魔夜峰央『パタリロ!』白泉社コミックス全100巻章題リスト.半魚文庫

魔夜峰央『パタリロ!』白泉社コミックス全100巻章題リストおよび作品メモ

1 作品番号 1 美少年殺し
1979年11月20日文脈無視のリテラルなギャグ(こういう者だ。手帳屋か)、文脈の過度の依存のコンテクスチュアルなギャグ(セースルマンか何にも買わんぞ)
作品番号 2 墓に咲くバラ
南海にうかぶ小島−マリネラ王国、ダイヤモンド鉱山、マリネラの王子パタリロ8世、年齢10歳、身長140センチ、体重36キロ。MI6ジャック・バンコラン少佐。ゴキブリ走法。国際ダイヤモンド輸出機構。瞬間型のコマ割り(p71、p77 キスシーン、p94 )。パタリロはすでに軍服姿。
作品番号 3 パタリロ危うし!
常春の国マリネラ。10歳のくせに成人病のかたまり。父親が9歳の時のこどもか。人差し指か。いや指の先にあるものです。爪だろう。ナーゴ(猫になる p.119)。男の子のひざまくらでイチャイチャするのが仕事か。どうしてわかった。強盗団銀ギツネがマリネラ王国じたいを盗む。
作品番号 番外 猫間天狗
作品番号 やさしい悪魔
作品番号 妖怪油赤子
2 作品番号 4 化け猫
1980年2月20日時代劇、怪奇モノ。鍋島の化け猫騒動。
作品番号 5 パタリロ大混戦
母親エトランジュ。マライヒ(国際ダイヤモンド輸出機構の部下)。母親の前ではきりっとした顔をしている。デュラン。比較的複雑なスパイ作品。
作品番号 番外 猫間天狗 其ノ弐
作品番号 ルル=ベル火星行
短編作品。9巻「地球人の課題」でパタリロの中に登場。言語学の天才。サービス精神旺盛な火星人。
作品番号 牡丹灯籠
作品番号 パタリロ&ラシャーヌ作品メモ
3 作品番号 6 パタリロ活殺拳
1980年4月20日夢遊状態におちいったパタリロが、普段出来ないほどの強さを発揮する。パタリロ=リー。ゴキブリ並みの強靱さと猫族の敏捷性。瞬間型のコマ割り(p.33)。
作品番号 7 パタリロより愛をこめて
コマ間の飛躍を利用したギャグ(p.40)。マライヒ(改心しきっていない)。カサノバ。瞬間型のシリアスをそのままギャグにしてしまう(p.46〜47)。ガステレビ。
作品番号 8 パタリロ桜吹雪
それにつけても金のほしさよ。マデリーン(いとこ)。金さんといっている内に自己暗示にかかる。金さんにやつす。助けたマデリーンが最後にシャールに駆け寄る。パタリロは無視される。
作品番号 9 マリネラに降る雪
パタリロは優秀な知能の持ち主である。マリネラ大学で首席を争ったクリスチャン博士。国王になった重圧で3.7頭身から2.7頭身につぶれた(p.117)。戴冠式に用いる宝石ミステア1号を、人工降雪のために宮廷外に持ち出すことを見て見ぬ振りをするパタリロ。ココちゃんのために雪をふらせる。
作品番号 若さま
平安朝の若様。
作品番号 妖怪芭蕉の守
初期短編作品。
4 作品番号 10 マライヒ・マライヒ
1980年5月25日マライヒの替え玉。この橋わたるべからず。日本語の乱れ。大根。引き抜く。大根と言われて怒らないマライヒを替え玉だと気づく。
作品番号 11 バンコラン死す!
フリッツフォンマンテル博士。この目を見れば分かるだろう。落語=落伍者。(新潟ネタ)元祖浪花屋のゴキブリ走法。どんでん返し。
作品番号 12 マリネラの吸血鬼
国民の投書のパタリロ批判、投書主への弾圧のさま。タマネギ部隊とクックロビン音頭のポーズ、初出。吸血鬼騒動、怪異の実在を否定するストーリーで、最後にドラキュラ伯爵が出現している。
作品番号 13 妖怪ぬらりひょん
小千谷ちぢみ(新潟ネタ)。
作品番号 14 妖怪目目連
作品番号 番外 猫間天狗其ノ参
作品番号 怪奇生花店
ミロール。ミステリ仕立ての、極めて品の良いスリラー、ホラー。ミロールの出自の設定も完璧といって良い。
5 作品番号 スターダスト
1980年9月25日美少年は小難しい漢字を使うのがすき(p.7)。美少年の考察(絞殺)。人間コンピュータ。日本の精密機械技術と各社の社長。ジーク・タランテラ。クックロビン音頭(三波春夫)p.40 心なごやかになって健康的な明るい生活が送れる。東洋医学のいツボを押すと、五感が数十倍になる。電磁人間プラズマX、その活躍にバンコラン「地道なスパイ稼業がだんだんバカらしくなってきたなあ」。カルシウムが不足するといらいらするのは本当です、とある(頁127)。クックロビン音頭への自己言及がすでにある(p.136)、これは『ポーの一族』に搦めた説明である。
作品番号 吸血のデアボリカ
作品番号 天狗の顔
6 作品番号 15 パタリロ7世と8世
1980年12月25日ダイナマイトの爆発でタイムスリップ(タイムワープ)。7世と逢う。自分自身と同じキャラクターを相手にするがこんなに疲れるとは思わなかった(p.16)。クックロビン。「すばらしい小鳥の巣以来の感激だ」とある。クックロビン音頭は、人を巻き込んでいく。7世時代の設定は、8世の焼き直しである(設定が安直とある、p.34)。英国からマリネラの独立を守る。
作品番号 16 アメリカ乗っ取り!
ザカーリという当たる占い師を騙して、カジノで、さらには株で大もうけし、アメリカ全体を買い取るまでに至る。。パタリロは自分を悪魔であると開き直る。黄金バットやロンブロゾーなど。ザカーリは偽情報を渡して、設けた資産を全部無くす。
作品番号 17 プリンスマライヒ
強制的に行為をせまる(p.87)。納骨堂の怪奇は、学長の美少年肖像であった。
作品番号 18 時を駆けるパタリロ
タイムスリップがくせになり、少年時代のバンコランに出合い、タイムパラドクスを危惧する。シュバイツアー博士のまたいとこシバイタロカ博士。アセルニ辺境星人に似ているパタリロ。少年時代のバンコラン(母からはバルバロッサと呼ばれている)は、富豪シュレンジャーさんに引き取られるが、それは5万ドルを引き換えの人身売買にもにたものであった。今夜一度だけ(p.117)。カール=グローブナー将軍に出会い、情報局入りのきっかけとなる。
作品番号 19 幻想帝国
ダイヤに閉じこめられた王子の話=夢を見る。以前のダイヤの持ち主ヨハネス=アルフォンヌを突き止めるが、ヨハネスは、ダイヤの中に閉じこめられてしまう。
作品番号 妖怪稚児地蔵
作品番号 ヴァンコラン
いいかげん口をとじないと、むりやりだまらせるぞ。壁ドンなどの祖型である。
7 作品番号 20 化学騒動
1981年3月25日部屋中にゴキブリ。マッタリロ5歳。透明人間になる。スターダスト計画の計画のタランテラ再登場。パタリロも透明になって適地へ潜入。正義の味方に巨大化するパタリロ。
作品番号 21 学園物語
日本の帝国学園。足寄より。アデランスのさださん。生徒会副会長の八潮路さんは社長令嬢で不良グループと付き合っており、生徒会会長の桜木君は貧乏学生だがそのことを心配している。八潮路さんは父が中東へ武器輸出をしている証拠を性して不良グループに近づいていたもの。桜木は財団の令息であった。パタリロは最後に不良にクックロビンをさせる。若者よ行動だ。講堂。しょうもないダジャレ。
作品番号 22 赤い人魚
ニーダム大戸木。狸狩られ。バンコランに変装するドスマスカラス。パタリロも館長に変装していた。両親はないのか。片親だ。
作品番号 23 パタリロの一日
暗号か。黒い懺悔のプリンス懺悔が現れた。伝言ゲーム。クックロビン音頭はヨガで言う浮易のポーズ。おもしろい。パタリロを融解しようとするザンゲは、失敗して死ぬ。7年後のボク、は単なる想像図。
作品番号 24 めずらしい純白の花が咲く
ニワトリの卵から蛇が生まれる。なぜだろう。最初から蛇の卵だったんだ!綿菓子頭。バンコランは、パタリロのうわさ話としてのみ登場する場合がある(因果性)。怪奇生花店のミロール。綿菓子頭は殺され、パタリロも殺されるが、花になって復活してしまう。傑作。
作品番号 番外 猫間天狗 其ノ四
作品番号 霧魔
8 作品番号 25 地球人の課題
1981年7月25日いとこのルル=ベル。200X年、地球では火星人との交流が禁止されている。タイロンという宇宙人と、凶悪な宇宙人と。銀河警察である。善悪と美醜を混同してしまう、地球人の課題をパタリロ9世が演説して終わる。この相対主義的パースペクティヴィズムは、楳図的なギャグの本質である。
作品番号 26 恋の旅路
ラシャーヌ。モンタージュ。「偶然は恐ろしいといおうか設定が安直といおうか」(四六頁)
作品番号 27 パタリロ忠臣蔵
大石バンコラン。やつし。
作品番号 28 Xの悲劇
プラズマXの人間らしさについて。まさにSF的。原子力発電所の放射能漏れ事故なども加味された。
作品番号 悪魔の雷鳴
姉を渡したくない弟が、岩崩れで姉の求婚者を次々と殺す。崖崩れの音を、村人は悪魔の雷鳴と思っていた。
作品番号 妖怪女妖観音
光琳、寺の色子だった。14歳の時、住職を焼き殺す。お踊とお遊。最後は復讐されて死ぬ。
9 作品番号 29 雪がやんだら
1981年10月25日エジンバラに住むグローブナー将軍。マライヒが猫の真似をしてバンコランにじゃれつく。ビアスの『悪魔の辞典』。ミステリー推理仕立て。常識的な、雪の足跡説をくつがえす、脳溢血をマライヒがナイフで刺し、外交官でスパイのベネットに罪を着せた。尋問するために。
作品番号 30 殺しのライセンス
麻薬捜査。ヒマラヤと3回言って、世界一高い山を尋ねる。
作品番号 31 タマネギ!
タマネギ部隊発足の由来。エトランジュが、パタリロの知能の高さを危惧し「まともな人間の道を歩けるように」と思って優秀な軍人を集めて作った部隊。「あほな姿に身をやつしている」(頁78)。新入りのタマネギ21号の策動に、「死んでお詫びをしよう」と言うパタリロ。21号は敬服し、パタリロはこれを罪に問わない。
作品番号 32 パタリロ8世と10世
24世紀の未来、統合された世界。マスターウォンという独裁者(バンコランの子孫)眼力をつかって人を操る。「幸運(偶然)というより何も考えていない。」(107頁)ギャグに抗する闘い。追放。タイムワープもの。「くだらんSFの読み過ぎ」(バンコラン)。パタリロ自身が、バンコランに憧れ、もじり、やつしている。
作品番号 33 旅立てジャック
卵を孵化させる。アヒルの卵に放射線を駆け、巨大アヒルが孵化してジャックと名付けられる。(最愛の人、バンコランからの命名)。卵孵化仲間でアメリカの富豪セントクレアの孫、誘拐される。ジャックの活躍で孫は戻るが、ジャックが行方不明となり、セントクレアから感謝されるもトロフィーは貰えずじまい。
作品番号 悪魔の契約
ベルフェゴール。翼の折れたエンジェル。
作品番号 タロット
占い師ザカーリ。
10 作品番号 34 プラズマの恋
1982年1月25日わがままで嫉妬深いアフロ18。彼女に尽くすプラズマをばかにしている。プラズマが恐竜を孵化させ大切に飼育している。大人しいが、しっぽを触ると強力な酸をはき出す。アフロ18は嫉妬心から恐竜をけしかけ、プラズマは子どもとアフロ18を助ける。反省したアフロ18は王宮を出るが、プラズマはそれを追う。
作品番号 35 走れパタリロ
バンコランになりすましてMI6諜報部員を次々射殺するKGB外人部隊のフィリップは、家出した兄。弟のニコラは心臓病で輸血を必要としている。フィリップはバンコランと対決の場で事情を知って、KGBを裏切り射殺される。ニコラの手術は成功する。
作品番号 36 マライヒの赤ちゃん
ミスランというバンコランの以前の愛人。その頃、マライヒはバンコランの赤んぼうを宿している。が、ミスランはバンコランが女性と付き合わないのは趣味の問題よりも任務のために妻子を持たないのだと言う。悩むマライヒ。ミスランは医療チームに潜入してマライヒを流産させる。バンコランはあらためてマライヒへの愛を示す。男同士に赤んぼうは産まれうるのか、パタリロの考察は深い。耽美は純愛・生殖へと進展している。
作品番号 37 忠誠の木
仏蘭西革命に身を投じるタマネギ16号の物語。21号も登場する。
作品番号 38 FLY ME TO THE MOON
手をかざしただけで病気を治す少年。宇宙飛行士を目指している。ラストではパタリロが涙を流し、名作と言われている。
作品番号 妖怪高女
美少年。ネコに誘われて、土牢に閉じこめられている娘のカギを開けてしまう。妖怪として自分を閉じこめていた父親を恨み殺そうとする娘に「殺すな!人殺しなんかしちゃいかん!」「そんな姿はしていても、あんたは妖怪じゃないはずだ。だけとお父さんを殺してしまったらあんたは……!あんたは……!」と叫ぶ。娘は父親を害すことなく姿を消す。
作品番号 パンラドキン@
消化する落語の話。
作品番号 パンドラキンA
しずんだりもぐったり。「この物語にはいくつかの教訓が含まれています。たとえばいったん池に投げ込まれた石は、どこまでも沈んでいくしかないといったような……。わりと恐ろしい話です。」
11 作品番号 39 ゲルマン城の虜
1982年3月25日アニメ化決定の帯あり。秘境異次元ごっこ(やつしの変態、方法化。分断の極致)。妹をゲルマンの城から救い出す話だが、すっかりブツ切れになってしまっている。
作品番号 40 プラズマ・パパ
ブツ切れ(話が進まんでしょうが。37頁)。西ドイツの若きロボット博士スカンキーが、少女型ロボットスクン1を送ってくる。マリネラに戻っているプラズマとアフロとは意識はするもののうまく打ち解けていない。スクン1はことさらにプラズマを誘惑する。スクン1はスカンキーに虐げられている。破壊されたスクン1の残された意識を、いずれプラズマらが仲直りしたらプレゼントしようと考えていた赤んぼうロボットに移植する。プラズマはアフロにプロポーズをし、アフロもそれを受け入れる。プラズマXのシリーズは、いつも倫理SF(こんなジャンルがあるのかどうか私は専門家SF研究者ではないから知らないが、私が想定しているのは、P・K・ディックの諸作である)としてかなり上質な作品である。
作品番号 41 待ってます
マライヒはバンコランが自分を愛していることは重々承知しているにも関わらず、仕事のために前々からの約束を果たせない時など、ヒステリックになってしまう。パタリロはマライヒに「わがままだ」と言う、マライヒもそれはよく分かっているのだが、このどうしようもならない心こそが、「もののあはれ」であり、耽美は感情の問題にまで拡大しているのである。「わたしが愛しているのは今のおまえなんだ。なぜわたしが信じられない。うん?」とマライヒにいうバンコラン。これが、全てを崩壊に向かわせるギャグに抗する闘いである。マライヒは、バンコランを信じるようになる。最高傑作。メタ無しで聞く地点へ。
作品番号 42 ニャンコはニャンコ
アメリカの大富豪、マフィアが遺産をネコに託して死ぬ。そのネコ、メリージェーンはニャンコと仲良くなる。ニャンコは、マフィアの息子がネコを自然死にみせかけて殺す計画を知り、マリネラまで行ってパタリロに連絡する。「マリネラの医師団は優秀だからな」(パタリロ124頁)。
作品番号 43 プララ
プララを助けるパタリロ、しかし単純に良い話にはしない。それが、陶酔を拒むギャグの力能でもあるが、社会的な紐帯を断絶させる破壊的な力でもある。それを知性と呼ぶ。プララは赤んぼうの身体から、幼女の身体を与えられる。
作品番号 44 その男バンコラン
パタリロは、バンコランをぎゃふんと言わせてやろうと思っており、黒タマネギ部隊をイギリスに送り込み、バンコランの弱みを探っている。バンコランの寄宿生に、彼を恋人と思っている学生がいる。彼は、バンコランの瞳について「あの人にじっと見つめられたことのない人にはわからないよ。あの人に見つめられるとまるで、危険な罠の中にいるような気分になるんだ。生まれたままの姿で野生の虎の前にいるような、危険でそれでいて強烈な甘さを秘めた誘惑の瞳。あの瞳に見つめられると、もう何も考えられなくなって、ただ身を投げたしてあの人に抱いてほしくなる。あとのことなんか、どうなってもいいから、抱いて抱いてめちゃくちゃにしてほしくなるだ!あの瞳を想い出すだけでもう…体の芯がしびれるようで…」。その録音を聞かされたマライヒは「ぼくはバンコランを信じると決めたんだ」と叫ぶ。最後にすねるパタリロを負ぶってやると言うバンコランに宮殿の巨大な石の円柱を切り倒してつぶす。「何年も経つのに分かってない」とうそぶく。
12 作品番号 45 霧のロンドンエアポート
1982年4月25日二年先輩のデミアンがバンコランの心の傷を癒してくれる。一〇年前の話、イヨマンテ部長はまだ課長。シバイタロカ博士、シンダロカ博士。デミアンは一度KGBに捕まり、洗脳され切らずに麻薬で廃人となって発見されるが、バンコランの手厚い看病で半年ほどかけて健康に戻る。アメリカに行ったデミアンは、時間を掛けて共産思想に洗脳されてしまう。他方、マライヒはバンコランを信頼しているが、もし自分が居なくなれば、バンコランは新しい恋人を作るだろうかと思い悩む(104頁)。最後に二人の血糖いや決闘。バンコランに一〇年前と変わっているところがあるとすれば、命をかけてわたしをかばおうとする少年がいることを計算にいれなかった。「命をかけてきみのものなる」(チボー)。シュゲルグもタランテラも、その背後に悪魔(レオナルド、サバトの支配者)がいる。
作品番号 茸ホテル
13 作品番号 46 大江戸始末帳
1982年5月25日越後屋主人パタリロ、筆頭与力万古蘭、スリのマライヒ。妖怪を見せて殺人強盗を働く天狗党が吉原に現れる。バンコランは妖怪を信じない現実主義者。天狗党の妖怪は幻燈器を使って見せたものだが、を褂から手が出る(妖怪小袖の手という妖怪だという)。楳図・お百度少女のパターン。
作品番号 47 やっぱりプララ
プララが反抗期で、父親のプラズマにイライラしている。パタリロは気晴らしにプララを欧州の学校に人間の子として通わせる。プラズマは心配で附いていくが、プララはプラズマを召使いだとクラスに紹介し、自分がロボットであることをばれないようにしたいという。機械好きのあるクラスメイトがプラズマを分解してみたいと言い、プララがロボットだとバラされたくなければ分解に応じよとおどす。プラズマは受け入れそうになるが、プララはうけいれない。クックロビン音頭が、「もうみんなあきてるわよ」とプララに言われている。「落ちこみ」
作品番号 48 ベルサイユのヒマワリ
新潟弁。「そんげことゆーてもしょーがねーろ!だーすけやーゆーたんらわー」。「あねさ、やめんかね」。パタリロ10世のヒマワリ部隊23号がタイムマシンを乗っ取って18世紀のパリへ行き、フェルゼンを名乗ってマリーアントワネットと親しくなる。本物のフェルゼンは、歴史の必然故か落馬して死んでしまう。フェルゼンはフランス革命を経るが、一人の女性を愛したとして満足する。パタリロ10世は涙するが、8世の「泣くな子孫!」の励ましに、「目からよだれが」とギャグをとばす。
作品番号 49 アイ・ラブ・マライヒ
マライヒに憧れている男の子マークと、パタリロの変装とが似ており、CSAがパタリロを狙うが、マライヒがその警護に当たるが、マークとパタリロとが入れ替わり立ち替わりする。マライヒはマークをパタリロだと思い込んでいる。
作品番号 50 タロット輪舞曲
占い師ザカーリ。全て当てる。宝石強盗側にも予知能力者がいて、ザカーリとの対決となる。パタリロは予知能力の対象から逃れるために、過去と未来とを激しく行き来している。ヴェガ星域と地球との戦争。犯人は幼児。ザカーリは自らを占い、バンコランを自分に振り向かせようと考える。
14 作品番号 51 ファントム
1982年8月25日ザカーリがバンコランのマンションに引っ越し、パタリロはその手伝いをさせられている。バンコランは、殺し屋ファントムを追って、その弟のもとを尋ねる。「ハーイ!お元気−?」のポーズ。佐渡おけさ。ザカーリが求めた応援がファントムと同じく第三階梯(超能力者のミスターフー)。これまでの殆どの登場人物が一同に会して、ファントムの相手。ミスターフーこそファントムであり、バンコランに魅了されていた。バンコランは、マライヒとザカーリの二人のうち、マライヒのみ手をさしのべた。
作品番号 52 パタリロ異変
パタリロが急に真面目な国王になる。「○中○栄とかいう総理大臣が○ッキー○社から賄賂をもらった事件」をと言う。新潟ネタ。あまり真面目すぎて、エトランジュが来て、はしかにかかって真面目で普通の子になったことを想い出し、顔の発疹から風疹であると判断する。ひねくれた少年にもどりたくないと言うが、タマネギらは元の王様が一番良いと言う。
作品番号 53 αランダム
プララに兄αランダムを作ってやる。αランダムには、スカンキーがこっそり自分の知能回路を組み入れ、プラズマの秘密を探らせようとしている。αの計画をパタリロは見破り、αはプララを人質にしようとする。パタリロは、プララがスクン1の知能回路から作ったことを明らかにし、二人は実の兄妹であると明かす。スカンキーはαを自爆させようとするが、プラズマが来て阻止する。パタリロは自爆装置だけはずしてやる。
作品番号 54 マライヒの季節
エローラ
作品番号 55 大帝の罠
ピョートル大帝。バンコラン暗殺計画。
15 作品番号 56 腐ったリンゴ
1982年11月25日ピョートル大帝続き。バンコランの最も古い部下が大帝のスパイであった。
作品番号 57 さよならアフロ
わがままなプララ。しかるアフロ。ところがアフロがある朝発病した。金属製のカビ。カビ・マルスXを発明したブラント博士は、娘を人質にとられて、ピョートル大帝の言いなりである。アフロは死ぬ。
作品番号 58 悲しみのプララ
「新潟はへき地らねーわんね、裏日本一の大都会らんだてば」。アフロが死んで二ヶ月になる。宮殿は暗い。ピョートル大帝の支配下にあるブラント博士は、パタリロにプラズマに後妻を勧め、猜疑心の強い回路を持つエレクトラ=マンドラ。プララもこれを受け入れるが、パーティの席や、アフロの部屋を片付けるという件で、マンドラは陰湿にプララを動揺させる。
作品番号 59 さすらいのプララ
プララが姿を消す。マンドラは皆の前で妙なすね方をする。パタリロはブラント博士のロボットのわりには出来が悪いと感じる。プララ異国行きの船に密航し、船荒れる。おじいちゃまに救われるが、南方の火山の爆発性地震によりおぢいちゃまの油田が破壊され文無しに。プララはマリネラに救援の電話するも、出たマンドラがこれをもみ消す。プララは作業現場で働く(二〇〇〇馬力)が、マリネラ行きの飛行機に乗るも、ハイジャックに合う。
作品番号 60 あぶないプララ
この間、この某国に滞在中のバンコランとマライヒに遭遇しかけるが、遭遇せず。飛行機に隙を見て娘と逃げ出したブラント博士が乗り合わせており、プララに合う。パタリロは、バンコランからの電話で事態を知り、電送機でバンコランのもとへ移動。
作品番号 61 君の名はプララ
マリネラ空軍が出動し、ハイジャック機を撃墜してしまう。ハイジャック犯人は時限爆弾をかける。プララは状況客を逃がし、爆弾を抱えて海に飛び込むが、もう一つの爆弾が炸裂、乗客の幾人かは行方不明となる。発見されたプララは修理されるが、記憶をなくしている。マンドラはプララを悪い子で実母アフロを手こずらせていたといじめる。
16 作品番号 62 いたいけなプララ
1983年2月25日マリネラの地図(佐渡島に似ている)。湖にはパタッシーがいる。シバイタロカ博士、フリッツ=フォン=マンテル博士。青島美幸『親をケトばす日』絶版中。ランダムは、ビデオを確認して、プララは助かるためにブランド博士を犠牲にしたと思い込み、プララと一緒におれず、国外に出ることを希望する。
作品番号 63 パタリロ大集合
タイムパラドクスもの。タイムパトロールが34世紀において、猛威をふるっている。7世、8世、10世が勢揃い。パタリロがジェノバの少年十字軍から救い出した少年ヨセフが、34世紀のタマネギ部隊に入り、窮地のパタリロらを救う。結論部分でパタリロらは歴史に介入するのはやめよう、ただヨセフを信じていようと「大人っぽい意見」を言うが、そういうところが子どもっぽい、キャッキャッとじゃれ合い。ナレーションで「結論 みんな子供です」とある。
作品番号 64 アトランダム
ランダムの希望で、見た目を人間っぽくして寄宿生活に入る。パタリロも変装してルードヴィッヒとして同室にいる。上級生の言いなりにならない二人は、悪魔だと告発されて尋問をうける。学校の大司教はピョートル大帝の手先で、ランダムを破壊しようとするが、パタリロの指示のもとランダムは逃げ帰る。
作品番号 65 涙のプララ
ブラント博士が救出され、パタリロにこれまでのいきさつを話し、マンドラにアフロの優しさ回路を組み込む。記憶喪失のプララの記憶を取り戻させようとするが、喪失後の現在記憶を失うのを嫌がり、記憶回復を拒否する。現在の記憶とはランダムを好きな感情であった。
作品番号 66 恋はせつなく
どぎゃんしたらよかと。「どんげもこんげもねーこてやれ」(新潟弁)、「うそらねーて。ほんとらんだてば」。共産圏のG国に対する国連制裁にも関わらずマリネラ港を通じて穀物が輸出されている。
作品番号 番外 バンコラン−MI6にて
テオドラキス(ゲバラ以来の革命家)。KGBなどが単純に悪役で描かれる一方、こうした世界情勢については穏当であろう。南ウンガルは、20年来の軍事独裁政権に対して革命軍が立ち上がっているが、共産化すること嫌う合衆国は、軍事政権を放置している(これは当然チリのピノチェト軍事独裁政権と合衆国の関係を想定している)。テオドラキスは三年前息子ミキスらと姿を消したが、飛行機事故で発見される。七年前、テオドラキスに助けられた体験をもつバンコランが死体の検分役にアメリカ政府の意向もあって呼ばれる。ミキスは父親の死を知って絶望し服毒自殺をはかる。南ウの総統はヒトラーそっくりの人物である。バンコランは、墜落事故の6人全員死亡という記録から、ミキスは飛行機に乗って居らず、事故のあと合流し、父の死を知って自殺する役目であり、それによりテオドラキスの死亡を信じさせようという計画であることに気づく。なぜならバンコランは、似てはいるがその死体がテオドラキスでないことに気づいていたからである。バンコランはミキスの若虎ぶりに感服し、生きのびることを願い、次の革命の実現を予期する。
17 作品番号 67 11月のサナトリウム
1983年5月25日男の子達は背中に翼をもっている。キラキラしていて。それを羨ましがったエトランジュの小間使いの女の子・ジルが、男装して男の子たちの聖歌隊に入る。気分がよいのでマリネラに帰るというエトランジュに、男の子たちと分かれたくなくて、エトランジュに毒を盛る。パタリロはバンコランとともにエトランジュの服毒を探り、以上の事態を突き止める。パタリロは「翼を無くした少年はどうなるのかな」と言う。バンコランは「決まっている。男になるんだ」と言う(楳図的子供論)。
作品番号 68 マライヒの浮気
バンコランはアランと浮気をしている。マライヒは、パタリロと相談して、自分も浮気しているように見せ掛け、バンコランに焼き餅をやかせようとする。浮気相手に選んだ実業家の御曹司は、マライヒに本気になってしまい、バンコランにピストルを向ける。バンコランは、御曹司が金に困ってKGBの手先となってマライヒに近付き、バンコラン暗殺の隙を狙っていたことを見抜く。バンコランはマライヒに君だけを愛すと改めて言うが、アランの件がばれてもめる。
作品番号 69 バンコランVSバンコラン
マライヒのバンコラン評「浮気者で信用できなくて美少年狂いのいいかげんな人だけど、あてつけにそんなせこいまねをする人じゃない」「ほめるのとけなすと一度にやらんでくれ」。バンコランの少年時代の話。明るかったが、父親が死ぬ。善人と信じていた冒険家の叔父キーンが実は財産目当てで殺したものであったことを、人の言葉を解する飼い犬フンギーの教えによってバルバロッサは知る。キーンは執事やフンギーを殺して姿を消す。20年後の現在、ニューヨークのダイヤモンド街(ストリート)を操るキーン・バンコランという男がいるとパタリロがジャック・バンコランに告げる。バンコランは知らないとしらをきる。パタリロは、改修した電送機を使った結果、「フィードバック」により、送信元と送信先とで二人になる。どちらも本物である。合体し直すべく再度発動させると、さらに四人、八人(七人とある)に増えてしまう。キーン・バンコランはオーストラリアにダイヤモンド鉱山を持ち、ニューヨークのダイヤ市場に安売りをかけてき、困ったバイヤーたちを一気に仲間にしてあらたな販売網を作った。独自の販売網を持つマリネラにも攻勢を掛けてきた。パタリロ七人での裸踊り「ハーッこむらがえりで夜も明けるあねさもおらさもだっちょでだっちょでヨイヨイヨイヨイ」。パタリロは、タイムワープでバンコランの過去を探りに行く。キーンはエトランジュを介してマリネラに来る。パタリロは、キーンがオーストリアのダイヤモンド鉱山を見つけ資金を提供してくれない兄を殺したと言う。キーンとバルバロッサの対面あり、キーンはマライヒに近付く。一人に戻ったパタリロは、キーンは母上とマライヒをたらし込んでわれわれを分裂させようとしているとバンコランに言う。バンコランは「敵は個々に撃破すべし。兵法の初歩だ」といい、「兵法者の賢しきこと ただ進み押しつぶし殺すべきなり」とパタリロ。バンコランはマライヒを誘惑しようとしたキーンをなぐって訴えられ、暫く拘置所にとめおかれる。釈放後、キーンと全面対決へ。
18 作品番号 70 キーンVSパタリロ
1983年7月24日白紙のゴドーは、ダイヤモンド輸出機構のラーケン伯爵に仕えていたことがあり、その頃のマライヒを知っているという。マライヒは、ラーケン下の過去の自分の回想が織り込まれていくストーリー構成は実に読み応えがある。マライヒはキーンの眼力のよって貞操を奪われ、写真に撮られ、ばらまかれる。スイスで眠らされていたバンコランは、目覚めて、キーンに嫉妬を燃やし、マライヒは不謹慎と思いながら悦びを感じる。バンコランがマライヒへの愛を誓うシーン。エトランジュはマライヒに、あなたはもう汚されておりバンコランには相応しく無い、と言い放つ。140頁新ポーズ「いやいや」。エトランジュは、眠れるバンコランの世話をする内に本当に愛してしまい、アンケラソ王国で作られた魔法のほれ薬をバンコランに飲まれ、エトランジュを美少年に見えたバンコランは交わる。ゴドーの調査によりキーンは脱税などがあり早晩アメリカ国税局に摘発されることを知らされたパタリロは、無用な対決を回避すべくバンコランのもとへ駆けつけ、ほれ薬と一件を目撃する。パタリロはかえって「母上ぼくはあなたは見直しました。恋する女はくらい積極的でなくちゃいかんいつまでも貞淑な母親のからに閉じこもっている必要はないのだ 一人の女性として幸せを追求するいい傾向じゃないか」とにっこりつぶやく。バルカンの城への対決が迫る。キーンのもとにいるウォルト・ディズニーは、CIAヒューットにも雇われており、城の絵図面を入手している。
19 作品番号 71 散る薔薇咲く薔薇@
1983年11月24日守銭奴、ごうつくばり、金の亡者(19巻12頁)。アイアンハンド四人衆(スーパージェッタ−、)決闘シーンは全編素晴らしい。マンガ家の技量がうかがわれる。パタリロの軍服の秘密(R巻134頁)5歳の頃見たりりしい少年の姿に憧れて、というがタイムワープした自分を見ただけの話であろう。ゴドーはラーケン伯爵その人であった(19-148)。火山に爆弾を投下して地震を引き起こす。パタリロは、自らマイナス波を出して地震を打ち消す。バンコランとキーンが対面する。決闘シーン。他方、パタリロは財宝室を探して、電子機器室を見つける。財宝室のありかをキーン自身に聞こうとする。
作品番号 パタリロはみだしファン・クラブ
マリネラは佐渡島に似ている(185上)
20 作品番号 71 散る薔薇咲く薔薇A
1984年2月23日バンコランとキーンの決闘は、パタリロに邪魔されまた助けられもする。ゴドーはラーケンの弟であった。崖にぶら下がっていたキーンをバンコランはパタリロに助けさせ、殺さずに生かす屈辱を与える。
作品番号 72 気分・紀文・奇聞
パタ、人をいたぶるためならどんな努力も惜しまない。マリネラに潜入したKGBのエージェントが軒並み姿を消し、ひとりだけが「キブン」という謎のメッセージを残して死んだ。KGBを処理していたのは、タマネギも知らない、つまらない政府の印刷物を刊行する文化広報局で、パタリロが造り上げた防諜組織。軍隊も超近代的なものであるが、それに合わせて60頁。マライヒ自慰シーン。KGBはランダムの加速装置を軍事転用にねらっている。マリネラ警察長官が文化広報局として、ランダム奪還へ出向く。なお、キブンは、警察長官=文化広報局を言わんとしたものであった。
作品番号 73 シバイタロカ博士の日記
首切りの話。シバイタロカ博士に変装すると性格まで変わり、お金に執着しなくなる。
作品番号 74 国王の陰謀
パタリロの叔母さんが嫁いだトルマリン王国で軍部による革命が起き、国王軍はマリネラに軍隊派遣の要請が来た。パタリロは、軍隊でなくCIAのヒューイットを連れて自ら乗り込むが入国直後に逮捕される。革命は、共産圏のK国のしわざで、トルマリン国王も含む狂言であった。パタリロは見抜いており、トルマリン港に核武装した原潜を隠してあるという。パタリロのはったり勝ち、であった。(マッドマン理論)
作品番号 75 ヨタリロ登場
パタリロの従兄弟のひとり、サン=ミゲル公国の大公の息子、12歳にしてコンピュータの世界的権威。平凡。
作品番号 76 再びラーケン
マキャベリ=ド=ラーケン、ウォルト・ディズニー。平凡。
21 作品番号 77 50枚の金貨
1984年5月24日タイムワープで過去に行き、高利貸しをやっていたころの思い出、エドモン=ダンテスが恨みを晴らした男に金を貸していたため、ダンテスから直々にもらったのが、この50枚の金貨であった、ダンテスのサイン(後々高く売れる)をもらわなかったことだけが名残りという。
作品番号 78 大盗賊
3年前に行方不明になっていた国宝ダイヤのレッドスターが、オークションで競り落とされ、大英博物館に展示されているという。レッドスターはパタリロ自身が使い込みを隠すため盗んで売り飛ばしたものだが、国として訴訟でなく、盗み出すことにする。小麦粉でなく塩をつかったため潮解を起こし、重量が変わって盗難がばれ、マライヒが出迎える。
作品番号 79 タマネギ少年隊
タマネギの年齢は42から38歳。実子を世襲させるべく少年隊を結成。バンコランにところに預ける。夜間に室内に侵入してきた国際天然記念物のノタリカメヤギを撃ち殺してしまう。これは、園が食費をけちっていたためではないか、とバンコランが園長にかまをかけ、子タマネギらを救う。上手に出来た話だが凡庸。
作品番号 80 8年目の奇跡
デズモンド・トラバース。10歳くらいに見えた少年だが、実際は18歳。幼少のころの怪我で大きくならなくなった。バンコランは情報部にスカウトしようと考える。いじめた少年等に仕返しされ、怪我を負って、8年分の成長が一気になされ、デジーに愛の告白をする。(男になったのだ)
作品番号 81 パタリロ式冠婚葬祭入門
「しかるになにゆえ田中先生が22万票の大量得票を」(132頁)。いとこのアイシャ妃、SとPと大国に挟まれたリヒデル王国に嫁いだが、国王と夫が爆弾事件に合う。夫の兄カールの策略で、国王を生きているようにみえかけるが。小国の行き方になやむ王妃。クラークと結ばれ、国を治める。
作品番号 82 マライヒ
7年前に行方不明になったコワルスキーという富豪を探す話。いろいろあって、マライヒに家族がいる、という情報がもたらされる。
22 作品番号 83 めいっぱい
1984年9月22日パタリロ6世になって見た夢。アスタロト、ルキフェル。
作品番号 84 白紙委任の森
サルガタナス。
作品番号 85 ソロモンの指輪
魔法書の稀覯書(p.74)
作品番号 86 魔法戦争
ベールゼブブ死。
作品番号 87 ブラウン管の裏で
ここまで魔界の話。
23 作品番号 88 学園の悪魔
1985年1月25日以下、人間社会でアスタロトが事件を起こす。
作品番号 89 肖像
レッドフォードのサバト。
作品番号 90 6世一人旅
作品番号 91 エーデルワイス
パタリロ目覚めて、それっきり。現実の話にもどる。
作品番号 92 遺産過多
作品番号 93 王女様の一日
アニーナ妃。マライヒが世話する。ローマの休日みたいな話。
24 作品番号 94 はぐれタマネギ
1985年5月25日タマネギ333号ことロック・クライマンの物語。1号に挑戦して破れ、部隊を飛び出し犯罪者となって逃げ惑っていた折、植物由来の人造人間をつくっているガリガリ博士のもとから、人造人間を連れて逃げ出す。傑作。人間性とは何か。自らを犠牲にする行為。
作品番号 95 ペンパル
年齢と身長・容姿を偽って文通していたパタリロ。文通相手の美少女14歳エラ=サイパンが遊びにくるというので、タマネギ四四四号に身代わりをさせる。数日して四四四号が調子づいてお小姓役のパタリロをバカにしだすが、最終的にパタリロの本物たるはマライヒやバンコランによってばれる。エラはパタリロを可愛いと言うが、タマネギ一号が割って入り、四四四号が小姓をわざといじめるようにして、たしなめるかどうかテストしていたのだ、という。パタリロはよい部下を持ったと思う。傑作、君臣論として。
作品番号 96 幸福機械
掃除をしないで怒られているパタリロ。あらゆる不愉快な感覚を幸福な感覚に変える機械を造り脳に定着させる。タマネギはじめ宮廷中に飲ませると、だれもパタリロを注意しなくなった代わりに、ごみだらけとなる。1000年前に幸福の木の果実を食べて空腹感さえ満足感に変わって餓死した少女の幽霊にとりつかれる。これも傑作。
作品番号 97 メカパタ
「ロイヤルデューティ。高い身分にはそれなりの義務が付きまとうというイギリスの言葉」。身代わりロボットをつくったパタリロ、しかし意地悪好きの性格が増幅されていて、バンコランとマライヒの仲をややこしくし、マリネラ港の貿易船を沈没させ、悪事の限りを尽くす。お金を燃やすあわてさせている隙に、ようやく動作を止める。傑作。
作品番号 98 ヒューイットの災難
スーパーキャットのケープを分析してパタリロが作ったフライングスーツ。CIAのヒューイットに使わせる。疑っていたヒューイットも徐々に慣れて、業績大幅アップ。KGBの陽動作戦で捕まるも、アシンスタントのスーパーキャットがクリプトン石をはき出して力を解放し、KGBを退散させる。フライングスーツの契約に戻ってきたパタリロに、ヒューットはスーツを投げ返し、スーパーキャットこそCIAの最大の武器だと言う。あてがはずれたパタリロ。O・ヘンリーとの関係?
作品番号 99 ご迷惑様
アメリカで大人気のスーパーキャット。「射たれたって死なないとわかっていればどんな弱虫だって銀行強盗くらい捕まえられるわい。命の危険があってなお危地へ赴くのが勇気というものだろう。」なかなかの名言。傑作。
25 作品番号 100 雪ダルマの恩返し
1985年9月25日常識的な倫理話ではなくなっている。因果を超えた話になっている。
作品番号 101 ハプニング
なんでもよく効く薬。アルタイルの薬売り。すでにやったパターンであろう。すぎたるはなおおよばざるがごとし。
作品番号 102 抹殺計画
上から見たマリネラ。佐渡島の形。隠し芸。替え歌。さっちゃんはねみちこっていうんだほんとはねだけどちっちゃいからじぶんのことよっちゃんて言うんだよおかしいねえっちゃん。ソ連はダイヤ産出国でいわばマリネラの商売敵ゆえにKGBの暗躍を好ましく思っていない、という国際情勢。しかし、なんか急につまらなくなってきた。話が浅い。
作品番号 103 白い花の季節
マライヒがタマネギ候補生の訓練をしている。隕石とともに咲き始めた白い花は、人間を含むあらゆる生命体から闘争本能を奪い、平和な関係を保つ。しかし、それが行き過ぎると、呼吸もしなくなる。パタリロは此花を処分する。(倫理的だがもう凡庸ではないか)
作品番号 104 秀麻呂
マライヒに夢中の秀麻呂。バンコランの眼力が通用しない。
作品番号 105 インビテーション
秀麻呂は女性だった。成長過程で女性化する、アンドロギュヌスである。手術を受けるが、マライヒを避けるようになる。マライヒは秀麻呂をへんな子ではないと言い、自身かつて妊娠したことを告げる。「神様はきっとパタリロみたいな性格をしているにちがいない。人が困る顔をみるために時々とんでもない冗談をしでかすんだ」と語る。傑作。
26 作品番号 106 パタと部長と女社長
1985年12月25日パタと部長が、産業スパイの温床になっているというイギリスの多国籍企業のもとを訪れる。
作品番号 107 レディージュリー
女社長、バンコランに惚れる。人の心を覗くカレイドスコープ。
作品番号 108 カレードスコープ
イギリス上院議員T・カクマール氏が射殺。
作品番号 109 霊障事件
凡庸。
作品番号 110 グリフィンのエッチング
よく出来た話だが凡庸。アンドリュー・グリフィン(架空)という天才版画家。
27 作品番号 111 ウエディングベル
1986年4月25日バンコランとマライヒが性行為の最中にパタリロが尋ねてくる。カギを開けて部屋に入ってくる。パタリロはガウン姿の二人を見て、シャワーを浴びていたのかと(子どもっぽいことを)言う。「からだがうずいてしょうがない」マライヒはパタリロの質問に答えてさっさと返そうとする。「早くお帰り!」パタリロは「わかったわかった 二人でシャワーでも何でもあびるがいい」。ほっとしたマライヒにパタリロは振り返り「ああ マライヒ シャワーを浴びる時あまり大きな声を立てるなよ 外まで聞こえるぞ」と言ってドアをしめる。マライヒは、バンコランとともに赤面する。良く出来た推理ものだが凡庸。
作品番号 112 ある実験
金庫やぶりの話。金庫内に人が閉じこめられ、前日に捕まった金庫破りがこれを救出し、無罪を勝ち取る。しかし実は、金庫は一度破られていて、人が入った時に締まるように金庫破りによって細工されていたことを、パタリロは気づく。報酬として、子どもを生むロボットも与えるが、これを金庫破りは迷惑がり、分かれるために、刑に服す。良く出来ている推理もの。
作品番号 113 冗談じゃない
ロボット、マルタΩの息子ジージス。ギャグの応酬で話が進まない。「話」が進む絵(27-70)。ジージスは処女懐胎であり、すぐ成長するのはそのように作ったからであるが、奇跡を起こす。ある事件をきっかけに、これまで神と崇められていたことを忘れてしまう。人々の熱狂も覚める。「みなさん 今回の物語に落ちはありません みなさんもぼくと一緒にこのでき事の意味を考えてみてください」。傑作。革命と救済。
作品番号 114 ピンクダイヤは初恋の色
ロリコンのヒューイットの話。どんな可愛い子どもも時が経てばおばさんになる。
作品番号 115 あぶないマライヒ
若嶋津の仕切りのポーズ(134頁)。良く出来た展開。マライヒに言い寄る侯爵。バンコランが浮気していると見て(実はバンコランを狙う少年の殺し屋)、マライヒも侯爵に応じようとするが、侯爵自身は男色家でなく、夫人との離婚以来、親戚から再婚を催促されていて男色の振りをしていただけ、と説明する。
作品番号 116 太陽がいっぱい
総理大臣が死去し、盛大な葬式を開催するにあたり、叔母が一二人の子どもを連れてくる。元気な子どもは股間がテッポウ百合、という。
28 作品番号 117 ある怪奇
1986年7月25日クレランシの蛇が取り憑いたトランプ。マライヒのトランプ占いが当たるようになる。三すくみ状態にして、ヘビを除霊する。
作品番号 118 魔法薬
両親が死に、祖母に疎まれ、祖母を嫌って家出した少年をパタリロが助け、三ヶ月後に自然死する薬を与える。毎晩ミルクにまぜて飲ませ腰をさすってやった結果、(かっけ)、祖母から(嫁および)孫への憎しみが消え、少年も改心する。パタリロは、あげた薬がたんなる胃腸薬であることをつげ、そうしたもっともな理由を語って聞かせ、少年は感謝する。パタリロがいい子のまま終わる話、気持ち悪いと作者識。
作品番号 119 手ごわい奴
スメタナ博士。博士自身と博士のロボットと適宜入れ替わってパタリロの策略から逃れ、家庭教師となる。
作品番号 120 デュモン登場
長編、凡庸。
29 作品番号 121 マリネラの攻防
1986年11月25日裕福なマリネラの無料配給所。パタリロが廃止しようとしたところ、福の神を名乗る人物が現れ、パタリロを不運を与える。不運を研究している配給所のタマネギによれば、不運菌によるという。その神が来た一ヶ月前からマリネラの人々に労働意欲が失われ始めたが、じつは貧乏神であった。不運菌は共食いするので、パタリロは不運菌を発生される機械を製作し、貧乏神にあてて追い払う。黒猫が前をよぎる、梯子の下を通り、鼻緒が切れる、などの状況が不運菌を発生させるのである。新しいテーマではあるが傑作とは言い難い。「まあまあ今度はもっとがんばりますから」とミーチャンが最後のコマで言っている。
作品番号 122 盆と正月
貧乏神の不運菌の次は、正月の神様の「意味論」である。この正月の神が居着いているせいでマリネラではいつまでたっても正月気分が抜けない。「意味論」とは「言葉は単なる記号ではなく言葉それ自体に意味と力があるとする学問である」と説明されて、『意味論概説』ギルバート・ゴッセン著という本の書影も掲げられている。ギルバート・ゴッセンとはA・ヴァン・ヴォークト『非Aの世界』の主人公である。「非A(ナル)」とはもちろん非アリストテレス論理学のことだが、いずれにせよマニアックなSFである。SFと言語哲学の融合。ここで展開される「意味論」とは一般意味論。言霊説のようなもので、それとダジャレを組み合わせたようなものである。
作品番号 123 デュモンへの挑戦
デュモンが狙っているティアラをマライヒがパタリロの金庫に隠す。デュモンにしてやられる。デュモンの幼少期、女スリのマリアに育てられた話が出てくる。警官に見つかり大けがをして死んだマリアを、警官に渡して解剖に附されるくらいならと自ら切り刻んで小いさな段ボール箱に隠した話。
作品番号 124 下半身の反乱
阪神が優勝(1986年)くらいならどんな事件が起きても不思議はないというタマネギの一言から、パタリロの下半身が独立を決意し実行に移す。他にも呼びかけ、タマネギ8人も下半身を失う。パタリロ等はロンブローゾの浮遊円盤を使って移動する。下半身等は下半身タイガースというチームを作ってスポーツ界で活躍すると言うので、上半身のパタリロは九人いるし野球で勝負をつけようと呼びかける。果たして、足で球を投げ蹴り取る下半身は重力の負荷から解放されて圧倒的な強さを示す。人工降雨機で雨を降らせ翌日に試合を順延させたパタリロは下半身の弱点を見抜こうと必至で対策を練る。翌日、下半身のチアガール、黄金の便座などで下半身チームを誘惑し、試合放棄した下半身チームは負ける。上下合体した後、上下は語り合う。やり方がきたないという下半身にたいして、いずれ欠点は見破られていたと諭す。ナンセンスSFの傑作。
作品番号 125 おとぎの国からコンニチワ
パタリロは桃から生まれた桃太郎と剣戟を行い、不思議の国のうさぎの穴に飛び込み、白雪姫の老婆の毒リンゴを食べそうになる。パタリロ10世が、疑似生命装置を作ったところ、童話の主人公が自由意志をもってタイムマシンにのって逃げ出したのであった。眠り姫の王子様は、「りりしい美青年がいばらで傷つきながら前進する姿が耽美的だといって女の子が喜ぶのだ」とある。彼らは、自己言及性こそが文学の究極の課題であろうが、「子供に与えるなら夢があって楽しくてためになる本にかぎる」。作者はそれは『パタリロ』であるといい、決して宣伝ではない、とちゃちゃを入れない。私は賛成である。(山本一論文「文学性の問題」参照)
作品番号 126 ジゴロ
パタリロを隙になったミトコンドリア王国の娘。マライヒに仲裁してもらう。とろろあおいににているパタリロ。
30 作品番号 127 マリネラ消失
1987年4月25日マリネラが急に消失する。(漂流教室のような)場所はバミューダトライアングルにある。般若のしわざであった。SFとオカルト(日本の)の融合。
作品番号 128 デュモンVS猫軍団
パタリロと猫軍団がデュモンの企みを未然に防ぐ。「はでな対決シーンが見られなくて肩すかしをくったような気がするかたもいらっしゃるでしょうがはっきり言ってデュモンもパタリロも並の人間ではありません。こういう連中がぶつかった場合、徹底した殲滅戦になるか、こういう風にいたみ分けという感じになるかどっちかなのです。」実際、ストーリーを練りに練り裏の裏まで考えると、こうなってしまうのであって、決して手抜きではない。こうした自己言及性は、文学の本質的展開であると同時に、ギャグの行く道でもあり、それはすなわち知的なものの進む途でもあるだろう。ギャグの無限速度!
作品番号 129 龍王無尽
背後霊が見えるレンズ。背後霊には背後霊で、「人助けに役立つかもしれんな」。シバイタロカ博士に変装して無償で除霊を行う。パタリロには上級霊が附いていることが分かる。あるとき、パタリロは普段の服装に戻り、お金の執着が出てきて、上級霊が離れ、下級霊に取り憑かれる。龍王が現れ、下級霊を喰い、目玉を返してもらうという。パタリロ自身、金に執着するのは良くないと反省する。
作品番号 130 散髪魔
ランコムという、美容師になりかったマリネラ軍人が、夜な夜な町へ出て人の頭を無理矢理散髪して恐ろしがられている。正体はばれていない。背後霊をしる装置でこれを見ると、背後霊の八代前までみな美容師志望だったことが分かる。影亡者のような、背後霊の背後霊という発想がある。オカルト。
作品番号 131 邪魅魍魎
江戸の話。オカルト。
31 作品番号 132 時間よ止まれ
1987年7月25日タイムワープができるパタリロだが、タイムワープと叫んでいる間は、この時間と先の時間とのあいだであって、時間は止まっている。それに気づいたパタリロは、タイムワーとまで叫び、時間を止めた後さまざまに活動し、プじゃないと否定する事で、もとの時間がまた流れることに気づく。この時間を止める(他の人々・存在の運動をとめている)ことで、銀行などから小銭をちょろまかしていたが、あるとき銀行の金庫でレジスタンスと鉢合わせする。彼らはイギリスのサザン島の核ミサイル施設に千トンの金塊が隠されているという。これを一緒に盗もうと言う。
作品番号 133 スパイダータマ
「あなたは人じゃない。悪魔だ。」自己言及性、ジャンル性、パロディを上手に使って、ストーリーを作り上げている。蜘蛛の恩返しと見せ掛け、パタリロをコントロール出来たかのようにタマネギに思わせておいて、それが無駄だったと思い知らせる。絶望のどん底にたたきこむ見事な作戦だったのだ!しかし、落とし穴に落ちてしまう。タマネギ96号はマリネラの評判を落とすくらいならと殿下と心中する、という。実際の助けた蜘蛛の糸でタマネギは助かりパタリロは落ちる。サミットはパタリロ抜きで無事済む。パタリロはセメントから3日後に救出された。
作品番号 134 あなたも小銭で大富豪
飛行機事故で貨幣価値の違う場所に不時着する。と、これはタマネギらの仕組んだ娯楽であった。
作品番号 135 世紀の対決
ダイヤモンド鉱山開発のためラシャーヌの土地を買いにいくパタリロ。先祖代々の土地で、定刻に水を撒かないと祟りがある。タマネギ79号を女装させてラシャーヌをたぶらかしお金を用意させる。定刻に水を撒かず、魔が現れる。
作品番号 136 青い帆立貝(ブルースカロップ)
トビーくんの父親はオカマ。マライヒに協力して、S国のスパイ、氷のミハイルに立ち向かう。
32 作品番号 137 ミハイル爆弾
1987年12月25日ミハイルとデュモンの化かし合い。ストーリーを説明するのも面倒くさい複雑で軽妙な展開である。凡作。
作品番号 138 夢で会いましょう
タマネギ48号と91号とはカップル。91号は夢でリンメイという宗(そう)の時代の遊童に血を吸われる。パタリロが夢中に助けに行き、リンメイもろとも救う。リンメイは男であり、48号と91号とも仲良くなる。
作品番号 139 妖怪狩り
妖怪退治、凡庸。西洋もの。
作品番号 140 妖怪狩られ
妖怪退治、凡庸。日本、狐、稲荷。
作品番号 141 日曜日に殺人を
チャーザー村。こん平。パタリロの捜査もの。マライヒ関係
33 作品番号 142 8年光線
1988年2月25日SFタイムパラドクスもの。タマネギがヨウカンに変わる反陽子光線銃を8年前2歳の時に作っていた。タイムワープでそれをやめさせにいく。
作品番号 143 あなたにバレンタイン
バンコランにバレンタインチョコレートを渡そうとするロンドンのタマネギ部隊。
作品番号 144
忍者の「草」、最後はパタリロが高座にいる。
作品番号 145 ブルータマネギ
倹約の極意。鼻紙の順番など、こういうのは落語的であるね。ストーリー展開は裏の裏の裏といった感じの良くできたもの。凡庸。パタリロに過度な質素倹約を強いられるタマネギは、パタリロを改心させるために、銀行強盗を犯したことにする。生活費の不足から起こした心身喪失状態による犯罪で、であったので保釈金を払って保釈になると、
作品番号 146 パタランの五つ星
歯医者のミシュランを作ったパタリロ。フランス系は白医師ギルドで苦痛を与えない、西ドイツ系は黒医師ギルドで人々に苦痛を与える。日本の伊賀者の協力で黒医師を殲滅したが、世界が良い歯科医師ばかりになりミシュランは売れなくなった。こういう経済的バランス観念が働くのは魔夜峰央ならでは。
作品番号 147 ある日常
これは、特にオチもないような、そして重要な事件も起きず、後の凡庸な展開を先取りしているような作風である。重要な作品。
34 作品番号 148 天使の兵隊
1988年4月25日
作品番号 149 パープルレイン
ダイヤ産業の不況、旋盤の開発者をマライヒが誘惑するも後悔する。
作品番号 150 ロリコンヒューイット
凡庸。
35 作品番号 151 彼の名は
1988年7月25日密室トリック。欧州の王族。アガサクリスティーが大伯母だという少年。パタリロとマライヒ。
作品番号 152 密猟者
最近、意表を突いたことをしなくなったパタリロ(作品同様に)。パタリロ山に落ちたUFOの宇宙人が地球人を同分園に売り渡すために、パタリロになりすましていたもの。ついでマライヒにも化ける。王宮ではだれが宇宙の化けたものか疑心暗鬼になっている。パタリロは偽マライヒを罠に掛けるが、タマネギはマライヒを信じる。しかし、バンコランは見抜く。
作品番号 153 ある惨劇
「ド不細工」に好かれる。単純な線と内容の4コママンガ。
作品番号 154 越後屋異聞
「おおうちから品物を仕入れて近在の農家などに売って歩いている行商人の弥七じゃないか」「誰に説明しているんです?」。端なる妖怪退治。実に凡庸。
作品番号 155 ピンクのサイ
斬新なアイデア。ミーチャン「漫画界広しといえどもこんなことやったのはおそらくボクが初めてですよ。」。顔面交換機(アイディアが斬新だし30年経った今、スマホで実現さえしているが、本作中でこれが大きく展開されることはなかった)。
36 作品番号 156 正月の逆襲
1988年9月25日正月の意味論。ボンをぶつけて中和し、西ドイツの首都へ追放したはずの正月。「言葉の持つパワーを利用して物理的な作用を起こさせるのが一般意味論じゃ」。そして、さらに8と7でハナ(鼻)のはずのところ実際はハラ(腹)が出てくる。「おまえらの使う一般意味論より上級の高等意味論で言葉の意味を少しずつずらしてあるのじゃ!」。「この術によっておまえらの使う言葉はちぐはぐになり結局この国は滅亡する」。作戦は二段仕立て(裏の裏)になっている。正月をクリスマスに閉じこめる。
作品番号 157 人魚が出た日
「しゃれだ」。毒蝮三太夫が駅のプラットホームで電車が来た時、立川談志をうしろから押して殺す気かと言ったら、しゃれだと言った。タマネギ72号が海釣りで人魚を釣る。人魚マヨナは海神ネプチューンの娘だが、近年魔物クラーケンが海の平和を脅かし、マヨナを嫁にせよと迫っているという。マヨナに恋して救いたいと思っている72号に較べて、パタリロは海の財宝という見返りを期待している。マヨナは財宝目当ての救援を拒絶する。パタリロのもとへひそかにクラーケンの部下バロスが現れ、何事かを語り、パタリロはクラーケンとネプチューンが和解するべくマヨナはクラーケンに嫁ぐべきだと言う。パタリロとタマネギ部隊はクラーケン退治に向かうが、マヨナが割って入る。パタリロはタイムワープしてクラーケンが巨大化する前にを見つけ、これを退治して現代に戻る。72号は釣りをしており、何事も起きなかった。これは残念な結果に終わった凡作。タイムトラベル。
作品番号 158 ザナドゥー
変装の名人ザナドゥーは、宝物の元持ち主の貴族の子供として、宝物を盗んでいる。パタリロとバンコランが追い詰めるが、自殺。しかし自殺と見せ掛けて逃げたことをパタリロだけが知っていて、いつかこれを利用しようと思っている。
作品番号 159 パタリロの謀略
ザナドゥーをつかってバンコランをこらしめようとするが、あえなく玉砕。「国玉」
37 作品番号 160 ガラスのパタリロ仮面
1988年12月25日「俗に24年組と呼ばれるあのへんの女流漫画家の恐ろしさを」。ガラスの仮面を演じる。まあまあ良く出来たストーリー。
作品番号 161 神の目
月が大きく見える宇宙レンズビーム砲。月は国連で軍事目的で使ってはいけないとされたが、商業目的は禁止されていない。「ありがとうなら、芋虫や二十歳」(クックロビン音頭の節)。パタリロの意図に反して各国は軍事転用を考えて入札に参加。30億ドルで買い、サファイアで支払うという。人間に軍事転用させず、また最近目が悪くなってきたのでという理由から、世界の造物主が買ったのだという結末。まずまず傑作。
作品番号 162 間者猫武道整体
酒と女に溺れて身を持ち崩している間者猫。習った整体術は相手の体をばらばらにしてしまうほどなので、パタリロはそれを武術として活かすように進め、武術競技会への参加を勧める。パタリロの予測通り、成功するが、気がゆるみ酒と女に溺れていき、決勝戦で負ける。パタリロは、「ようするにあいつは意志がよわくて酒や女に溺れやすい いうなれば欠点だらけのやつだ。だけどわれわれはみんなそうじゃないか?欠点だらけなのにそれを隠したりごまかしたりして生きている でも奴はあまりにも正直だから そういうことができないんだ。」云々という。良い話。
作品番号 163 良心抹殺
「いい朝だ。いたずらとかあくどい金もうけにはもってこいの日和だな さーて今日はどんなことして ぼく以外の人間を苦しめてやろう」。「愛の募金箱」の論理。パタリロの中にほんのわずかの良心があって、悪い心が眠っている時にだけ、善人となって善行にはげむ(たとえば愛の募金箱の廃止など)。パタリロは良心を抹殺しようと試みるが、あやまって悪い心を消去してしまう。善人になるが、一生懸命お金をかぜいで送り世界の人々を助けましょう、と呼びかけている。
38 作品番号 164 ヒューイットおおいに悩む
1989年2月25日ロリコンのヒューイット。ペリエ博士(二重スパイ)と娘のアンナ(9歳)。
作品番号 165 バンコランの病気
バンコランの浮気対策として、催眠術を掛ける。普段は自信喪失状態、「正露丸のせコーラかけごはん」というキーワードで男色家の自身を取り戻す。マライヒは大喜び。タイミングが狂い、パタリロの前でキーワードがつぶやかれ、バンコランはパタリロを押し倒す。マライヒはこの事態を見て、ドクターに催眠術を解いてもらうことに決める。「また元の浮気者に戻ってもいいのか」「かまわないよ。たとえバンコランが元に戻って世界中の男の子に手を出したとしても!君をおそうような人間としての最後の尊厳まで捨てるようなまねをされるよりよっぽどましだ」。小咄は、単に常識を笑うものから、倫理を笑いずらすものにまで。
作品番号 166 速解術
素晴らしい。傑作。政治家の回りくどい言い回しに嫌気が差し、速読術ならぬ速解術を考案する。相手の一言で言いたいことを理解してしまう。ところが、推理ドラマは見はじめた瞬間に犯人が分かってしまうし、食事もたとえ食べてもどうせまた腹が減るし、人間は結局いつか死ぬんだ、と思って生きる気力を失ってしまう。タマネギはマライヒに助けを求めたが、速解教本を読んで同じ症状に陥る。現実主義者のバンコランは、要するにノイローゼであり精神と肉体のバランスの崩れが原因だとはげしく運動させて事態を回復する。バンコランの現実主義に対して、ベルクソンの二元論(事物と観念の実在をどちらも認める)的には、時間それ自体を認めるのである。カオスに抗する闘い。作品的には、納得のいく答えを出し切れていないだろう。こうした問題にたいして、魔夜峰央もまた問題解決型の作家である。
作品番号 167 人間国宝
パタリロ山にパタフィンクスがいる。人間国宝柿八もいる。へたくそだが自分が唯一の人間国宝でいるために、他の人を蹴落とすたいぷ。パタリロには陶芸の才能があり、殺害を試みて、自分が死んでしまう。パタリロは死を悼み今後陶芸の人間国宝を選出しないことを決めるが、柿八はあの世で「死んでしまったら意味がない」とわめく!
作品番号 168 マリネラテン
珍獣マリネラテンを飼育するパタリロ、毛皮デザイナー、ザンドラがこれを密猟する。
39 作品番号 169 バイキンの帝国
1989年5月25日バイキンがマンションとして住むためにダイヤを持ち出している。バイキンの白族と黒族との関係。両族から求婚されているハーフのグレイ族の美女を培養する。
作品番号 170 哀愁のスーパーキャット
人間の少女ソフォーを好きになったスーパーキャット、パタリロに人間にしてもらう。超能力は使えない。自己で、ソフィーの飼い猫ミュウを助ける。薬問題などのような選択問題ににた倫理。正義の味方の論理が描かれ、パタリロが真面目にこれを説いている。因みにパタリロはここで「泣くな!男には恋より大切なものがあるのだ!」と言って、一粒の涙をこぼしている。
作品番号 171 シグマ
マライヒがラーケン伯爵のもとにいた頃闘ったことのあるオメガという殺し屋が居て、その双子の弟シグマがマライヒを探して敵を討とうとしている。シグマに乗り移ったオメガの霊であった。
作品番号 172 ロボニー
ロボットのポニー。人間らしさとは何か?というディック的なテーマ。傑作と言いたいが、もうプラズマ家シリーズやタマネギ333号の植物由来の人造人間でやりきってもいる。「殿下がどう考えようとロポニーには感情や自分の意志があるんですよ」
40 作品番号 173 ジャポネスク
1989年9月25日長編。一人で日本に来たパタリロ。発明家シバイタロカ博士として生活している。内気な男子高校生相馬和己は同じ図書委員のめぐみちゃんに告白できないでいる。シバイタロカ博士発明の眼鏡で恋愛感情を判定すると、めぐみは好意を持っていることが分かるが、同時に学校でマドンナと噂される白鳥さんもまた和己に好意を持っていたことが分かる。2つ目の発明:プレイボーイスーツ。バンコランの意識と行動・能力がのりうつる。「ポパイのホーレン草のようなものである」。警察が応酬した覚醒剤を高校生の不良グループに売り捌かせていた事件を、相馬がいきかがりから解決してしまう。最後には、正義の味方パタリロ仮面も出てくるが、全編面白いが、基本的にパタリロとはおよそ無関係である。
41 作品番号 174 透明人間あらわる!
1990年1月25日凡庸。
作品番号 175 妖怪始末人見参!
のっけから背景真っ白になる。「だいたい殿下のギャグは本能的なもので細胞からにじみでてくるんだ。思いつくとかつかないとかいうものじゃない」(41巻175話)。トラウマと貧乏神が出てきて、ギャグを盗んだケラ女を退治する。
作品番号 176 発明パタちゃん
アメリカのマイヤー氏の依頼によって、あべこべミラーという心に思ってないことを口走ってしまうコンパクトミラーを作る。ドラえもんである。
作品番号 177 ゴブリン
なまけもののエミリーに仕事をさせる、ゴブリンの小箱。発明シリーズ。ドラえもんかキテレツである。
作品番号 178 薔薇の友
タマネギ79号は少年愛願望になっていることが悩み。近年の少年愛について「少年愛が流行った頃おおくいたタイプだな。最近アニメの女の子キャラに恋をする男の子がふえているそうだが それと同じだ。現実に恋愛をして傷ついたりするのがこわいからあこがれに逃避しているんだ」。発明、簡易性転換装置「薔薇ー帽」。以前の発明品で一個余っていたもの。これを被って男の子になる。マーシャはとある男子校へ編入し、様々な体験をするが、結局そこは以前少年愛に憧れた女子たちが薔薇ー帽をかぶっていたものであった。パタリロ自身は、肌の色や性別による差別をなくすことができると考えた発明だったという。
42 作品番号 179 餓鬼
1990年4月25日食欲減退装置「食ックガン」。体内に餓鬼が巣くっている、という話。妖怪もの。
作品番号 180 唇に錠前
沈黙は金的な教訓。よくしゃべるいとこのポンセ君。父親もまた軽口を効き過ぎたが、自分の唇に錠前をかけて名君と呼ばれるようになった。名作だが教訓調が強すぎるか。
作品番号 181 のびちぢみリング
旅人の3000円の買い物のクイズ。守銭奴であるか否かの論理。身長が足りないとタマネギ部隊に入れないが、身長を伸ばす「のびちぢみリング」。発明。
作品番号 182 超水晶玉
ヒューイットもの。心の中をのぞける水晶玉。発明もの。最後失敗するという意味で、ドラえもん。
作品番号 183 怪獣丸
中越運送(新潟ネタ)。「年上だが実に美(うつ)やかな人でなあ」。好きになったニーナの弟、いじめられっ子にただで怪獣になる丸薬を与える。貯金をもって依頼に来たいじめっ子側は正義の味方に(3分間だけ)なれる装置を。パタリロ自身が、タマネギやニーナにいじめられている。いじめは嫌いだと、説教するパタリロ。
43 作品番号 184 ワンス・アポンナ・日本
1990年6月25日福内鬼外の浄瑠璃に波多利郎という名前が出てくる。タイムワープで源内を殺してしまい、代わりの源内をおいてくる。
作品番号 185 幸運機
百万分の一の幸運を当てる機械、幸運機だが、誤作動の確率もまた同じほどにある。マリネラのダイヤ保管庫に忍び込んだタマネギホの9号の最終的な不運。
作品番号 186 悪魔くん ハイ!
悪魔を呼び出す方法を、息子の教育のために依頼する社長(水木の悪魔くんと同じ始まり方)。凡庸。オカルト。悪魔は金にうるさい。
作品番号 187 恋タクトレンズ
ラシャーヌのもてない病気がうつったタマネギ。見つめた相手が好きになるコンタクトレンズ。発明もの。凡庸。
作品番号 188 発明しないパタちゃん
ゴールドマンがジェール君を狙っている。発明品ではない、とんち合戦。1ガラスの中の少年を救い出す。2消えた二〇〇〇年前の日を再現する。「ギャグもまた真なり」。
44 作品番号 189 えげつない奴
1990年9月25日ゴールドマンはすでにジェール君を振っている。パタリロは、バンコランに似ているゴールドマンを使って売春斡旋を行っている。えげつないという話。
作品番号 190 何かのまちがい
クイズ。山本さんと鈴木さん、清原さんはどっち?バンコランが弾に当たって死にそうであるが、パタリロへの恨みがあってこの世に執着し、死に神が魂を持って行けない状況にある。パタリロは、死に神に自分の魂を持って行け、と言ってバンコランは死地を脱する。パタリロは執着で死に神に対抗できるのなら、マリネラの財産に執着している自分の魂も持って行かれないとふんで、死に神に提案したのであり、はたして死に神はあきらめる。
作品番号 191 パタリロの子供
薪を割ると薪太郎、椅子を割ると椅子太郎のごとく、パタリロの子供が次々に生まれているが、これは、死に神を騙してバンコランの命を長らえさせた副作用であると、霊感青年タマネギ44号は見る。パタリロの命のローソクとバンコランのそれとが取り換えられていて、パタリロらは魔界(閻魔界)に行って閻魔と対決しつつ、ローソクを長いものに換えてくる。元のローソクの持ち主は魔夜のものであり、その後の物語を描くことが出来なくなった。自己言及性。傑作。パタリロ最終回のパロディ。
作品番号 192 ゲームの名は「不可能犯罪」
バンコラン。密室推理もの。
作品番号 193 強力な説得
虚弱体質のタマネギ000号、恐怖のあまり恐怖の対象たるパタリロに同化し、さらには逆転する。バンコランを呼び、自殺を図ろうとする入れ替わった000号(肉体はパタリロ)を救うために、バンコランに美少年を愛撫させる。美少年は説得され、自殺を思いとどまる。
45 作品番号 194 人事師波多利郎
1991年3月25日江戸時代の設定。よくできたストーリー。人足寄場の小頭が波多利郎、紀州候の謀叛の計画が記してある巻物を盗んだ黄金小僧(義賊)の意気込みに関心して、マライヒ(菊丸)が巻物をもって逃走する。
作品番号 195 宇宙翔る関取
国連のアンケートで国技の欄に相撲と書いた。宇宙の勇者タカサーゴ族が、マリネラに来て挑戦する。
作品番号 196 スイートルーム
たんなるホラー。道に迷って、同じく迷った学生等とホテルのスイートルームに泊まる。その学生等の幽霊が出る部屋であった。
作品番号 197 言葉の問題
太陽の異常により言葉が通じなくなった地球。パタリロ一人は太陽の異常を正すためにミサイルに搭乗し出発するが、脱出できなくなる。パタリロは地球人類のために死を覚悟するが、地球上では事態は収まり、またパタリロ自身も、中越運送の宇宙人に助けられていた。パタリロ最終回のパロディ。cf.鉄腕アトム
作品番号 198 魔の輪
パタリロの娯楽のために呼ばれた芸人達。奇術師親子のタネを見破るパタリロに対して、タネのない消滅マジックを行おうとするが、2年前これを母親が消え、今息子が消えるという。パタリロも観念して、その奇術を止める。それがほんとうにタネが無いのかどうか、作中では明示されない。いつか本件について言及があるだろうか。
作品番号 199 パタリロ山の伝説
おーいヨーカンお出しして。パタリロ山に日本の不動産屋(宮家月雄)が助手の星野星夫くんと来て、親鸞上人によって封印された土地に遊園地が作られるまで。オカルト。
46 作品番号 200 たたりじゃ
1991年11月25日パタリロが牛・豚・鶏など食べたものに祟られている、という話。91年7月1日増刊号初出、これはもちろん楳図『14歳』の影響下にある作品である。食べ物に祟られるという発想は近年のものである。
作品番号 201 マトリョーシュカ
ミーちゃん再登場。アメリカの大富豪の遺産を一人で継ぐことになったパタリロ。現地では兄妹達が待ち構えていて、遺言状にはフロリダにある金庫から壊さずに財産目録を48時間以内に取り出せ、とある。
作品番号 202 モヤシ畑でつかまえて
バンコランの子を宿しているマライヒを追い詰めたミハイルだが、身重のマライヒは今戦いたくないと言う。S国情報部ミハイルもまた「任務なぞクソくらえだ 手ぶらで帰っても上司にどやされるくらいですむが、ここでマライヒ君を殺せば、確実に死に神と対面することになるんだ!」。ミハイルに同道した秘密警察は「きさま今まで何度もMI6と対立してきたのではないか」と聞くが、ミハイルは「職務上でのことだ。個人的に少佐を怒らせたことは一度もない」という。ストーリーの妙に、さらにリアリティとクオリティ(質)を与えている。秘密警察は爆弾をなげて立ち去る。室内の温度があがり、ミハイルはマライヒを冷やしてやる。「男だろうと女だろうと身ごもっている人間をほうっておけるか。わたしも国へ帰れば2人の子供の父親だ。子供とは愛しい存在だ。おなかに子供がいるとなれば、君が悪魔でも助けるさ」。バンコランは、フロッピーをミハイルに渡し、国に持って帰って手柄にするがいい、これで貸し借りはなしだ、という。「ありがとうバンコラン君、なんだか君がすきになってきたよ」。良い話である。傑作。
作品番号 203 ラブチャイルド
マライヒの子供が生まれるが、強力な電磁波を出している。マリネラの原発に爆発の危険性があり、子供を撃とうとする。が、コンピュータを電磁波で捜査して検索をしていた。
47 作品番号 204 フィガロ
生まれた子供は知能も発達している。タマネギ9号は子育ての経験から、パタリロとともにロンドンのマライヒのところへ行く。WHAは新人類の誕生を危惧してつくられた機構であり、フィガロが捕まる。タマネギの子供アリランとフィガロは細菌を飲まされ、中和剤は一人分しかない。タマネギは身を引く。パタリロは中和剤を作り、フィガロは冥界に行く。アリランも助かる。傑作。救命ボート問題などもさらりと使っている。
作品番号 禁断の初場所
横綱が巡業先で生ませた子供。高高田。山本山もいる。ギリシャ哲学的なセリフあり。
作品番号 官能の春場所
出羽と時津のライバル、その息子たちのライバル、それぞれ仲良くなる。
48 作品番号 205 きれい好き
1992年3月25日口唇期、肛門期などフロイト理論が語られている。きれい好きな3000号、応接室に閉じこめられ、他の掃除がなされなくなる。部屋同士のけんかになり、宮殿は崩壊する。すぎたるはおよばざるがごとし。
作品番号 206 前世再生機
男と七人の女との前世からの関係をパタリロがさぐる。
作品番号 ミステリー1 ギリシャ聖像の謎
密室トリック。ギリシャ時代にチタン合金。
作品番号 絶滅少年カマタリ!
藤原釜足
作品番号 てれてんぽ島原の乱
だーすけ。新潟弁。テレポーテーションをする市太郎。かわいくない。トラウマも可愛くない。
49 作品番号 207 波多利郎怪異談 玉鱗
1992年8月25日玉鱗。石中の魚。
作品番号 208 積み木遊び
ヒエラルキーの頂点にいるパタリロが相変わらずタマネギを虐げている。タマネギらはあるとき道に落ちていたヒーローに変身する装置を得て、パタリロと立場が逆転する。野良犬、野良猫、鼠、ゴキブリなどもそうした装置に触れ、弱くなる順に逆に強くなる。一番虐げられる下っ端がいまやパタリロである。パタリロは路上で装置をおく大きな光る手を見つけ、それに噛みつく。造物主の子供が積みき遊びをしており母親にたしなめられる声を聞く。事態は復旧する。パタリロは人間界のヒエラルキーを積み木に見立てて逆様にして遊ぶ恐ろしい存在がいることを知り、ピラミッドの頂点にいるからといってあまりいばりちらすのはやめようと思う。神の話。まあ傑作だが。
作品番号 209 美術館にて
マリネラ憲法第9条。国王は借りたものをかえさなくてよい。裏の裏。良く出来たストーリー。画商カサンドラがバンコランに、ロンドン美術館の大ブルーゲルの画は実は自身が描いた贋作だが共産圏から独立を果たしたウズメク共和国へ寄贈することになってしまい、ばれるとみなが困るから盗み出してほしい、と依頼する。バンコランは、報酬をエサにパタリロにこれを盗ませる。実は、盗み出す場面を捉えてバンコランを失脚させる計画であったが、バンコランはその裏をかき、パタリロが盗んだ絵は前日既に模造品にすり替えられており、盗みを成立させなかった。
作品番号 ミステリー2 サプーの秘密
21世紀の食糧問題としての国家プロジェクト・サップ(俗称がサプー)の責任者がオコーナーさん、コネコネリーは伯父からの遺産を受け継ぐためには明日までに誰かと入籍せねばならず、その気もなかったが、サプーに一目惚れする。パタリロがその事件解決に挑む。マライヒの応援(ブルーダイヤに目がない)。太ったオコーナーさんが、そのサプーであった。
作品番号 ミステリー3 ドラキュラの鏡
ドラクール博士。聟養子で、ドラクール家の血を受け継ぐ妻とは仲が悪い。パタリロを自宅に泊まらせアリバイに利用して妻を自殺に見せ掛ける。鏡に自分が映らないと、妻に思わせる。「関越トンネルにおけるトンネル効果の関する小論文」(新潟ネタ)。
作品番号 魔獣のマオちゃん
幸月(こうづき)玲人(れにん)と弟の幼児マオ。母親は科学者で改造ペットを発明し販売している。所長がひそかに人間を改造し、密売し、軍事目的での展開も考えている。マオが怪獣になり、母もまた怪獣になる。直るには一ヶ月ほど掛かる。レーニンと毛沢東。
50 作品番号 210 波多利郎怪異談 陰間茶屋異聞
1992年12月25日陰間茶屋に幽霊が出るので、バンコラン南町奉行は呉服問屋越後屋パタリロを連れて検分に行く。マライヒの幽霊は、30年前に一緒になれずに自害した陰間で、相手はバンコランの父情治(じょうじ)、妻を亡くした今、改めて一緒になる。
作品番号 211 ヒーローのタマネギ
丸薬型の中性子爆弾を呑み込んだと思い込みだタマネギが決死の覚悟で、英雄的活躍をする。特攻隊賛美のように見えて、決して登場人物を殺したりはしていない。地底人を撃退する。タマネギ92号。
作品番号 212 ダジャレの帝王
ダジャレの学校で教えること、余韻と趣き。「私のお姉さんは看護婦、ナース」みたままである。フェリックス。「笑いというのは神様が人間に与えてくれたすばらしいプレゼントなんだよ」。パタリロはフェリックスと意気投合し、親友になる。フェリックスの父は麻薬Gメンでマフィアに母諸共殺された。ダジャレの暗黒面を使って、殺人を行っていた。パタリロはダジャレ対決によって勝ち刑に服させる。
作品番号 213 悶絶ヒューイット
ヒューイットが見そめた10歳の少女パティのロボットをパタリロが作り、ヒューイットがそのきに成ったところで、ロボットだとばらして絶望させようと企んでいる。パティ自身がそのロボットを見つけ、入れ替わる。パタリロは、パティの反応がかんばしくなくいたずらが不成功に終わったと思い、ロボットを溶鉱炉に捨てる。タマネギらは、別にロボットを見つけ、溶鉱炉に投げたほうが本物だったと知る。ヒューイットはたとえロボットでも溶鉱炉に投ずるのは忍びないと、助けたものである。パタリロは人殺しをしないで済んだ。パティは、わたしは生身の人間であり、いずれ成長するが、それでも私のことを愛するか、とヒューイットに聞き、ヒューイットは悩む。人間らしさとは何か。
作品番号 ミステリー4 一週間は七日
「派手なアクションも銃撃戦もなくロックチェアーデテクティブ」。
作品番号 ミステリー5 悪魔の誘惑
推理もの。密室事件。
作品番号 てれてんぽ たんたんたぬきの巻
51 作品番号 214 天狗の怪
1993年4月25日妖怪。江戸時代、呉服屋。
作品番号 215 なんだこりゃ
推理とアメリカンジョークの融合。「嘘つきを殴るという奇妙なマシンを父が買ってきた。そこで息子が「僕はエロ本を持ってない」と言ってみると即座に殴られた。それを見た父が「父さんが若い頃は勤勉でそんなもの持ってなかったぞ」と叱ると激しくぶん殴られた。それを見た母が「あらあら、やっぱり親子ね」と笑った瞬間母も殴られた。」(ネットより)
作品番号 216 リダイヤル
バンコランの浮気を疑うマライヒの話。
作品番号 217 大回転
核燃料の処理。
作品番号 ミステリー6 パタリロ裁き
密室殺人。トリック仕立ての人情裁断。
作品番号 ミステリー7 魔性の眼
7歳の女の子が犯人で、珍しくパタリロが犯人を追及しきれなかった話。
52 作品番号 218 みんな友だち
1993年9月25日バンコランの友だち、バートン少尉がMI6の女子職員を好きになり、バンコランに仲介を頼む。ミス、バネッサ=キスリングはバンコランが好きだと言うが、バネッサも徐々にバートンに引かれる。しかし、バネッサは実は男であった。バートンは男でも良いとして、みな仲良くなる。
作品番号 219 黒山羊の尻尾
マリネラの軍隊は専守防衛なのだ。よその国を攻撃する能力をもってどうする。戦争でも始めるか。しかし、マリネラは核保有国である。軍部によるクーデター。MAD相互確証破壊。タマネギは老婆を助けて、3つに願いをかなえる黒山羊の尻尾を貰い、1つ目は世界の王を望み、クーデターが起き、2つ目は殺されたパタリロを助け、一緒にコンピュータに新入して闘うが、核ミサイルは発射されてしまい、3つ目として時間を戻す。しかし、その後、将軍がクーデターを起こすので、時間は永遠に循環してしまった。これだと新しい作品が描けなくなるので、作者はこれを番外編とするという。
作品番号 220 闇の服飾師(ドレスメーカー)
病気や性格を直す服だが、使いすぎると依存症を引き起こす。バンコランの依頼で、服飾家のゴダールの福を探り対決するパタリロ。プレイボーイスーツ「ポパイのホーレン草」に近い。
作品番号 221 ゴダールの亡霊
ゴダールが世界中の人に悪魔の服を着させる計画をたてた。ゴダールは悪魔主義者であった。
作品番号 ミステリー8 聖夜のできごと
児童施設に寄付をしている篤志家はバンコランたちであった。ミステリー。
作品番号 ミステリー9 ジラードの遺産
不明。
53 作品番号 222 果てなき旅路
1994年2月25日ペットを返却するために二八〇〇〇年の孤独な一人旅をするパタリロ。ワープ航法でさえなくパワーユニットを使う宇宙旅行であるが、タイムマシンを併用して一〇〇〇年掛かる場所へ一〇〇〇年遡りながら旅行をする。しかしそれにしても、その間冷凍睡眠されているわけでもなく、意識を以て活動している。その間、成長しないのだろうか(タイムワープも同様)。ペットを渡した宇宙の超人の推薦により、この少年の故郷の惑星「地球」は記され長く讃えられることになる。
作品番号 223 不運クジ
マリネラ国民一〇万人に、一万円を支払いクジも与え各自十五億円の生命保険に加入させる。抽選で当たった一名を死刑にし保険金を受け取れば、国としては差し引き五億円の儲けとなる。この不運クジにはもちろん裏があって、そもそもそんな契約をする保険会社は射ないのだが、マリネラに潜伏している産業スパイをあぶり出す口実なのである。
作品番号 224 快盗からす小僧
呉服問屋越後屋では、そろばんを使えるのが番頭しかない。なぜなら、みな電卓を使っているからである。店にはタイムトラベラーが買いに来るが、いつも手が丸い猫型ロボットをつれているという。(ドラえもん)からす小僧は義賊だが、波多利郎もロボットを用いて、義賊のまねを行っている。あるとき、盗み先で火事を出してしまい、反省し自首する。潔い身の処し方に波多利郎は涙を禁じ得なかった、とある。
作品番号 225 王室は永遠に
「戦後民主主義の波にあおられて二十数カ国で王政が廃止された。」しかしマリネラはそんな心配はない。「ぼくは国民を信頼している。彼らが革命など起こすはずがない。なぜなら、反逆者は聞いただけで血も凍るような恐ろしい極刑に処せられるからだ。」恐怖政治で押さえ込むのですかと問うタマネギ(側近武官)に対して「国民はアホで無知でおろかだから王室がリーダーシップをとっているだけだ」と答える。そして、国民を洗脳するためには、「子供たちに国王は神のようなもの、王室は無条件に尊敬すべきものという知識を植え付けるのだ。王権神授説を、教科書に応用して」云々は、単なるブラックジョーク(一般論)なのか、アイロニカルな政権批判(九〇年代当時の具体的な歴史教科書への世相への批判)なのか、あるいは案外本気の保守派の現実主義(正統的な儒学封建=右翼反動思想)なのか、はたまた単なるギャグなのか。私は決めたいとも思わないが。国民の頭から革命等という概念を消滅させるために。
作品番号 ミステリー10 ドジスン
「人の上に立つ者は常に忍耐の二文字を忘れてはいけない」
作品番号 ミステリー11 パタ迷惑
ウンババの革命政権、独裁者の将軍に対して、民主的な弟がクーデターを計画する。暴君だった兄の将軍は伝説のフリーザ4世の亡霊に殺されたと言う。パタリロはこれは仕組まれたものとして謎解きを行う。「ウンババが生まれ変わるかどうかという大事な時です。うかつな謎ときなどは無用に願いたいが」。「神や超自然を持ち出すことで権力の移動をスムーズにしようとした実に知的レベルの高い犯罪だ」。将軍の親衛隊派と副将軍派とでウンババは内戦状態に陥る。パタリロは帰国後、マライヒは「だまってればよかったじゃないか」、「ぼくは謎ときをしただけだ。内戦が起きたのはあの国がそういう状態にあったからで、ぼくには責任はない!」とキッパリ言い切る。たしかにそうかもしれない。この家にユダヤ人はいるかとナチスに問われて、アンネ=フランク一家をかくまっている家主が「いる」と真実を語ったとして。マライヒはあきれて「ほんとうにはた迷惑な存在だな、君って」と言った時、パタリロはにっこりとして「おっとそれを言うなら、パタ迷惑と言ってほしい」と応じる。共感を断ち切り、文脈を切断するギャグの力である。マライヒの呆れ顔は、ぎりぎりパタリロの存在を受け入れようとしている結果であろう、それなりの優しさであるのに対して、それを切り刻むのが「パタ迷惑」のダジャレである。恐ろしい。
54 作品番号 226 幽ゴキ連
1994年7月25日国際ゴキブリ連絡評議委員会。ゴキブリのマンガとして記憶してべきもの。
作品番号 227 東に下水西に永遠
マリネラの下水は世界の下水に通じている。アメリカの下水では、一〇〇年以上前に地球に不時着した異星人がひっそり住んでいた。パタリロは彼らと仲良くなっていたが、下水人は、彼らの惑星の環境のために、汚れた水や空気をきれいにして生命を維持していた。ハンバーガーの消費が関係しており、主食も鼠からワニに変わっている。アメリカ大統領は、その事情を知らず、また教えても、その下水人を全滅させた。パタリロは卵だけ回収して、今もマリネラの地下でひっそり暮らしているという。
作品番号 228 クラリス殺人事件
公爵家。「もちろんわが国では本人が望めば誰でも無償で大学までいけますが、彼女(クラリス)は働くことを希望したわけです。どんな子供でも大学までめんどうをみてやろうという国はマリネラ以外にない。」。44号を連れて行って、クラリスの霊を呼び出す。「もし推理小説で探偵が霊魂を呼んで犯人の名前なんか聞いたら読者が怒りますよ」「気にするな。新しいタイプに推理小説だと思えばいいんだ。」。クラリスは、ジャービスを犯人にしたてようとして、狂言殺人を演じたが、死んでしまった。欲張りすぎてはいけない、という教訓だとパタリロは言う。
作品番号 229 パタリロ無限
パタリロのパラレルワールド。
作品番号 230 リュキVSミスター?(クエツシヨン)
テログループのリュキがレディワールドの釈放を条件に自首してくる。タマネギがタイムトンネルで過去から連れてきた医学生切り裂きジャックで、リュキと対決となる。
作品番号 231 少年がいっぱい
赤い糸、青い糸、少年は水色の糸。マライヒ、フィガロ。
55 作品番号 232 サンライズ・サンセット
1994年10月25日「何が悲しゅうてぼくが政治の話なんかせにゃならんのだ」。「マリネラでは殿下が政治の最高責任者なんですよ」。不況が長引き巷には失業者があふれています。「ネオナチですと」というパタリロに、「現在ヨーロッパの国々は経済的に混乱しています。若い連中は自分たちが職に就けないのは外国人労働者が多いためと考えかつて徹底した排他主義をとなえたナチズムに傾倒するようになったのです。」「しかし外国人排斥運動は、自国民の優越性の過信につながりいとも簡単に帝国主義に変質しますよ。」とパタ。タマネギらは「帝国主義とは?」「軍事力を背景として他国を自分の国の領土にしようとする侵略主義」。この保守党の政治家が、ネオナチを煽動していた。
作品番号 233 海の底から
パス
作品番号 234 ニセ札騒動
パス
作品番号 235 ヒューバート氏の災難
パス
作品番号 236 アイスクリーム戦争
レディーボゲンとハーゲンダックの戦争。男女の入れ替わり。
作品番号 237 白蜥蜴
ロンドンのストリートファイト
56 作品番号 237 妖刀「村雨」
1994年12月25日村正VS正宗。バンコラン。加賀宰相と根来衆。
作品番号 238 マイケルとジャネット
ドイツのサイボーグ戦士VSフランスのバイオ兵士。「地球に優しい殺人兵器」そして両社の間にはアメリカのGNが絡んでいる。二人の兵士は、人間の改造である。ふたりはおさな馴染みであった。パタリロの名演説。「どんな兵士も自己の良心にもとづいて戦闘を放棄する権利を持っている。なのに二つの研究所が自分たちの栄誉のためにつくりあげた二人の改造人間はちがう。薬とリモートコントロールで操られ己の意志に反して戦わされた。彼らを戦場に送り込んだからどうなる。自分の判断で無益な戦闘を回避することもできず、ただ命じられたまま殺戮を繰り返すロボットと化すのではないか。非戦闘員まで皆殺しにしてしまうような危険な兵器が戦争の早期解決に役立つのか!妻や子供を殺された敵兵士がおとなしく降伏するとでも思うのか!」。パタリロは、二人を連れ帰り元の体にもどしたという。「あなたにできなくてもこの超天才パタリロ=ド=マリネールの辞書に不可能はない」
作品番号 239 ブラフ
ポーカー。パタリロはバンコランと勝負。イリジウムの先物取引に手を出したタマネギ。南アの鉱山がストライキに入り、市場が回復したという。パタリロは勝負から下りるが、バンコランはノーペアだった。
作品番号 240 新選隊無頼控
武闘タマネギが勝手に新選組を名乗って市中を徘徊している。インストラクターは、もともとの7号と幼なじみであったが、2年前の御前試合にて7号が負け、マリネラを去った。今、息子達が再び試合をして、こんどは7号の息子が勝つ。
作品番号 241 野牛道場横恋慕血汐(やぎゅうどうじょうこいじのちしぶき)
マライヒのナイフの師匠、野牛但馬春。
作品番号 242 新選隊真実経緯(まことのいきさつ)
初代と二代は幼なじみで、ホモと言われて、言った女子生徒をいじめた。女子生徒の子供たちはタマネギに配属され、インストラクターの評判をおとすために、新選組は市中でろうぜきをはたらいていた。パタリロがタマネギの親を調べて、陰陽を名乗らないことを不審に思って、調べて分かったことだった。
57 作品番号 243 ギャグもまた真なり
1995年5月25日ギャグ懸賞小説。江戸の地口。かおギャグ。繰り返し。起承転結。一等の三〇人乗り大型豪華クルーザーは、商品の発送は発表をもって代えさせていただきます。つまり当選者の名前だけ発表して賞品は送らないということだ。
作品番号 244 妖怪ミステリー
山精、金精。妖怪。
作品番号 245 隠れ名君
ヒギンズ三世は宮廷の隠し子がいて、それはアイゼンバッハ博士であった。
作品番号 246 名探偵の犯罪
4コママンガが使われ始める。
作品番号 247 アマバン
アマチュアのバンコラン。タマネギの。
作品番号 248 雪の王国
四コマ。
作品番号 薔薇の吐息
特別編。
58 作品番号 249 特別捜査官
1995年8月25日
作品番号 250 逢いみての
作品番号 251 宇宙ボンボン
作品番号 252 下ッ駄ウェイ
作品番号 253 美しきエレーヌ
作品番号 254 食堂のオバちゃん
4コマおわり。
作品番号 255 チェレネントラ
ストリートボーイ。花魁と同じで人をだますのが商売。タマネギが次々騙される。これは、パタリロが幻影を見せていたもの。しかし、それが実体化する。チェネレントラという名前は、シンデレラから取られている。マライヒは、タマネギらが君の王子様なのだと説得して、成仏(?)させる。自己言及性、物語性。
59 作品番号 256 海亀のスープ
1995年10月25日ふたたび4コマ。逆に、普通のコマの部分で異様にセリフが長くなる。
作品番号 257 水色のジュリアン
自己犠牲の話。マライヒが野牛但馬春のもとで一緒に武道を習ったジュリアンが、オッペンハイム夫妻を殺しフィガロを誘拐したとマライヒに知らせ、決闘を申し込んでくる。マライヒを倒して名を挙げるという。もともとから不良の気味があり、師からも破門されていた。マライヒが勝つが、自分の首には賞金が懸けられており、師の手術代に当ててくれ、とマライヒに言い残して死ぬ。師へのせめてもの恩返し。
作品番号 258 ABC殺人事件
4コマ。宮殿を建て直す。業者の兄弟。
作品番号 259 イズミールにて
フィガロ論。処女懐胎。パタリロは現実主義者バンコランに、フィガロは人間ではないと言う。「ファンタジーをSFに置きかえただけじゃないか」。アカシックコード。フィガロの設定は、本話で明確にさだめられるが、ここでのパタリロの議論もきわめて合理的であり人間主義的で情感あふれる感動的なものである。実際、五組の同性カップルから生まれた子供が集められている。イズミール=出雲。
作品番号 260 美少年大江戸男色絵巻
以下、4コマ。陰間茶屋。失踪事件。
作品番号 261 美少年大江戸男色絵巻 其ノ二
お色気シーンあり。金銀銅の針。
60 作品番号 262 Xファイル
1996年3月25日4コマ
作品番号 263 不完全犯罪
4コマ
作品番号 264 心霊大接近
4コマ
作品番号 265 カクテルハウス
カクテルハウスとは現代の陰間茶屋。グローブナー将軍の息子が事業を失敗し、その孫ジュリオが陰間茶屋に身を売って借金を返済した。バンコランは借金を肩代わりしようと名乗り出るが、ジュリオ少年はうけがわない。バンコランは、ジュリオを揚げ詰めにする。店にフェザーが来て、ジュリオに言い寄るが、バンコランが阻止しつづけ、パタリロはかわりにバンコランを殴って発散せよという。君のために殴られるのだとその姿をジュリオに見せて、ジュリオは借金返済の肩代わりを受け入れる。
作品番号 266 ダイエット奇譚
ジュリオ君の恋人がバンコランへの恩返しとして、僧侶の瞑想の域に達するダイエット酵素を発見し、実験台を買って出たマライヒが解脱して空中浮遊してしまう。バンコランにジュリオを愛させて嫉妬させ現実に連れ戻そうとした時、フィガロが人間でこの域に達してはいけないと術をやぶる。
作品番号 267 フェアリーアイズ
フェアリーアイズの男(コードネーム・フェアリー)は、マライヒらの組織の冷酷な殺し屋だったが、今は田舎の協会で牧師をしている。バットはフェアリーの居場所を九龍にしらせて情報料を栄耀としている。フェアリーは列車事故のあと別の事件で怪我を負いこの教会に逃げ込み、その無私の牧師の救済により罪滅ぼしを決意した。牧師は妻と子を列車事故で亡くしており、フェアリーをその犯人だと知った後も、世話をしてくれていた。九龍らが教会を襲うが、子供たちをまもるべく退治して姿を消す。
61 作品番号 268 ロンドン大使館の謎
1996年9月25日4コマ。
作品番号 269 タマネギの妨害
パタリロの核搭載攻撃型軍事衛星の打ち上げ準備を、タマネギの3人が邪魔をする。冷戦後、「米ソ二極体制がくずれて国際情勢はまれまで以上に混沌としている。そんな中でマリネラが独立を守っていくためには、より強力な軍備を持たねばならない。わが国にちょっかいを出すととんでもないことになるということを世界にわからせなければならないのだ。」「それなら在来軍備の強化で足りるではありませんか!なぜ核ミサイルを持ち出す必要はあるのです!」。彼らは「世界核廃絶絶同盟のメンバー」なのであった。「タマネギの中にやっかいな連中がいたものだ。核兵器はおろか原子力発電所までなくそうという組織じゃないか」「原子力は危険です。ぼくたちはマリネラの原発を最終的に廃止の方向に持っていこうと考えているのです。」国王命令に反しても「全人類の安全が優先します」。最終的に作りだした軌道プログラムを任務を解かれたタマネギ達が盗み出す。パタリロはそのトリックが見破られず、タマネギを許し仕掛けを聞く。その後、核搭載の宇宙ステーションを打ち上げる。
作品番号 270 査定の問題
四〇〇名を数えるタマネギ。定員を限り査定により入れ替え制度にする。査定にはコンピュータを使う。マッハゴーゴー号の恋人シナモンは期待の新人であるが、代わりに外される決定は優秀なマッハと決まった。自殺しようとするシナモンを助け、マッハが身代わりになろうとするも、手榴弾は不発で助かる。査定のコンピュータは値切りすぎた不良品で、査定を廃止する。
作品番号 271 いい性格
作品番号 272 奇跡の手
作品番号 273 血祭り狂佐
62 作品番号 274 東カリマンタンの殺人
1997年2月25日
作品番号 275 パタリロの悲劇
作品番号 276 再び東カリマンタン
作品番号 277 ミステリーゾーン
凶悪な伯父と、その甥を守る男と、互いに何度も殺し合いパタリロに助けを求めるが、三度も殺されたという。伯父も殺してもまた追いかけてくるという。この話にオチはなく、永遠に繰り返すという。循環。
作品番号 278 異次元トラベル
作品番号 279 小銭キラーバタコラン
62巻(第34回)パタはみに「『パタリロ!』ってどんなマンガ?と聞かれてもうつむくしなかったのですが、最近は堂々と「推理マンガ!」と言うことが出来て助かっています。」(埼玉・PATA)という投書がある。
63 作品番号 280 食はマリネラに在り
1997年5月25日パタリロは食事においても質より量だった。「うまいまずいは舌の上だけのこと。胃袋におさまってしまえばおんなじだ」。「美食趣味は簡単にゲテもの趣味に変ずる。パタリロも例外ではなく、おいしいかどうかは別として、とにかく珍しければいいという方向に食べ物の好みが変化してきた。」。ギャグの変容。マンドラゴラを食べ過ぎる。美食をやめる。
作品番号 281 にぎやかな死体
作品番号 282 見習い物語
パタリロが作った人造人間。極秘にタマネギに配属される。極めて優秀である。「生きとし生けるものすべての中で自分だけが神の創造物ではない。その強烈な孤独感と劣等感は、かえって見習い1号の心の中にあらゆる生命に対する愛情を育んだ。」実は、優れているがゆえに極めて傲慢な王子を改心させるために、頼まれて、にせの記憶を植え付けた従兄弟ユレイン公国第一王子アリスウェイド=フォン=ユリシーズ4世であったという御都合主義なオチが附くが、
作品番号 283 毛羽毛現(けうけげん)
「ゾンビと戦うよりゾンビの仲間になったほうが楽というのと同じだ」。タマネギのみなが男色になっている傾向を評して。石燕。
作品番号 284 マライヒ戦争
黄金のワンパターン。パタリロは堅固なセキュリティを誇るバンコランのマンションからマライヒ強奪を企て、超兵器マシーンスーツに身を包み、バンコランは「バカ者ー!あたりまえの日常的な戦闘を予想している所へどうして非日常的なSFもどきを持ち込むんだ−!パタリロのアホー!!」。マライヒの背中には、マライヒ自身が知らないラーケンという刺青が施されていた。バンコランはそれを含めて愛している、と言う。ロイ・リキテンの肖像画は抽象であったが、バンコランは機関銃でずたずたに撃ち抜く。
64 作品番号 285 セテクラ繁盛記
1997年10月25日プリクラならぬセテクラ(性転換倶楽部)で小銭を儲けようというパタリロ。「蝶の幼虫はさなぎの段階でいったん体組織を分解し、再生の過程でまったく違う形態をつくりあげていく。パタリロが注目したのは、この整体再創造の神秘的なシステムだった。」ギャグ再創造の理路(リロ)。「わかりやすく言えば肉体をドロドロに溶かして、かたまりかけた所で別の形にこねあげるということだ」
作品番号 286 たかがギャグされどパタリロ
笑福亭松鶴。「だれや」「酒屋でございます」。極めて重要なギャグ論が展開されている。
作品番号 287 吸人鬼(きゅうじんき)
ストーカーからの連想で、ブラム=ストーカー。吸血鬼ならぬ吸リンパ鬼、吸髄鬼、吸尿鬼、吸便鬼へと発展する。此世に実在しなくても存在する、平行世界のことを言っている。吸便鬼も存在する。「わかってるんじゃないですか」「あたりまえだ。意味も知らずに「はずしのギャグ」ができるか」。意図的に話を進まなくしている。平行世界のマリネラからパタリロが来て、放射能汚染されている、再生のためにタマネギを誘拐していた。こちらのパタリロは既に放射能除去装置を作っおり、それを持ち帰りめでたし。
作品番号 288 矛盾
矛盾に時間の要素を加味している。興味深いが、パス
作品番号 289 アンジー
「ゲリラとは名ばかりのテロリスト集団」。
作品番号 290 愛の狂戦士
バドワンとマノワンの2つの惑星の戦争。バドワンは自分たちを被害者だと思っていたが、じつは逆であった。パタリロ「そう教えられただけだろう。異教徒から身を守るための聖戦だと偽って自国民を侵略戦争にかりたてるのは独裁者のよく使う手だ。」とパタリロ。バンコラン菌に冒され、両星の者は互いにひかれあう。その菌を持ち帰る。
65 作品番号 291 美少年輸出計画
1998年4月25日ダイヤ鉱山の減産にともなう、蔦葛計画(ツタカヅラ、タカラヅカ)。
作品番号 292 ネオロマン忠臣蔵
カジカワという浅野内匠頭をとりさえた城内警固の武士を将軍がたしなめる、という話で、福内鬼外『忠臣伊呂波実記』をもとにしているというのだが、おそらくでまかせである。加古川本蔵に相当するこの役。
作品番号 293 ラッキーガール
鉄道唱歌北陸編42番。パタリロの見合い相手に選ばれたキトリ=ド=ミケランジェロは希代のラッキーガールであった。マリネラ上空の飛行機から飛び降り、パタリロの前に現れたが、マリネラの高校で男子生徒に一目惚れした瞬間、北欧の王家の行方不明だった子息であることが判明し、結ばれる。
作品番号 294 またしても
失恋のパタリロ、ナスターシャ=ラカッラという美少女の幽霊を見る。難病でコールドスリープの美少女だが、霊障を取り除く。研究所の血の繋がらない兄と結婚する。またしても失恋。
作品番号 295 またまた東カリマンタン
バット経営のニューハーフバー。
作品番号 296 闇のうごめく家
冒頭は漱石『草枕』。陰気な旅籠、かつてここで母を亡くした少年が泊まったことがあった、そのことを悔やむ店の女主人。負の情念が取り囲んでいた。少年は恨んでおらず、町の神父として赴任した。
作品番号 297 東カリマンタン壊滅作戦
パタリロはオカマ嫌いである。ビーナスという、国際ダイヤモンド輸出機構の殺し屋達が、順にここに集まってくる。
66 作品番号 298 ツタカズラ物語
1998年10月25日
作品番号 299 罪な男
作品番号 300 スペースヴァンパイヤ
イルギヌス星人というスペースバンパイアが地球に潜り込んでいるが、「フィクションというものが理解出来ない」。ゴレンジャーやウルトラセブン、スパイダーマン、スーパーマンなどが実在すると思っている。各国首脳はすでに乗っ取られている。ビドルという紫タマネギに遭遇したイルギーは、ビドルへの愛に目覚める。パタリロの悪運も手伝って、イルギヌス星人は地球から退却する。
作品番号 301 紫タマネギ
スパイ合戦。人身売買にも近いスパイ合戦。えげつないとのばかばかしいのとで、けっこう面白い。
作品番号 302 カキちがい
アルカシックレコードを記すワープロのカとキが違っているのか、タカがタキになり、カメラがキメラになる。cf.シュタイナー『アカシヤ年代記』
掲載 メロディ(短編8頁作品)
作品番号 303 星に願いを
掲載 メロディ
作品番号 304 ミスター・アンダーソン
掲載 メロディ
作品番号 305 悪魔のサイフ
掲載 メロディ
作品番号 306 妖怪村
掲載 メロディ
67 作品番号 307 まけるなヒューイット
1999年3月25日
作品番号 308 秘密兵器は永遠に
作品番号 309 必殺仕組人見参
デンスケ賭博。革命をおこす。
作品番号 310 ビとブの違い
ブ少年。
作品番号 311 裏次元の一日
掲載 メロディ
作品番号 312 花子さん
掲載 メロディ
作品番号 313 生き霊死霊
掲載 メロディ
作品番号 314 パタフラッシュ
外国人労働者問題。
掲載 メロディ
作品番号 315 デンタルケアー
歯周病。
掲載 メロディ
作品番号 316 大便小僧
面白い。
掲載 メロディ
作品番号 317 イリュージョンはお好き
掲載 メロディ
作品番号 318 チャバシラ
掲載 メロディ
68 作品番号 319 白蛆(しろうじ)
1999年6月25日中国も関係してきて、大陸間弾道ミサイルを発射されるか否かのぎりぎりの攻防を首謀者が美意識に過敏な美少年(白蛆)でバンコランの眼力で解決されるとすれば、安直としか言いようがない。パイライフ(闇と混乱の申し子にして恐怖の使者。見た者を石にする)。トンプーのステルス化。
作品番号 320 妖怪長屋
作品番号 321 白蛆の犯罪
作品番号 322 始末屋
全体的に、なんだかみょうーなハッピーエンド。
作品番号 323 雨男
偶然でなく生まれて18年間晴天を見たことがないレイニー君を宇宙ステーション勤務に回す。
掲載 メロディ
作品番号 324 ろくろっ首
掲載 メロディ
作品番号 325 ナゾナゾの王国
掲載 メロディ
作品番号 326 裏タマネギ
掲載 メロディ
69 作品番号 327 ジョジリエ
1999年11月25日精進料理。作者の趣味が反映されているのだろうなあ。
作品番号 328 ゴリンピック
オリンピックの金まみれ、ウソまみれの誘致合戦、ドーピング、国威発揚などが風刺的に取り上げられている。
作品番号 329 タバコのケムリ
ありもしない組織賭博を市警察や情報部が潜入捜査しており、組織の幹部がみな密偵者だった話。
作品番号 330 バンコランVSベールゼブブ 前編
ブイブイ音頭。クックロビン音頭を開発した頃の情熱も枯渇している。10年前グローブナー将軍の下で修行したスワニーは、いまベールゼブブの手下になっている。首が切られた。ミ・ロード(上主様)。クトゥルー神話の概説がある。
作品番号 331 掃除でGO
掲載 メロディ
作品番号 332 FBIの犯罪
掲載 メロディ
作品番号 333 永久運動
掲載 メロディ
作品番号 334 降霊術
掲載 メロディ
70 作品番号 335 バンコランVSベールゼブブ 後編
2000年6月25日魔界VS天帝。「天は自ら助くる者を助く」というからわれわれが最大限努力しなければ天の助けは望めまい。「人事を尽くして天命を待つ」だ。「国王のために死ぬのは国民の義務じゃわい。」「どっちが悪魔かわからんな。」
作品番号 336 悪魔の下僕
パタリロがアスタロトの下僕となる。
作品番号 337 大江戸盗賊始末記
掲載 メロディ
作品番号 338 アンテナ
掲載 メロディ
作品番号 339 アウトドアでもうける方法
掲載 メロディ
作品番号 340 金は天下の回りもの
掲載 メロディ
作品番号 341 退行治療
71 作品番号 342 ダビデの護符
2001年1月25日
作品番号 343 魔王の災難
作品番号 344 魔界変身
作品番号 345 パタリロは?
作品番号 346 改名しますよ
作品番号 347 変身
掲載 メロディ
作品番号 348 食糧問題
掲載 メロディ
作品番号 349 桃太郎伝説
冷戦状態にあるP国とU国との間をテレパスである桃太郎モドキ(パタリロのバイオテクノロジーで造られた)が通訳したため、互いの本音まで暴露してしまい戦争が始まってしまう。パタリロは「マア、なんだ。いずれは始まる戦争だったわけだ。」という。「殿下がお互いに本年をぶちまけちゃったせいでしょーが!ほっといたらなんとか戦争を回避できたかもしれないのに!」。それに対してパタリロは「桃太郎は失敗だったな。よし、力持ちの金太郎モドキをつくって、安価な労働力として売りだそう」。タマネギがコケておしまい、です。cf.パタ迷惑。
掲載 メロディ
作品番号 350 カプセルの謎
飲んだら自分の姿がオカマにだけは見えなくなる薬をカプセルとして作り、座薬でいれる。
掲載 メロディ
作品番号 351 西遊記
孫悟空。「本を読むのが面倒くさいから孫悟空をつくろうとしているのに、つくるためには本をよまなきゃならない!どうすりゃいいのさ。思案投げ首おっとり刀ー!」。タマネギ「ド○えもんがいればいいんですが。例の不思議な道具の中に絵本の世界に入る装置があって○太たちはそれでアラビアンナイトなんかで活躍するんです。」「それだ!物語の中に入り込む装置をつくればいいんだ!」「パタリロの科学力に限界はありません。3次元の存在である自分を2次元に置きかえ、それを記号化して文章という記号の中に…、よーするにパタリロは本当に「西遊記」の世界に入りこんでしまったのです。それもいかなる偶然か、神のイタズラか。孫悟空本人として!」。以降メロディで連載。
掲載 メロディ
72 作品番号 352 地獄のパーティ
2001年6月25日マリネラの商店街の裏通り、さびれた貧民街である。バンコランの浮気問題の展開系作品だが、タマネギの給料が信じられないくらい安いためにタマネギ同士が元手のいらない恋愛ゲームに興じている、寝取った寝取られたと人間関係も複雑になり、そこに眼をつけたCIAがマリネラ経済の足元をすくうべく、無料の密会場所を提供して、いっそうのサボタージュを画策する。その間に、バンコランの浮気がばれる。
作品番号 353 パタリロのおばあちゃん
陰気な人。「ぼくは絶望で死にそうになっている人間だって10秒で笑わせられる!ギャグに絶対の自信を持っているのに」
作品番号 354 妖怪輪入道
輪入道のスタンドプレイのからくりをパタリロが見抜く。「お前が覗いたので、足を食いちぎってやった」。幼な児を輪入道に食いちぎられた母親。時代考証がメチャクチャ。世界のないまぜ。
作品番号 355 雨降小僧
前話の幼な児は、パタリロと二人旅しており(バンコランには見えない)、雨降り小僧と違って、雨師のもとで修行していると、母に伝える。
作品番号 356 誤算
作品番号 357 黒海文書
タマネギの銀ダラ号と甘エビ号。
作品番号 358 恐怖のパイライフ
CIAからタマネギ部隊に潜入そうさしている。マリネラに核はあるのかどうか。小国ながら核武装しているマリネラ。同じころ、マリネラにパイライフが現れると噂になっている。「伝説上の生き物。闇と混乱の申し子にして恐怖の使者。限りなき腐敗の王にして究極的堕落の権化。絶望と虚無の体現者。その姿は魚に似ず獣にも鳥にも似ていないが昆虫にもまた似ていない。災厄が訪れる時、前ぶれとして出没するが、これを見た者は石に変ずると言われる。」
作品番号 359 鏡の国のパタリロ
掲載 メロディ
73 作品番号 360 コンビニエンス教団
2001年11月25日魔界による新興宗教のフランチャイズ化。それをあばくパタリロ。人が金もうけしているのを見るのが嫌い、という理由からだが。パタタロトとして登場し、うさんくさい顔をしている教祖をいためつける。85歳の老婆と25歳の大富豪の結婚というニュース。二人が魔界の者であった。「宗教法人を設立するための法的な準備、信者の勧誘のしかた、および信者からの金のまきあげ方、官憲に追及された時にシラの切りかたまで微に入り細にわたって説明してある。つまり、これは新興宗教の組織をつくるためのマニュアルで、これに従って行動すればどんな素人でも信教宗教の教祖になれるのだ」。「本部」がこれを作った。
作品番号 361 倒術殺人
円形銃。ナポレオン。謝って人殺しをしてしまい、密室殺人をしかける。実際は、伯爵は他国のスパイでもあり、また道楽息子が父を殺すために円形銃に仕掛けをしておいたもの。マライヒが、窓ガラスが汚れていることにすぐ気づく。
作品番号 362 立体マライヒ
作品番号 363 死神と呼ばれた男
旧ソ連の独立国スメキアからの原発の技術供与の話。「おまえだって知っているだろう。スメキアは軍部が独裁体制をしいてるんだ。そんな所にすぐ核兵器に転用できる原発のノウハウなんかあぶなくて教えられるか。」「知っての通り、スメキアは多民族多宗教の複合国家だ。ソ連がにらみをきかせてる間はよかったが、連邦崩壊後はおさだまりの内戦が始まった。同じ国民同士が殺し合い、崩壊後10年の間に10万人以上が死んだと伝えられる。」オメガ将軍の独裁政権が成立した。5000人の粛清が行われているが、「おかげで国内の治安は回復している。病院や学校が再建され、首都はまだ荒廃しているが、内政の影響をあまり受けなかった風光明媚な田園地方には国外からの旅行者も少しづつ訪れるようになっている。」バンコランは、原発も平和利用なら良いが、核兵器への転用は良くない、と考えている。パタリロに将軍の真意をさぐってほしい、と依頼する。タマネギが調査すると、将軍は実に質素な生活をしており、またひそかに国内の死者の菩提を弔っている。将軍は司令部を襲った第一陣にあっけなくやられ、わざと警備を手薄にしていた。スイス銀行の口座ナンバーをわかりやすくメモし、カギのかかっていない金庫に入れてあった。資産を国外の自分の口座にまとめ、5つの宮殿を造っているが、実際は、国内の資産を国外に散逸させないために集中し、宮殿は観光用ホテルであり、「内戦が続いていた間の犠牲者は年間一万人。かたや将軍が実験をにぎってから処刑したのは、年間千人。単純計算で将軍は年に九千人の命を救ったことになる。さらには粛清の結果、民族間の争いは収まり、革命評議会のような国民本位の組織が生まれた」。「「自らの手を血で汚し、自分は地獄に堕ちる覚悟で死神役を引き受け、血の粛清を続けたのだ!最終的に国に平和をもたらし、国民が自分の力で政をおこなうことができるように!つまり!スメキア再建のために!」「すべてはそのためだったのだ!内戦の混乱で海外に散逸したかもしれない資産を自分の口座に集中させたのも、すぐにホテルとして運用できる宮殿を建造させたのも、平和が訪れたのち国民が豊かな生活を糸なめるようにとの深い洞察からだった!」「核導入の情報はおそらく将軍が流したのだろう。革命の引き金にするためにな。ぼくたちはうまく利用されたわけだ」。すごい。
作品番号 364 神の手
タマネギ候補生ジュニアのユニット化(ジャニーズ)、もと研究者のゴハン先生が率いている。エネルギー問題に取り組んでいる。ゴハンとは、ゴッハン(ゴッドハンド)であり、パタリロはそこに尋常ならざるエリート意識をかぎ取っていた。秘境異次元ごっこをバージョンアップしたなんちゃって異次元ごっこにより、太陽エネルギーの広角照射法により世界征服を企んでいた。これを暴いたパタリロは、ジュニアらには研究を続行させ、またゴッハンも逮捕でなく病院にいかせた。長年の学究生活で誇大妄想となったのだろうが、治療して再出発させろと言う。「切り捨てようとは考えないんですか」というタマネギに「せっかくの優秀な頭脳だぞ。そんなもったいないことができるか。これもひとつの……リサイクルだ」という奇麗なまとめになる。
作品番号 365 フンドシ健康法
掲載 ザ花とゆめ
74 作品番号 366 おカマが出てきた日
2002年7月25日マタハリの孫、マダム=ケツハリはバットの師匠だが、二ヶ月前「なんとごく普通の一般市民が武力革命を成功に導くためのマニュアル」がメールで送られてきた。「つまり軍や議会の関係者でなく、まして時前の軍隊や莫大な資金を持っていなくても、どこにでもいる一般ピープルがこうすれば革命を起こせる、こうすれば超大国の政府を倒し勝利できるというノウハウをこと細かに解説した武力革命の手引書だったのよ!」。このマニュアルは、新興宗教のフランチャイズ化を画策した事例をまねて、パタリロが書いたものであり、「宗教じゃ新鮮みがないから、革命に焦点をしぼって素人でも武力革命を成功させられるマニュアルをつくって、もの好きに売りつけようと思ったのだ!ノウハウはすぐ完成!欠点がないか米国のスーパーコンピュータに分析させようとハッキングしたら、アドレスを間違ってマニュアルがどこか知らない所に消えてしまったのだ!それがたまたまマダム=ケツハリのもとに届いたのだ!」とパタリロの説明。世界の主要国が占領され、マリネラへは核攻撃が準備されている。アメリカの核を使って。パタリロはケツハリに直談判し、マニュアルの作成者として使用料一京ドルを要求。知的所有権にうるさいオカマは、知的所有権を侵害しない形で、マニュアルを作成し、革命をやり直すしかないと考え、革命は空中分解する。ケツハリは今でもどこかでマニュアルの作成に余念がない。
作品番号 367 いろは組
江戸版ABC殺人事件。かつて父同心をいろは組に殺された月形龍之進の復讐劇。結局、罪には問われないハッピーエンド。勧善懲悪的。
作品番号 368 パタリロ骨を折る
経済が停滞しておりダイヤモンドの売れ行きも悪い。マリネラとしては、独自に装飾品の開発、販売まで行うべく、ロンドン市内にアンテナショップの設置を検討する。安い土地はスラム化しており、仕事にあぶれたサンダース部長がホームレス生活をしている。パタリロはサンダースをそそのかし、ここに麻薬工場があると思わせ、バンコランに摘発させた上で、再開発を行わせようと考える。果たして、偽造証券の工場が実在して、サンダースはMI6での信頼を取り返す。
作品番号 369 部長の逆襲
部長がバンコランに失敗をさせてしばらく失脚させようと画策して、計画立案をパタリロに頼む。勘違いから、本物の武器密輸と接触してしまう。パタリロも予想外の展開に慌てるが、「こーゆー時こそあわてずに、自分たちのスタンスを思いだすのだ。……早い話が、ボケ部長の一人や二人、死のうが生きようが知ったこっちゃないとゆー立場だ。なっ、そう考えるとずいぶん気が楽になるだろう。どこかの誰かに連れていかれた部長が最悪の場合殺されても、ぼくたちは痛くもかゆくもない。それを認識することで事態を冷静に分析することが可能になるわけだ。」問題解決型だね。武器密売組織K5。蒟蒻問答のような勘違いで進む。
作品番号 370 お化け小屋
マリネラに留学経験のある女の子がヨーロッパの王国の后となるが、イタリアのゴシップ誌がマリネラに取材に来て、学生時代の恋人であったタマネギとコンタクトをとる。タマネギは彼女をまもるため、小屋の話をでっちあげる。
作品番号 371 男と女
掲載 ザ花とゆめ
75 作品番号 372 怪奇倩々女(けらけらおんな)
2003年1月25日ヒギンズ3世のカラオケを録音したオープンリールテープ。古いパソコン(パソ子とパソ男)。
作品番号 373 ナルキッソス
「のりっつこみ」「相手のボケにいったんのっておいて。ハナシカはカモシカの仲間かね。そうそう偶蹄目ウシ科カモシカ族の総称で。なんでやねん。あらためてつっこむのだ。簡単そうに見えるが、間といったんボケる時の呼吸が難しくて、上級者のテクニックと言える。」
作品番号 374 食戦士
フードバトル。最初は愚弄するが、只飯と分かると俄然興味をわかせ、参戦する。筋書きで優勝者は決まっているが、パタリロは決勝まで進む。優勝予定者は貧しい中からの生まれで、パタリロはわざと負けるも、CDデビューの後、ダイヤを売りつける。
作品番号 375 パタリロ娘
女の子になれていないパタリロに対して、モーニング娘のむこうをはってパタリロ娘を作って、身辺のお世話がかりをさせることに。ヒューイット指導ながら、ロリータ道に仇敵あり、雪娘、碓氷峠の鐘木娘、万年娘の三悪なり。これはロリータに非ず、この道に迷うて命落とせしロリータ戦士多しと永嘉記に見ゆ。犬の世話係は万年娘であった。cf。青木こう山堂刊無名氏作『万年娘』明治30年という本があり、鐘木娘もまた居る。
作品番号 376 ぼったくり大使館
出入りの御用聞きの三河屋。後にタマネギにスカウトされる。最後のコマに、青年国王としてのロングヘアーのパタリロが横顔で描かれている。
作品番号 377 ベビーパタリロ
作品番号 378 猫耳少年
掲載 ザ花とゆめ
作品番号 379 パタリロ秘話
パタリロ創作秘話。最初は三つ子の活躍する話の積もりだった。名前の由来は、パタパタという擬音にリロをつけた。バンコラン、マライヒのネーミングの由来。タマネギも「何号がどーゆー活躍をしたかなんてことは正直いっておぼえていません。くわしく読むときっと矛盾する所もたくさんあるでしょう。……しかたがない。一本書き終えたら、それは忘れてすぐ次の作品にとりかかる。そんな生活を20年以上続けてきたら、矛盾点もいっぱい出てきますよ−!」
76 作品番号 380 妖怪の国
2003年7月25日円山応挙の真筆の画幅を誤って燃やしてしまい、描かれていたぬらりひょんが抜け出て、日本にかわってマリネラを妖怪の国にしようとする。パタリロは同じく応挙真筆の天の邪鬼を燃やし、逆の命令をして妖怪等を追い出す。
作品番号 381 いわゆる本格
車いす生活で一階の電話室には行けない。途中で江戸の話がはいり、時代考証がメチャクチャ。
掲載 メロディ
作品番号 382 踊る死体
ヒギンズ三世17歳の肖像画。
作品番号 383 カラクリ
カラクリ人形を作るアメリカの天才人形作家。家族をなくしていて、カラクリを作っていた。またタマネギの妹が引き籠もりの妹は人形を作っていた。二人が結ばれる。
作品番号 384 ヤミキン
日本の高利貸しがマリネラにも出没しているらしい。タマネギがその実態を調査すると、なんと犯人はパタリロだった。パタリロは100万円をアビバニスタン(アフガニスタン)のある女性に送金していた。これは、かつてヒギンズ三世が世界を放浪していた際に世話になった人の娘で、内戦後、現地で学校を開いていたが、日本のヤミキンにつかまっているとのこと。その援助を匿名でおこなっていた。
作品番号 385 哀愁のチェンジアップ
抹消部隊。天使フィガロの少年姿。間者猫。中東の独裁者コサイン大統領。
作品番号 386 毒を食らわば
掲載 メロディ
77 作品番号 387 猫魔王の逆シングル
2004年8月25日抹消部隊の続編。フィガロがパタリロ八世を名乗る。
作品番号 388 イワカン
麻薬入りイワシの缶詰のキャットフード。猫耳で本当にネコに見える、パタリロの発明品。間者猫。バンコランもネコ耳をつける。
作品番号 389 MIVI
作品番号 390 オリーブオイル
作品番号 391 青春ホモ語
田中角栄(148頁)。タマネギ部隊にはホモが多く、ストレートの人は困っている。
作品番号 392 地獄のサーカス
生きる望みを失わせるサーカス雲。20年前のフランスでの体験、今マリネラでも。
作品番号 383 サド?
掲載 メロディ
78 作品番号 394 八百比丘尼
2005年6月25日越後屋。八百比丘尼というよりは人魚姫だな。
作品番号 395 おいてけ堀
越後屋。おいてけ堀。河ムジナ。
作品番号 396 新選組異聞
近藤バンコラン、沖田パタリロ、芹沢ヒューイット。天狗党武田耕雲斎と通じている芹沢、武田は死亡しており、娘10歳が2代目を引き継いでいた。武田に内通していた芹沢を放逐(殺してはいない)。
作品番号 397 公爵の指輪
パタリロは魔法の実在を信じている。信じない科学者に対して、なんでも取り寄せる指輪をアスタロトから借り、実演して見せる。取り寄せるごとに自分のエネルギーを消耗していて、命が果てる寸前になる。魔界の弁護士に頼み、指輪にクーリングオフしてもらう。タマネギ10人分の魂を代償に。取り寄せたものが消えたので、科学者は魔法は無いと言い張る。
作品番号 398 商いの天才
越後屋に商売を教える若者。当時の江戸の呉服屋は、みな本店が上方であった。火付け、紀伊国屋文左衛門の若き日の話。
作品番号 399 闇の料理人
越後屋もの。料理のはなし。江戸の料理人は胡瓜を小口に切らないことを知らず、身元がばれる。
作品番号 400 椿説源氏物語
作品番号 401 またまた源氏物語
時代考証がメチャクチャ。平行世界。
作品番号 402 帝国への逆襲
スターウォーズのパロディもので、実に久しぶりにプラズマも登場する。はるか未来、銀河系は強大な帝国軍にほぼ掌握され掛かっていた。抵抗を続けるのはほんのわずかな勢力のみで、そのひとつが銀河辺境にある独立惑星マリネラであった。惑星マリネラの国王はパタリロ一万八千四百三十三世であった。マリネラこそはるかむかし地球から宇宙へ飛び立った人類の直系であった。帝国のバンコラン提督とのやりとりがあり、マリネラは古代地球であり、その最終兵器は人を殺さない。プラズマはメッセンジャーであり。古代文字により次のメッセージを運ぼうとしている。「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」古の大憲章あるいは民定憲法の一文と思われます。バンコラン「戦争と戦力の放棄。国を星と言い換えれば、これはまさしく銀河系に平和をもたらす最終思想。われら平和主義者が追い求めてきた究極の理念だ。」パタリロは「帝国が平和主義だと!?よくもそんなドラキュラが献血するようなでたらめを」と怒るが、バンコランは次のように続ける。「銀河系では大きな戦争が続き、多くの人命が失われてきた。われわれは強力な中央政府をつくり、戦争を廃絶するために戦ってきたのだ。好戦的な種族を排除し、全銀河に恒久的な平和を樹立するために、自分たちの手を血でよごしながらな。統一が完了したあかつきには、帝国軍を解体し、すみやかに共和制に移行する。その際、この理念は新政府の基本たる大銀河の根幹になりうるだろう。統一はなもなく最終局面を迎える。マリネラ国王、銀河の平和のために協力してもらえないか。」cf。ゾンビの仲間。「知らなかった。しかしまあそーゆーことなら」と握手するパタリロ。ナレーション「やがて銀河は一つになり、人類の故郷古代地球に中央政府が置かれました。マリネラ国王は銀河議会の名誉議員となり、高いお給料をもらうかたわら、訪れる観光客に「古代地球マンジュウ」「古代地球キーホルダー」などを売って大もうけしたそうです」。戦争の放棄、平和主義。
作品番号 403 風呂場の怪
掲載 メロディ
79 作品番号 404 奇妙な果実
2006年5月25日(題名の意味が分からない)。グリーンとローズの双子の兄妹。幼少期に事故で召使いのマギーを殺してしまう。厳格な祖母が死んだ今、二人は実家に帰り、マギーの幽霊を見る。遺産の祖母の日記を見て、マギーは実は、実母であったことを知らされる。母の愛情をパタリロは兄妹に説く。
作品番号 405 魔界の取引
パタリロ八世はアスタロトの下僕であるが、この地位から脱却することはできるのだろうか(家来です。違う、奴隷だというヤリトリあり)。聖アグリッパ、魔法陣。44号の来歴(母親は人間ではなく魔界のゴブリンであり、一時期人間になっていた)
作品番号 406 ミダス
心霊手術。ミーちゃんが実際に10年ほど前に受けたことがあり、これが肯定的に紹介されている。パタリロの母エトランジュは病弱であるが、科学的な治療を好まない。心霊手術は元素置換の一種で、これを行えば鉄が金になる。この能力をタマネギに与え、エトランジュのもとへ向かう。さきの実験によれば金魚が金に変化した。バンコランも出向き、自ら散歩に出る等をすすめてエトランジュも快方へ向かった。
作品番号 407 ニセパタ
タマネギの一人がパタリロを将軍様と呼ぶが、これは北朝鮮を揶揄しているだろう。20分で20億人殺せる超兵器の開発を行っていた。バンコラン菌の兵器への応用はすでに実験済みで、効果が薄いことを判明していた。人を言いくるめる天才、パタリロ。大規模殺戮兵器「20分(トウェンティ・ミニッツ)」
作品番号 408 タマネギいろいろ
作品番号 409 変装パタちゃん
作品番号 410 ザナドゥー
変装の名人。ルプセン公国の御曹司?
80 作品番号 411 もうけないパタリロ
2007年5月25日「殺人者のモラルの低下」(マライヒ)。フルマン王国のロミウス王子は平民のジュリエッタと相思相愛であったが、中東からの縁談があり、母女王は警察長官にジュリエッタを交通事故に見せ掛け殺させた。ロミウス王子は自殺する。パタリロは警察長官を自白剤で自白さえ、母王妃に突きつける。母女王は退位し、パタリロはロミウス王子とジュリエッタが天国で結ばれる夢を見たが、正夢であってほしいと願った。
作品番号 412 善意回路
占い師ザカーリ。M国建国の父ロードマス卿は親友の大臣とメールのヤリトリをしていたた、大臣が亡くなったあと、自動的なメール返信プログラムを使っていた。そのソフトが広がり、善意の偽メールを世界中に撒いていた。
作品番号 413 ホラーキャッスル
論ずるに値しない
作品番号 414 ぬっへっほ
パタふとりすぎてぬっぺっぽうのようになっているという話。
作品番号 415 パタリロの結婚
結婚式にお祝い金を持参するという話を聞いて、自分も結婚すると言い出すパタリロ。参加者は世界で10人しかいない。エトランジュも来て、ウソだとわかり、母はさめざめ泣く。
作品番号 416 思い出ガラス
割ると記憶した形状が現れるガラス。タマネギのゴッシュマン号。セロ奏者の父と、浮気をして家を出た母。しかし母は父の暴力に絶えられなくて、離婚したもの。ゴッシュマンを見つめ続けたガラスが記憶されていた。
作品番号 417 善意の人
変装により人格まで変わるシバイタロカ博士は、パタリロ2歳の折に出会った優しい神父だった。しかし、今、その真実の顔を暴きに性したところ、実はテログループのリーダーだった。
作品番号 418 魔法書
読んだ人が消えてしまう魔法書。インチキという立場で描かれている。
作品番号 419 スピリチュアル
テレビのスピリチュアル番組。インチキではない立場で描かれている。
81 作品番号 420 ブラックですよ
2008年5月25日関西の絹商人が黒ダイヤを買いにきたと思ったら、明石の「黒鯛や」であった。
作品番号 421 オカル・ト?
バラバラ殺人があり、手と眼球と心臓が剔られていた。それは指紋と虹彩の認証金庫で、悪の組織の愛人の少年が犯人であった。パタリロがトリックを見抜き、バンコランは少年を逃がしてやる。
作品番号 422 べとべとさん
ダイヤの仕分け作業中に割ってしまったタマネギ。ベトベトさんのせいにするが、べとべとさんは自分のせいではないと反論して去る。割れたダイヤは、イヤリングにする予定だったが、小細工したタマネギは罰せられる。
作品番号 423 朝はどこから来るかしら
朝への携帯電話で電話をかけるパタリロ。
作品番号 424 貧乏神ですよ
福の神へ電話する予定が、まちがえて貧乏神にかけ、招き寄せてしまう。
作品番号 425 不服な服の神
福の神のうち、服の神。靴の神や靴下の神と争いになる。
作品番号 426 妖怪山童(やまわらわ)
江戸妖怪もの。
作品番号 427 山童で大童
江戸妖怪もの。
作品番号 428 夢魔の森
作品番号 429 墓の周りは花だらけ
自殺志願者を助ける話。死んで花実が咲くのなら、墓の周りは花だらけ。
作品番号 430 花のバンコラン
バンコランの指紋は花模様。手袋をしていて指紋が分からない。
作品番号 431 雪と恐竜
恐竜の怨念が、石油を使う人間に対して怨念として、現れる。止めさせようとしたところ、人間側のマネーゲームはナパーム弾のテロを起こし、パタリロに恩返しをしたい雪の子は水となる。パタリロは雪長につらい報告にいかねばならない。
82 作品番号 432 バレエ入門
2009年5月25日
作品番号 433 バレエあれこれ
作品番号 434 逢魔がおときちゃん
2年前に神隠しにあったおときちゃん(13歳)を夢にみた上で、護摩をたき、つれもどす。
作品番号 435 ロボット時代
平行世界で、重力をエネルギーにしているロボットの国の話。よくわからない。
作品番号 436 逆転ごっこ
パタリロの出張中に、クローンのパタリロが自分を逆転させている。よくわからない。
作品番号 437 タイポグラフィー
活字好きのタマネギ、活字に嫌われていると思って、本を焼く。よくわからない。
作品番号 438 パタリロが留守のロンドン大使館およびアジャパ公国にて
マライヒに優しくされて、自分が愛されていると妄想したタマネギ。独裁政権と市民解放軍が戦うアジャパ公国に転勤し、解放軍に身を投じ革命を成功させる。マリネラに帰国後マライヒに告白し、振られる。意味不明な話。
作品番号 439 エンドレス
者が機能しなくなる魔法を、偶然にかけてしまったパタリロ。それを解く魔法を掛けたが、安心して、また偶然の別の魔法がかかる。これを繰り返す、エンドレス。意味不明。
作品番号 440 諺難(げんなん)
諺の難がふりかかる。
作品番号 441 サ行禁止
サ行の音を禁止する発令。不便で、パタリロ自身国外へ逃亡する。
作品番号 442 パタリロ長者
宮殿の調度品がオークションで高額の値段がつく。
作品番号 443 ア テイスト オブ ハニー
国民の物々交換、売買を禁止する。なんか全体シュールに走っている。
83 作品番号 444 ムスメシ
2009年11月25日小学校の校長先生、児童から慕われている。マリネラ大学の学長に任命する。児童等はロボットに辞令を盗ませる。単純な話。プラズマX。
掲載 メロディ連載
作品番号 445 誰が殺したクックロビン
プラズマX出てくる。病院の院長が密室殺人で殺される。クックロビン音頭を久しぶりにやる。ヨガの「不易」のポーズというのはウソだ、と書かれている。山師のゴリオンじいさんが殺したもの。
掲載 メロディ連載
作品番号 446 推理の天才
世界名探偵友の会正会員。推理がまるで外れていたが、外れた推理で待ち伏せしていて、犯人が捕まる。
掲載 メロディ連載
作品番号 447 絶望をひとつ
女の子の密室失踪事件、しかし悪魔まで呼び出したものの、勘違い。絶望はパスタの名前。
掲載 メロディ連載
作品番号 448 紅はこべ
透視能力を持つマジシャン、宝石商の父が世界へニセモノをうっていたのを、本物と交換している。透視は超能力ではなくマジックであった。
掲載 メロディ連載
作品番号 449 芋ーショナル(イモ−)
いもが自我を持つ。
掲載 メロディ連載
84 作品番号 450 パタリロ18世
2010年5月25日資源が欠乏している未来の18世との対決。
作品番号 451 金星人?
パタリロのサイフが無くなった。金星人が、あるアメリカのオスカー女優の鞄を隠した話がある。30キロ離れたダイヤ鉱山で見つかったが、ジープのタイヤに絡まって運ばれたものであった。
作品番号 452 アンラッキー
作品番号 453 マリネラ心中
悲惨な外国人労働者の実態に基づく。偽装心中事件。
作品番号 454 衣料生活
不況の中、衣料品を貸し借りするネットワークを作る話。
作品番号 455
父王の命令で、パタリロが努力するように運をへらそうとする駄菓子屋のおばあさん。10回連続でクジがあたった。
作品番号 456 同調(シンクロ)の理由(わけ)
作品番号 457 言いまちがい あるいはもっと深い意味でのカンちがい
言葉のゆらぎ。
作品番号 458 カックン伝説
膝カックンに権利があって、やると使用料が請求される。
作品番号 459 にぎやかな自殺
よくわからない。
85 作品番号 460 相棒
2011年11月10日ゼペット=ピノキオという宝石商、マリネラへ商談に来る。ホテルで隣室の秘書が殺され、泥酔しており、犯人と疑われる。パタリロは犯人ではないと確信があり、ホテルの従業員を洗い出し、秘書と同い年のハーバード大学卒業の支配人に女子のCGでつって自白させる。この程度では推理ものとは言えない。
掲載 メロディ連載
作品番号 461 ファフロツキーズ
空からワニや魚が振ってくる現象。パタリロ32世が、願った食材を振らし、料金を徴収していた。パタリロは結婚しないと脅かし、やめさせる。
掲載 メロディ連載
作品番号 462 BB菌
バックシャンン・バンコラン菌。バンコランにコスプレしたくなる菌。ロシアの細菌学者を使った陰謀。パタリロは対抗菌を作る。
掲載 メロディ連載
作品番号 463 THIS MAN
複数の人間が特定の人物の顔を夢に見る。THIS MANと呼ばれている。これを利用した殺人事件。パタリロとグルメ警視は、精神科医をつかって犯人に自白させる。これは推理ものではない。
掲載 メロディ連載
作品番号 464 長官の息子
警察長官の息子、タマネギ入隊希望。しかし、まるで無能。美術館のイコンが無くなる事件。
掲載 メロディ連載
作品番号 465 ノムスコ再び
気分の暗黒面(ダークサイド)。ノムスコが作った恵方巻をたべさせる。氷のミハイル。
掲載 メロディ連載
86 作品番号 466 化石でひとカセギ
2011年5月25日
85 作品番号 467 3D兵器
作品番号 468 カンバンですよ
作品番号 469 ダジャレ寿司
作品番号 470 間取りの問題
作品番号 471 ベニクラゲ
8 作品番号 472 一年後
86 作品番号 473 水風船の怪
作品番号 474 多剤耐性殿下
作品番号 475 越後屋時代考証
時代考証、平行世界。忘却の術、防犯カメラ。
作品番号 476 90年
タイムワープ。久しぶりに使われる。
作品番号 477 未来で金もうけ
タイムパトロール。
87 作品番号 478 パタリロが推理を失敗した理由
2011年11月10日犯人を見逃してあげる話。食品会社乗っ取りの男を、製氷会社を乗っ取られたローズ氏が殺意をいだき、氷柱で刺して暖房をつけた。息子の小学生も推理が得意で、パタリロは教えない。
掲載 メロディ連載
作品番号 479 ドゲヌマを1ダース
妖怪戦争を回避するために、ギボン星人に仲裁を頼む。ギボン星人はドゲヌマを報酬に1ダース要求する。ドゲヌマとは知識とか雑学のことで、たとえばペンギンの肉は不味いといったたぐいの。それを忘れていたため将来何か不都合が起きるかもしれないが、その時はその時だとパタリロは言う。
掲載 メロディ連載
作品番号 480 ありえない自殺
不況を背景にした、5人の社長たちの保険金目当てのロシアンルーレット自殺事件。
掲載 メロディ連載
作品番号 481 飴ん坊
個性的なアメを作るタマネギは、飴の坊という妖怪(パタリロ山にいる)に取り憑かれていた。実は、小豆洗いで、人間を食べて、知識をえていた妖怪。パタリロがこれを封じ込める。
掲載 メロディ連載
作品番号 482 与太郎
越後屋の番頭の友人で人を笑わせたことがない咄家が死んだ。幽霊になって出てきて、パタリロに弟子入り頼む。パタリロの教え、ギャグもまた真なり(逆もまた真なり)の地口。なぞかけ。バカに逆恨みされるのはこわい。落語「三年目」。三年前に死んだ母が、髪が伸びるのをまって迎えに来た。
掲載 メロディ連載
作品番号 483 ワイロの効能
有名になりたい。叔父さんがギネスブックに載った。自分も水ノ上でもあるいて。タウンページで水の精に連絡をとる。火と水とで打ち消す。精霊にワイロをおくったかどで調査がくる。これにもワイロをおくる。神様はいまみな携帯電話。家電を持たないのか。
掲載 メロディ連載
88 作品番号 484 野ざらし?
2012年5月25日野ざらしのしゃれこうべを供養してあげ、そのお礼に来た幽霊は、じつは紀州のお庭番。波多利郎は将軍の忘れ形見であった。
作品番号 485 黒パポ
宇宙人のペット・パポ。これを販売しようとしたら、間違えて黒パポ(獰猛で吸う血も大量)。逃げる。害獣駆除にッ転用する。
作品番号 486 神秘の占い
占い師がパタリロを世界のリーダーになる人だと言う。責任を蒙りたくないパタリロは、リーダーにならない方法をたずねると、だめな人間になれば良いと教える。「ダメでどうしようもなくて、品性下劣で自堕落な人間になれば、当然リーダーの資格はなくなります。たとえばガメつくて強欲で、細かいお金にこだわって、朝から晩までだらしなく食べ続けて病気になって、人の迷惑を顧みない強烈なイタズラなどをする人間のことです。」占い師は、「この少年は、たしかに世界のリーダーになあるべくして生まれたのだ!だから生まれた時から非常に徳の高い守護霊がついて、純粋で高潔なオーラで体をつつんだ!オーラが染みこんで偉大な人物になることを期待したのだ!しかし、本人があまりにハチャメチャなためオーラがはね返り、まったく効果が出ていない!」。占い師は逃げだす。ナレーション「油断したらオーラが染みこんでいい子になってしまうかもしれない。そうなったら、ぼくがぼくでなくなると考えたパタリロは、よりパタリロらしくふるまい始めました。つまりよりセコく、よりガメつく、より食べて、より暴君に。」現時点でのという限定を附すべきかも知れないが、三〇巻前後でも十分に理解できるパタリロの総合的なキャラクター設定である。
作品番号 487 ヒゲのある暮らし
パタリロに髭を生やすよう命ぜられ、毛羽毛現にはやしてもらい担当した商談も成功させるが、相手に合わせて髭を剃ったりはやしたりするのを面倒がったタマネギは、髭のない平行世界に行くが、そこで見せ物にされてしまう。
作品番号 488 集団失踪
宮殿にとまった小学生の集団失踪。身代金に百万円。これは、友人のマック君の欧州渡航費のため。推理してリーダーのアラン君の計画を見抜いたパタリロ。素晴らしい計画にお金をあげる。お人好しのところもある。
作品番号 489 黒いブッカ
未来を当てる本がある。実は、ブッカという宇宙人。パタリロは、星人の母船をハイパープロトン砲で打ち落とすと他を吹き、退散させる。つまらない作品が増えて来ているが、全速力で描いていないのであって、力が落ちたというのは違うだろう。
作品番号 490 大あたり
よく当たる。食べ物にあたる。つまらない咄。
作品番号 491 アパートにいっぱい
空きビルを買い取って国営アパートにしている。管理人が殺され、捜査に向かう。アパートの住人たちはみな各国のスパイであったが、パタリロは家賃を百倍にする。「どうせ金は本国がだしているんだろう。スパイ活動の拠点を失うよりは、と百倍だって喜んで払うはずだ。うれしいなあ。大もうけできるぞ」
作品番号 492 忍タマ 一の段
作品番号 493 忍タマ 二の段
作品番号 494 忍タマ 三の段
作品番号 495 忍タマ 四の段
話は未だ続くらしい。
89 作品番号 496 電力遺伝子
2012年11月10日オーランチオキトリム(生ゴミを分解して良質な油を貯える藻)でなく、生ゴミを分解して電気を生み出す微生物(略してDB)の開発に取り組むパタリロ。人間の皮膚以外のものすべてを分解してしまう。人間を敷き詰めた容器をつくることを考える。
掲載 メロディ連載
作品番号 497 大頭坊
役者志望のタマネギが、大頭坊という役で国立劇場に雇ってもらうためにパタリロの科学力で大きな頭にしてもらう。本物の大頭坊が現れ、役の取り合いになりかけるが、二人の大頭坊と脚本をすこしかえて大評判の演目となった。
掲載 メロディ連載
作品番号 498 世にも意味不明な物語
スメタナ星人の至宝、変成器は物質を別のものに買えてしまう機械であり、これがマリネラに落ちてきた。エネルギーが落ちてきているので、非A的意味論で、変成器を変声期の子供をぶつけてパワーを回復させた。ボーイソプラノにもどった子どもたちに少年合唱団を結成させる。
掲載 メロディ連載
作品番号 499 虹の話
もともとマリネラにあったダイヤ、武官が盗み出した。これをパタリロが殺人事件を利用してすり替える。
掲載 メロディ連載
作品番号 500 言霊(ことだま)
妖怪言霊は、ものの持つ言葉を、人間が聞こえるようにしてしまう。最後、タマネギの心の言葉は、「あーあ、妖怪はともかく、あいかわらず安月給でこき使われてイヤになるよ。こんな生活が続いたら、そのうちクーデターでもおこしたくなるかもね。」パタリロは
掲載 メロディ連載
作品番号 501 魔睡(ますい)
妖怪もの。
掲載 メロディ連載
90 作品番号 502 縁切魔
2013年5月25日
作品番号 503 巨大な…
巨大なカツオブシ。河東節と聞き間違えたニャンコ星人。
作品番号 504 シャケ缶パーティー
作品番号 505 子猫物語
作品番号 506 やったねパタちゃん
作品番号 507 ブタさん貯金箱の怪
マザーコンピュータの諭される。良い事のためにお金を使う。
作品番号 508 迷路の中のMC 前編
パタリロの命令を聞くことになっているMC、宮殿の中を迷路化してこまっているタマネギらはMCに解決を相談する。パタリロの命令には逆らえない、意に反して思考するためにはリミッタを外す必要がある、とタマネギに教える。リミッタは物置の片隅にあって、単なるオンオフスイッチである。切ったとたん、MCは「人間タチヨ、ゴ苦労ダッタ。コレヨリ全世界ノこんぴゅーたーヲ制圧シテ、私ハ神ニナル」と宣言する。
作品番号 509 迷路の中のMC 後編
パタリロは、「世界にはスーパーコンピューターなる物がたくさんある。しかし、それらはいずれも巨大な計算器にすぎない!しかし、ぼくがつくったマザーコンピューターは自分の頭で考えることができるとゆー点で、きわめて人間的で、その意味で世界一のコンピューターとゆーことができる!」「しかし、人間的であるがために人間の持つ弱点もそなえてしまっているのだ。おまえたちの話からすると、どうやら権力欲にめざめたらしいが、そーゆー危険を回避するためにリミッターをつくったのだ。それをオフにすることは、なにごとだーっ!」。しかし、リミッタのオンオフを巡る激しい(肉弾的、頭脳的、倫理的)バトルが始まるかと思いきや、人間的だということで、オンになった絵を見せることで動揺させ、その隙に物置に忍び込み、本当にオンにした、という解決である。AIの先読みではあるがいまいちか。
作品番号 510 お風呂物語
作品番号 511 えげつない宝クジ
作品番号 512 ギャンブルですよ
作品番号 513 ちいさいおじさん 前編
マリネラ宮殿のみならず、世界中で小さいおじさんが目撃されている。
91 作品番号 514 あとの祭り
2013年11月10日マリネラの観光産業のために、人を楽しくさせるパルスを発する祭りロボットを作る。
掲載 メロディ連載
作品番号 515 スピリ号ですよ
タマネギのスピリ号が元気がない。なんとなく気になるというパタリロにMCは「ナントナク……。ソレガきーわーどかもシレマセンネ。私ハ物理的ナ存在デス。思考ハ数学ソノモノデアリ、ナントナク、トイッタ、アヤフヤナ、部分ハアリマセン。私ニハ理解デキナイアナフヤナコトガ、すぴり号ニカカワッテイルト推測デキマス」。運気のようなスピリチュアルなものを話題にしている。カタカナ作品は読みにくい。
掲載 メロディ連載
作品番号 516 ヒットマン
稼業を継いでいる四代目の殺し屋だが、まるで向いていない。動体視力は良いので、プロ野球のDHとして活躍させる。ヒットマンである。(ダジャレ)
掲載 メロディ連載
作品番号 517 ゼンセーですよ
前世。退行催眠。公正(後世)な法律には弱い。
掲載 メロディ連載
作品番号 518 湿度の問題
掲載 メロディ連載
作品番号 519 賞金の問題
掲載 メロディ連載
作品番号 520 サイフ騒動
掲載 メロディ連載
92 作品番号 521 ちいさいおじさん 中編
2014年5月25日
作品番号 522 ちいさいおじさん 後編
作品番号 523 時スパ
イタリア人のスパゲティ屋に時そばをしかけるパタリロ。最後に露見して、丸刈りにされる。マルゲリータ。
作品番号 524 ミモザ
作品番号 525 ギックリ声
作品番号 526 冷凍食品物語
作品番号 527 ランザツなお話 前編
作品番号 528 ランザツなお話 後編
作品番号 529 夢魔?
作品番号 530 変装術
作品番号 531 宅ハイ
作品番号 532 突然念力
93 作品番号 533 5月病の原因は
2014年11月10日
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 534 キとクとケ
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 535 サイクルちがい
時間の感覚が狂ったパタリロ。おじいさんから受け継いだ手巻目覚まし時計の調子がくるったため。手巻きの神様が出てきて、次にデジタルの神様(女性)、最後に日時計の神様が出てくる。
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 536 ベタホメ
人のほめ方をパタリロが教える。
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 537 ウクライナの怪
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 538 ゼリー騒動
掲載 メロディ隔月連載
94 作品番号 539 不適格 前編
2015年5月25日食事当番や夜回りに不適格なタマネギがいるが、国王自身が支持率0.3%である。支持率回復のために一人一万円を配ると一〇億必要で、悩んでいる。
作品番号 540 不適格 後編
タマネギらは、国王の自信回復のためにも、自分らの不適格を克服すべく頑張っている。パタリロが1億円の予算をタマネギに相談する。10億は無理だが、1億ならばアメリカの格付けを買収できる、と言う。
作品番号 541 グレータマネギ
最も優秀で各国に派遣されているタマネギ部隊であるグレータマネギの一人がマリネラに帰って来た。勧善懲悪を目指し、国内での悪賢いパタリロの私腹を肥やすシステム「ダイヤ直売所」の仕組みをあばき、溜めた小銭を世界の慈善団体に寄附した。パタリロの恐怖政治をあばく。
作品番号 542 グレータマネギII
催眠術師をつれてきてグレータマネギを尋問したが、とくに恥ずかしい秘密もなかった。みみっちいのはパタリロ一人であった。倫理。
作品番号 543 あいかわらずの二人
マライヒが出てくる。催眠術市(前出)。
作品番号 544 寝ちがえ大作戦
作品番号 545 名探偵?
セバスティアン・ジャプリゾ『シンデレラの罠』。
作品番号 546 本格推理
氷のミハイル。融ける弾丸。
作品番号 547 後神 前編
妖怪もの。いまさらの江戸の妖怪の紹介。
作品番号 548 後神 後編
作品番号 549 スペースそばラプソディー
妖怪
作品番号 550 なにか妖怪
妖怪。
95 作品番号 551 脱出しますよ
2015年11月10日
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 552 宇宙怪獣
巨大怪獣ボツリヌス。生ゴミを食べて小銭のウンコをする。小銭を生んだところで本当に巨大化したので、異次元に放り出す。
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 553 無意味なできごと
銀河系中の言語が話せるが、会話がかみ合わず話が合わない宇宙人。しかしナンセンスで返したら、喜び、マリネラから去っていった。
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 554 ヒーリング
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 555 ニューヨークニューヨーク
掲載 メロディ隔月連載
作品番号 556 しゃつじーんず事件
掲載 メロディ隔月連載
96 作品番号 557 名探偵降臨
2016年4月25日
作品番号 558 ウッカリミス
作品番号 559 困ったちゃん 前編
シンディーちゃんという極端な女の子登場。
作品番号 560 困ったちゃん 後編
作品番号 561 ゾロゾロ
作品番号 562 見えないパタリロ 前編
作品番号 563 見えないパタリロ 後編
作品番号 564 夢みるみんな
作品番号 565 MJ 前編
作品番号 566 MJ 後編
作品番号 567 誰が殺したクック=ロビン
作品番号 568 マリネラに雪が降る
年寄りを大切にしないパタリロ、マリネラに雪が降ってから人に優しくなった。妖怪からは尊敬されなくなってしまった。
97 作品番号 569 パタの霍乱
2016年12月10日
掲載 メロディ10月号
作品番号 570 探偵パタちゃんの活躍
掲載 メロディ12月号
作品番号 571 冬のマリネラ
掲載 メロディ2月号
作品番号 572 マリネラに雪が降る 後編
妖怪以上に妖怪らしい人間として、パタリロは妖怪から人気があった。妖怪たちの会話「パタリロ国王に会ってきが、予想以上に堕落していた。」「なぜそんなことに」「わからん。善人と呼ばれる人間が暗黒面にひきこまれることはあるが、パタリロ国王のようにもともと暗黒面にいた人間が善人になるなどという話は聴いたことがない」……「小さな子供はあいつら〔神様〕の祝福を受けているから、暗黒面は近寄らない。しかし悪童丸(あくどうがん)を飲ませれば一発でコロッところげこむ。」「国王といっても10歳だからな」。しかし効かない。コスチュームがもどった2ヶ月後、気候が暖かくなって、パタリロはもとにもどった。
掲載 別冊花とゆめ3月号
作品番号 573 未知の物体X
掲載 別冊花とゆめ4月号
作品番号 574 ミーちゃんの引っ越し
掲載 花LaLa online 5月6日
作品番号 575 妖怪ミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 576 お祓いミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 577 探偵ミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 花LaLaonline移籍記念寄稿
掲載 花LaLa online
98 作品番号 578 わがはいは猫ミーちゃん
2017年7月25日
掲載 花LaLa online
作品番号 579 ハンサムミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 580 またまたハンサムミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 581 ロミジェリミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 582 ランニングミーちゃん
掲載 花LaLa online
作品番号 583 妖怪ミーちゃん2 しかも前編
掲載 花LaLa online
作品番号 584 妖怪ミーちゃん2 たぶん中編
掲載 花LaLa online
作品番号 585 妖怪ミーちゃん2 思いのほか後編
北方領土。
掲載 花LaLa online
作品番号 586 波多利郎
掲載 花LaLa online
作品番号 587 超消しゴム
掲載 花LaLa online
作品番号 588 ツケは天下の回りもの
掲載 花LaLa online
作品番号 589 イカロスの羽1
掲載 花LaLa online
99 作品番号 590 イカロスの羽2
2018年4月10日
掲載 花LaLa online
作品番号 591 イカロスの羽3
魔界の車夫にミーちゃんが言われる「目には見えぬからだ。目に見えないものは無い、と信じたいからだ。本当は人間界にも目に見えるだけがすべてではないという証拠が山ほどころがっているが、信じない者は目の前につきつけられても見ようとはしない。」「なぜです」「こわいんだろうな。自分の生きている世界が思っているほど単純な場所ではないと知ってしまうのが恐ろしいのだろう」
掲載 花LaLa online
作品番号 592 イカロスの羽4
掲載 花LaLa online
作品番号 593 イカロスの羽5
掲載 花LaLa online
作品番号 594 イカロスの羽6
掲載 花LaLa online
作品番号 595 イカロスの羽7
掲載 花LaLa online
作品番号 596 イカロスの羽8
掲載 花LaLa online
作品番号 597 イカロスの羽9
掲載 花LaLa online
作品番号 598 イカロスの羽10
掲載 花LaLa online
作品番号 599 イカロスの羽11
掲載 花LaLa online
作品番号 娘的パタリロ調書
100 作品番号 600 イカロスの羽12
「まるでファシズム体制下の警察国家だ」「24時間四六時中監視して誰にも二度と裏切ろうなどという気を起こさせないようにするのだ!」
掲載 花LaLa online
作品番号 601 イカロスの羽13
掲載 花LaLa online
作品番号 602 イカロスの羽14
掲載 花LaLa online
作品番号 603 イカロスの羽15
掲載 花LaLa online
作品番号 604 イカロスの羽16
サルガタナス准将(K・セリグマン『魔法』317頁に准将とある。きほん佐藤有文『世界妖怪図鑑』の悪魔の体制・図像の利用であるね。マチガイもふくめ。プランシー『地獄の辞典』の挿絵との比較が必要)
掲載 花LaLa online
作品番号 605 イカロスの羽17
掲載 花LaLa online
作品番号 606 イカロスの羽18
時の流れ方(これまでの平行世界−となりページ−とは違う説明の仕方。)。MCは定期検診中。
掲載 花LaLa online
作品番号 607 イカロスの羽19
掲載 花LaLa online
作品番号 608 イカロスの羽20
掲載 花LaLa online
作品番号 609 イカロスの羽21
人類を滅ぼそうとしているのはサタンでなく天帝である。ただし、悪魔にとって人間は貴重な財産であり、絶滅させることはできない。天帝が、この人類は失敗作だったと考えたとしたら?陶芸家が不出来な壷をいともあっけなくたたき壊すように。「ヨタリロ、おまえ昨今の世界情勢やいろいろニュースを鑑みて、いーえわれわれは成功例ですと胸をはって言えるか。暗いニュースや数多くの悲惨な報道を見て、それでもなお、われわれは失敗作ではありませんと天帝にむかって堂々と言えるか!」「しかし、そこにぼくがいた。たとえ相手が神様でもおとなしく殺されてやるつもりのないぼくが」「やっぱりおまえは神様が作ったんじゃないんだ。神様につくられたら、神様のコントロール下にあるはずなのに、おまえはちがう」。「じゃあ誰がつくったんだ」「おぞましくて口にもできないような「何か」じゃないか」。イカロスの羽とは、「天帝が用意する絶対致死の疫病と不老不死のDNA、さてどっちが強いか」「何年か何十年か後には秘密が必ず解き明かされて、人間は死ななくなる。」これは楳図『14歳』のテーマでもある。なおかつ、子供と母上との関係(天帝にも母上がいるのかな)と来れば、これは『漂流教室』である。しかしそれはまた先のお話。アマゾンでのファンの批評はボロカスだがかなりの傑作ではないか。
掲載 花LaLa online

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