫目小僧』『ばけもの』などを更新した。
  • 2000年03月18日 楳図が作詞した近田春夫の曲「エレクトリック・ラブ・ストーリー」「ああ、レディハリケーン」を追加しました。石川誠壱@近田春夫と私の御協力に感謝します！ ビチグソロックはじめ、楳図作詞の曲なんかもフォローしてかないとなあ。 ほか、「猫目小僧」を整理。
  • 2000年03月01日 『ロマンス病院B号室』『復讐鬼人』の情報を更新した。３回連載作品『太郎さん羽奈子さん』の間違いを直しました。今まで、「奇蹟」と「７才の季節」の２つに分けていました。
  • 2000年01月27日 「快楽的恐怖漫画之宴」にひばり書房の『怪談』の情報が有りました。同サイトには、リンクも張らせて頂きました。感謝！
  • 2000年01月21日 樫原かずみさんから、『マガジン』『キング』のコピーを送って貰いました。
  • 2000年01月14日 『怪獣ギョー』の初出誌『少年サンデー』での扉の画像を追加。
  • 2000年01月10日 『まことちゃん』の章題や初出号数、所収号数などをまとめた。
  • 1999年12月20日 「笑い仮面」の『少年画報』初出情報をすこし追加。『猫目小僧』「みにくい悪魔」の、ソノラマ系諸本と小学館SCV版との違いを指摘。
  • 1999年12月16日 「大怪獣ドラゴン」の『少年画報』初出情報を訂正した。『少年画報』の他の作品についても、まだ調査が必要な気配です。
  • 1999年11月28日 福井大学の岡島昭浩先生から、『先生をからかう本』を頂戴しました。ありがとうございます。
  • 1999年11月24日 謎の美少女・仙台のなおみさんから、『少女フレンド』『ティーンルック』などの表紙と作品部分のコピーを送っていただいてたので、『猫面』などの情報を補足しました。たいへん有難いことです、なみだなみだ。今後も逐次、追加してゆきます。
  • 1999年10月20日 『きいてください私の悩み』等、あちこち増えてます。
  • 1999年10月18日 赤塚不二夫研究家の鈴木圭一先生から金園社『赤い蝶の少女』を拝借出来ました。ありがとうございました。
  • 1999年10月13日 あちこち増えてます。
  • 1999年09月12日 『まんだらけZENBU』No.4 の情報を追加。MyFirstBIG購入。
  • 1999年08月29日 MyFirstBIGなど購入。
  • 1999年08月09日 「怪獣ギョー」所収『少年サンデー』、『おろち』総集編、ACセレクト『恐怖』などを入手。
  • 1999年07月21日 atmaさんから、「蛇」のACセレクト『恐怖』所収は1巻目だって教えてもらいました。ありがとうございます。atmaさんも、楳図にはまってるそうです。
  • 1999年07月05日 『少年サンデー』1975年8月5日増刊号が手に入り、疑問だった竹宮恵子「楳図かずお伝」がやっと読めました。竹宮恵子は上手いですね。『花びらの幻想』が好きなようです。
  • 1999年06月24日 『なかよし』の附録の書影を追加。佐藤プロ『花』創刊号の書影を追加。『花』創刊号は、岬一郎氏の御尽力によって入手できました（僕が買った本と交換していただきました）。感謝申し上げます。
  • 1999年06月07日 サンコミックス版『こわい本』(朝日ソノラマ）の書影を追加。
  • 1999年06月04日 キングコミックス『笑い仮面』の書影を追加。
  • 1999年05月07日 『怪』『イアラ』『洗礼』などの書影を増補しました。リンクで飛べるようにしました。そのため、リンクの色もすこし変えました。岬さんの御教示を追加しました。
  • 1999年04月08日 『虹』を少し買いました。『ウメズム』VOL.1も。でも、まだまだ道は遠いですよ。ほかにあれこれいじってあります。あー、新学期が始ってしまう。
  • 1999年03月12日 東京に行ったついでに、２〜３買ってこれたので、ちょっとだけ情報が増えました。『半魚人』と『赤んぼう少女』の校異を更新しました。
  • 1999年02月23日 不確かな情報で自分であれこれ考えているよりは、岬さんに具体的に教えて頂いたほうが確実だと思い、これからは全面的に御協力を願うことにしました。勿論、最終的な責任はわたし高橋が負っていますし、本リストは免責無保証です。また、岬さんからの御教示分については、個別には示しません。
  • 1999年02月14日 岬一郎さんのご指摘を追加しました。あまり反映出来ませんでしたが、ほんとうにありがとうございます。これからも宜しくお願いします。豪華版『恐怖』を買ったので、付足しました。この本は、平成二年（一九九〇）刊行なのにまだ初版で在庫があります。秋田文庫新版よりいい本ですし、持ってない人は即注文したほうがいいです。ほかに、懸案だった『まんだらけ』16号の情報も付足しました。ほか、まことちゃんの４コママンガの画像なんかも入れました。佐藤まさあきの著作からの情報も書き加えました。
  • 1998年12月07日 『恐怖劇場』、出入りの本屋に注文していたのですが、全然持ってこないので、自分で買いにいきました。「へび少女」があんなに違ってたとは思わなかった。
  • 1998年11月23日 画像をちょっと入れてみました。
  • 1998年11月17日 弟のとこまで行ったので、『まことちゃん』を返して貰った。ほか、弟がいくらか本を買っておいてくれたので、有難かった。
  • 1998年10月14日 市川晋二郎さんからご教示頂きました。情報はすべて反映させられませんでしたが、ありがとうございます。
  • 1998年10月03日 いくつか本が手に入ったので、増補しました。
  • 1998年10月01日 1週間じゃこんなもんだな。

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  [凡例][top]

  1. [対象] プロデビュー後のマンガ作品、イラスト・絵画、活字編著書を載せた。マンガ作品のうち、アマチュア時代の作品、貸本時代のカットや４コマ作品、雑誌の表紙絵・扉絵は除いた。その他、監修書、エッセイ類、音楽作品、インタビュー・対談、原作映画・テレビ作品は除外した（それらは別に掲載する予定）。ただし、ＬＰ『闇のアルバム』はこちらに入れた。

  2. [排列] 初出書の刊記（奥付）により、発表順の配列を目指した。無刊記本については概ね推定根拠を示した（出版者・出版地・刊行年月日を完備して刊記と呼ぶ）。刊行年次未定の作品はその旨を銘記するか、推定される発表年の最後に置くかした。複数年の渉る連載作品や組み作品（『おろち』など）は、初回発表年にまとめて記した。

  3. [実見]　実見したことを基礎に、推定も加えて、目録を作成してます。他方、未見の作品、未見の単行本・雑誌等には×の印を付けてます。
     雑誌の連載は、一つでも見たことがあれば印を付けていませんが、その場合は「所見は○号のみ」等と銘記するように心掛けてます。実見とは架蔵をほぼ意味しますが、たんに本屋で見ただけとかもあります。

  4. [年記] 作品の発表年および単行本・所収本の年記は、推定も含め、基本的に（１）当該図書の刊記、（２）実際の発売時期、（３）実際の執筆・入稿時、というこの順番で優先して考えています。たとえば、雑誌や一般書籍は（１）と（２）は１ヵ月以上ずれてますし、（１）（２）と（３）もずれてます。（１）の刊記のある本は、まずそれに従います。貸本等のないものは（２）などを推定しています。（３）で考えたものは、実際にはありません。

  5. [細目について]
     ［初出］ (1) で初出書名と出版社・年次を示した。[　]で括って、形式（単行本・読切・連載・イラストなど）、形態（初出の判型・頁数など）を示した。但し形式・形態については未調査のものがある。
     ［所収］ (2) 以下の番号を所収書ごとに附し、所収書名・巻数（複数巻の場合）・出版社・年次を示した。番号は刊行順に附した。
     初出書・所収書の書名が作品名と同一の場合は、書名を省略した。(2) 以下の記載が無いものは、初出以後に所収書を持たない作品である。所収書は日本国内で刊行されたもののみ対象とした。
     ［備考］ 備考欄には必要に応じて、作品名の改題、所収状況、初出年次推定の根拠、版の異同、内容についてのコメント、などを記した。
     版の異同とは、初出以下諸版での絵を比較したもの。次のような術語を設定した。
     • トレース版（元原稿を透き写ししたもの）
     • 複製版（印刷媒体からの写真複製）
     • 補筆（元原稿に加筆する、または描き直す）
     • 切貼り（元原稿のコマ割りを変える）
     • 増補（元原稿に新たに描いたコマを入れる）
     • 省略（元原稿のコマや頁を省く）。
     
     今回は粗々記したに過ぎず、またセリフの異同は扱わなかったが、今後の研究課題となるだろう。

  6. [主な出版社名・レーベル名]
     出版社名は、初回のみ示すか、または、次に掲げる比較的明解なものは省略した。レーベル名は（　）で示した略語を用いたものがある。

     ●出版社	レーベル名（略語）
     ●秋田書店	少年サンデーコミックス（秋田サンデー）
     	秋田漫画文庫
     	秋田コミックス・セレクト（ACセレクト）
     	四六判上製本豪華版（秋田豪華版）
     	秋田文庫
     ●朝日ソノラマ	サンコミックス（サンコミ）
     	ソノラマ漫画文庫
     	一九八一年版B6判上製本（愛蔵版）
     	サンワイドコミックス（サンワイド）
     	サンスペシャルコミックス
     	ハロウィンコミックス
     	ハロウィン少女コミック館（ハロウィン少女）
     	楳図かずお恐怖文庫（恐怖文庫）
     	二〇〇三年版B6判上製本（新愛蔵版）
     	ASコミックス
     ●角川書店	角川ホラー文庫
     ●講談社	『なかよし』別冊附録「なかよしブック」（なかよし附録）
     	講談社漫画文庫
     	講談社漫画文庫ゴシックホラー
     	講談社漫画文庫なかよしオリジナル
     ●佐藤まさあきプロダクション （佐藤プロ）	A5判花文庫[1〜18]
     	B6判花文庫[20〜30、番号無し]
     ●小学館	少年サンデーコミックス（小学館SSC）
     	ゴールデンコミックス（小学館GC）
     	フラワーコミックス（小学館FC）
     	小学館文庫<[新・旧]>
     	菊判上製本豪華愛蔵版（小学館愛蔵版）
     	ビッグコミックス（小学館BC）
     	Big Custom Series（小学館BCシリーズ）
     	四六判上製本小学館叢書（小学館叢書）
     	スーパービジュアルコミックス（小学館SVC）
     	少年サンデーコミックス・セレクト（小学館SSCセレクト）
     	My First BIG（小学館MFB）
     	My First Wide（小学館MFW）
     	ビッグコミックスペシャル UMEZZ PERFECTION（小学館BCS）
     ●少年画報社	キングコミックス

  7. [既存目録] 楳図かずおの作品目録は、2004年5月現在までに10種類のものが作られている。それらを所収する書籍等を掲げておく。（ ）内が作成者である。参考にしています。感謝しつつ掲げます。
     1. 『COM』1967年12月号 草森紳一「まんが家論10 楳図かずおの巻」(目録はCOM編集部の作成と思われる)
     2. 「楳図先生作品目録」『少年サンデー』1975 3/16 11号（安井ひさし）
     3. 『こわい本』5 愛蔵版、朝日ソノラマ 1981（安井ひさし）
     4. 『楳図かずお初期作品集』別冊。中野書店 1982（安井ひさし）
     5. 『恐怖への招待』河出書房新社 1988（安井ひさし）
     6. 『こわい本』14 文庫版。朝日ソノラマ 1996（安井ひさし）
     7. 『ウメカニズム』小学館 1995（有限会社オフィスバーン）
     8. WEBサイト「半魚文庫」1998年より更新中（高橋明彦）
     9. 『プリンツ21』プリンツ21 2001、（編集部）
     10. 『楳図かずお大研究』宝島社、2002年（別冊宝島編集部）
     11. 『文藝別冊　楳図かずお』河出書房新社 2004（想田四）
     12. 『ユリイカ』7月号 2004（高橋明彦）
     13. 『フィギュア王』No.101、2006（想田四）
     14. その他、古書目録
         1. 『VMPC』Vol.1 3軒茶屋の2階のマンガ屋 1993.7
         2. 『まんだらけ』16（楳図かずお・忍者大特集 1997）
         3. その他

     楳図作品の最初の目録は『COM』所収のものであるが、1975年以降の安井ひさし（尚志）氏による継続的な目録作成は一時代を築いた重要な仕事であった。『ウメカニズム』所収目録は独自の判断も加えて新たに作成されたもの。『プリンツ21』は「半魚文庫」も参考にしたと思しい。
     また、『ユリイカ』所収の目録は、「半魚文庫」の成果を元に、岬氏、成瀬氏、辻中氏のご協力も得て、作成した。
     想田四氏のものは、初出情報の正確さという点でもっとも優れたもの。

  8. [謝辞]　併せて感謝申し上げまする。順不同です。
     1. 初期作品等をはじめ、岬一郎氏には多大な御教示・御協力を頂いています。
     2. 成瀬正祐氏には貸本漫画作品の刊行年次の認定において多大なる御教示に与り、また当時の出版資料を駆使した研究方法とその分析力には敬服の念を禁じえなかった。
     3. 辻中雄二郎氏には数多くの貴重な御所蔵本を閲覧させていただき、また具体的な書誌情報の提供を賜わった。
     4. 謎の美少女「仙台のなおみさん」から、『少女フレンド』『ティーンルック』などの当該部分のコピーを送って頂きました。何度も送っていただいています。
     5. 樫原かずみさんから、雑誌のコピーを送っていただきました。
     6. SHINGO HPのプリンセス・繭さんから、ことあるごとにコピーをいただいています。
     7. 吉田正明さんからコピーをいただきました。
     8. はまちんさんからコピーをいただきました。
     9. 「三月劇場」の石原さんから、『COM』所載の『チイ子』さんのコピーを送って頂きました。『COM』のデータベース。
     10. 「近田春夫と私」の石川誠壱さんに、近田春夫『天然の美』のカセットとライナーのコピーを送って頂きました。『スターのお部屋拝見』を送っていただきました。
     11. 「グラフィケーション」の富士ゼロックス社広報部、編集業務をされている(有)LE MARS（ル・マルス）の田中さんから、同誌所載の「まだ剥がれるうちはいい」等をお送り頂きました。
     12. 市川昇一郎さん、ご教示ご訂正くださった晋二郎さん御兄弟には、この目録を作るきっかけを与えていただきました。また、継続的かつ精力的な資料の提供をいただいています。ありがとうございます。

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  制作:高橋明彦
  

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